REPO! レポ

REPO! レポ
監督かんとく	ダーレン・リン・バウズマン
脚本きゃくほん	ダーレン・スミス テランス・ズダニッチ
製作せいさく	ダーレン・リン・バウズマン YOSHIKI
出演しゅつえん者しゃ	アレクサ・ヴェガ アンソニー・ヘッド ポール・ソルヴィノ パリス・ヒルトン ビル・モーズリー サラ・ブライトマン
音楽おんがく	YOSHIKI（音楽おんがく総そう指揮しき） ダーレン・スミス テランス・ズダニッチ
撮影さつえい	ジョセフ・ホワイト
編集へんしゅう	ハーヴェイ・ローゼンストック
製作せいさく会社かいしゃ	ツイステッド・ピクチャーズ
配給はいきゅう	ライオンズゲート ザナドゥー
公開こうかい	2008年ねん11月7日にち 2009年ねん3月21日にち
上映じょうえい時間じかん	97分ふん
製作せいさく国こく	アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく
言語げんご	英語えいご
製作せいさく費ひ	$8,500,000
興行こうぎょう収入しゅうにゅう	$179,029

『REPO! レポ』（原題げんだい: Repo! The Genetic Opera）はダーレン・リン・バウズマン監督かんとくのロックミュージカル映画えいが。2008年ねん11月7日にちにアメリカで公開こうかいされた。映画えいがはダーレン・スミスとテランス・ズダニッチが創作そうさくした演劇えんげきを基もとに創つくられた。

ストーリー

2056年ねん、死しに至いたる流行りゅうこう性せいの臓器ぞうき不全ふぜんが発生はっせいし、地球ちきゅう規模きぼの大だいパニックに陥おちいる。科学かがく者しゃたちは臓器ぞうき狩かりの計画けいかくを打うち出だし、その計画けいかくによって臓器ぞうき移植いしょくを主しゅたる事業じぎょうとする大だいバイオテック企業きぎょう「ジーン社しゃ」が出現しゅつげんする。ジーン社しゃは回収かいしゅうを含ふくめた賠償ばいしょう請求せいきゅう権けんを有ゆうしており、臓器ぞうき代金だいきんの支払しはらいが滞とどこおったものに対たいしてはジーン社しゃと契約けいやくを結むすんだ暗殺あんさつ者しゃとしての能力のうりょくをも有ゆうする「レポマン」と呼よばれる回収かいしゅう人じんが臓器ぞうき回収かいしゅうに当あたる。

物語ものがたりは極きわめて稀まれな血液けつえき病びょうを患わずらう17歳さいの少女しょうじょ、アレクサ・ヴェガ演えんじるシャイロ・ウォーレンスを中心ちゅうしんに進すすむ。シャイロはアンソニー・ヘッド演えんじる父ちち・ネイサン・ウォーレンスによって家いえの中なかで外界がいかいから固かたく守まもられていた。シャイロは家いえから出でて、外そとの世界せかいに触ふれたい気持きもちを抑おさえるのにもがき苦くるしんでいたが、父ちちネイサンも自みずからの職業しょくぎょうである「レポマン」としての次つぎの標的ひょうてきに苦悩くのうしていた。その標的ひょうてきとはサラ・ブライトマン演えんじる女性じょせいオペラ歌手かしゅブラインド・マグ。彼女かのじょは死しんだシャイロの母ははマーニの親友しんゆうであった。

一方いっぽう、ジーン社しゃの社長しゃちょうであるロッティ（ポール・ソルヴィノ）とその長女ちょうじょアンバー（パリス・ヒルトン）、そしてロッティの二人ふたりの息子むすこルイージとパヴィ（ビル・モーズリー、ニヴェック・オーガ各かく）から成なるラルゴ家かは、死しにゆくロッティの社長しゃちょうの座ざを巡めぐって残のこされた3人にんの兄弟きょうだい間あいだで争あらそいが繰くり広ひろげられる。

やがて二ふたつの物語ものがたりは「ジーンオペラ」を舞台ぶたいに合流ごうりゅうする。

キャスト

シャイロ・ウォーレンス - アレクサ・ヴェガ

母親ははおやからの遺伝いでんにより発症はっしょうした血液けつえき病びょうのため、自宅じたくに軟禁なんきんされた少女しょうじょ。

ロッティ・ラルゴ - ポール・ソルヴィノ

ジーン社しゃの死しにゆく社長しゃちょう。

アンバー・スウィート - パリス・ヒルトン

美容びよう整形せいけい手術しゅじゅつ中毒ちゅうどくのロッティの長女ちょうじょ。

ルイージ・ラルゴ - ビル・モーズリー

ロッティの長男ちょうなん。怒いかりっぽい性格せいかく。

ネイサン・ウォーレンス - アンソニー・ヘッド

シャイロの父ちちであり、妻つま・マルニを亡なくした男おとこやもめ。合法ごうほう的てき暗殺あんさつ者しゃ“レポマン”としての裏うらの顔かおを持もつ。

ブラインド・マグ - サラ・ブライトマン

盲目もうもくとして生うまれるが、ジーンオペラで歌うたうことと引ひき換かえにジーン社しゃにより視力しりょくを得える。

パヴィ・ラルゴ - ニヴェック・オーガ

ロッティの次男じなん。バカで見栄みえっ張ぱりな性格せいかく。

プロダクション

撮影さつえいは2007年ねんのカナダで開始かいしされた。計画けいかくでは2008年ねん4月がつ25日にちに封切ふうぎられる予定よていであったが、2008年ねん11月7日にちに延期えんきとなった。なお、エグゼクティブ・プロデューサーとして名なを連つらねるX JAPANのメンバーYOSHIKIが、本ほん映画えいがのサウンドトラックのプロデュースとテーマソングを手てがけている。

備考びこう

• 劇場げきじょう版ばんの最初さいしょの映像えいぞう化かとしては、ダーレン・リン・バウズマンが手てがけたショウニー・スミス主演しゅえんの10分間ふんかんの予告編よこくへんであり、原作げんさくの映画えいが会社かいしゃへの売うり込こみが目的もくてきであった。
• 予告編よこくへんから唯一ゆいいつ、本編ほんぺんに継続けいぞく出演しゅつえんしている出演しゅつえん者しゃは、共同きょうどう制作せいさく者しゃであり脚本きゃくほん家かでもあるテランス・ズダニッチのみである。ズダニッチは劇場げきじょう版ばん、映画えいが予告編よこくへん、映画えいが本編ほんぺんの三さん作品さくひん全すべてに盗掘とうくつ者しゃ役やくで出演しゅつえんしている。
• ヒーザー・スウィートとルッチ・ラルゴは、映画えいが化かに際さいしそれぞれアンバー・スウィートとルイージ・ラルゴに役名やくめいが変更へんこうされた。
• 2008年ねん9月がつ30日にちにサウンドトラックが発売はつばいされた。
• パリス・ヒルトンは本ほん作さくの出演しゅつえんでゴールデンラズベリー賞しょうの最悪さいあく助演じょえん女優じょゆう賞しょうを受賞じゅしょう。同年どうねんの「The Hottie and the Nottie」の最悪さいあく主演しゅえん女優じょゆう賞しょう・最悪さいあくスクリーンカップル賞しょうと併あわせて3部門ぶもん受賞じゅしょうした。

サウンドトラック

詳細しょうさいは「REPO! レポ (サウンドトラック)」を参照さんしょう

2008年ねん9月がつ30日にちに、映画えいがのサウンドトラックがリリースされた。販売はんばいは Amazon.com と iTunes のみ。

1. 「Genetic Repo Man」
2. 「Crucifixus」
3. 「Things You See in a Graveyard」
4. 「Infected」
5. 「Legal Assassin」
6. 「Bravi!」
7. 「21st Century Cure」
8. 「Mark It Up」
9. 「Can't Get It Up If the Girl's Breathing?」
10. 「Zydrate Anatomy」
11. 「Thankless Job」
12. 「Chase the Morning」
13. 「Seventeen」
14. 「Gold」
15. 「Night Surgeon」
16. 「At the Opera Tonight」
17. 「We Started This Op'ra Shit!」
18. 「Needle Through a Bug」
19. 「Chromaggia」
20. 「Let the Monster Rise」
21. 「I Didn't Know I'd Love You So Much」
22. 「Genetic Emancipation」

外部がいぶリンク

• オフィシャルサイト
• 日本にっぽんオフィシャルサイト
• 劇場げきじょう版ばんオフィシャルサイト
• ダーレン・リン・バウズマンとアレクサ・ヴェガのインタビュー (Alternative Film Guide)
• テランス・ズダニッチとビル・モーズリーのインタビュー (Alternative Film Guide)
• 「Repo! the Genetic Opera」のレビュー (Alternative Film Guide)
• Repo! - オールムービー（英語えいご）
• Repo! - IMDb（英語えいご）