SINGALONG

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曖昧さ回避 この項目こうもくでは、緑黄色りょくおうしょく社会しゃかいのアルバムについて説明せつめいしています。その他たの用法ようほうについては「シンガロング」をご覧らんください。
緑黄色りょくおうしょく社会しゃかい > SINGALONG
『SINGALONG』
緑黄色りょくおうしょく社会しゃかい の スタジオ・アルバム
リリース
録音ろくおん
  • Sony Music Studios Tokyo
  • LAB recorders
  • 青葉台あおばだいスタジオ
  • HeartBeat recording studio
  • Epic Casino Studio
ジャンル
時間じかん
レーベル Epic Records Japan
専門せんもん評論ひょうろん家かによるレビュー
後述こうじゅつを参照さんしょう
チャート最高さいこう順位じゅんい
後述こうじゅつを参照さんしょう
緑黄色りょくおうしょく社会しゃかい アルバム 年表ねんぴょう
  • SINGALONG
  • （2020年ねん）
『SINGALONG』収録しゅうろくのシングル
  1. 「想おもい人じん」
    リリース: 2019年ねん8月がつ30日にち
  2. 「sabotage」
    リリース: 2019年ねん11月6日にち
  3. 「Shout Baby」
    リリース: 2020年ねん2月がつ19日にち
  4. 「夏なつを生いきる」
    リリース: 2020年ねん7月がつ31日にち
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『SINGALONG』（シンガロング[3]）は、日本にっぽんのポップ・ロック・バンドである緑黄色りょくおうしょく社会しゃかいの通算つうさん2作さく目めのフル・アルバム。2020年ねん4月がつ22日にちに配信はいしんが開始かいしされ、2020年ねん9月がつ30日にちにCDとしてSony Music Labelsの社内しゃないレーベルEpic Records Japanより発売はつばいされた。2018年ねんに発売はつばいされた『緑黄色りょくおうしょく社会しゃかい』以来いらい約やく2年ねんぶりかつ、メジャーデビュー後ごでは初はつとなるフル・アルバム[4][5]。シングルとして発表はっぴょうされた「想おもい人じん」、「sabotage」、「Shout Baby」を含ふくむ全ぜん13曲きょくが収録しゅうろくされた。

アルバム『SINGALONG』は、オリコン週間しゅうかんアルバムランキングで最高さいこう位い7位い、Billboard Japan Hot Albumsで最高さいこう位い8位いを記録きろくした。

背景はいけい・リリース[編集へんしゅう]

2020年ねん3月がつ7日にち、4月がつ22日にちにメジャーデビュー後ごでは初はつとなるフル・アルバム『SINGALONG』を初回しょかい限定げんてい盤ばんと通常つうじょう盤ばんの2形態けいたいで発売はつばいすることを発表はっぴょうされ[4]、同日どうじつにティザー映像えいぞうが公開こうかいされた[6]。アルバムタイトルおよび1曲きょく目めのタイトル「SINGALONG」には、「心しんの底そこから湧わき出でてくるような、心しんで繋つながっているような“一緒いっしょ”」という意味いみが込こめられている[7]。元々もともとはコンセプトやビジョンはなく、タイアップ曲きょくは必かならず入いれるということを前提ぜんていに、バランスを見みながら選曲せんきょくが行おこなわれ、揃そろった曲きょくを見渡みわたして「歌うたが軸じくになっている」ということから「SINGALONG」というタイトルが決きまった[8]。3月28日にちに全曲ぜんきょくトレーラーが公開こうかいされた[9]。

2020年ねん4月がつ13日にち、本ほん作さくから「Mela!」の先行せんこう配信はいしんが開始かいし[10]。同日どうじつ、4月がつ7日にちに新型しんがたコロナウイルスによる緊急きんきゅう事態じたい宣言せんげんが発令はつれいされた影響えいきょうを受うけてCDの発売はつばいを延期えんきすることを発表はっぴょう[11]。一方いっぽう、ダウンロード・ストリーミング配信はいしんは本来ほんらいの発売はつばい日びであった4月がつ22日にちに開始かいしされた[12][13]。

2020年ねん7月がつ24日にちに無む観客かんきゃく配信はいしんライブ『SINGALONG tour 2020 -夏なつを生いきる-』を開催かいさいし、同どうライブにて本ほん作さくCDの発売はつばい日びが9月30日にち、発売はつばい形態けいたいが「初回しょかい限定げんてい夏なつを生いきた盤ばん」を加くわえた3形態けいたいに変更へんこうとなることを発表はっぴょうした[14]。初回しょかい限定げんてい盤ばんには1stシングル『sabotage』のリリースを記念きねんしたスタジオライブ『奏かなでた音おとの行方ゆくえ vol.2 -2019.11.10-』のライブ映像えいぞうとミュージック・ビデオ5作品さくひんを収録しゅうろくしたBlu-rayが付属ふぞく[15]。また、初回しょかい仕様しようとして前者ぜんしゃには収録しゅうろく曲きょくの歌詞かしを記載きさいしたグラフィックカードとメンバーによる収録しゅうろく曲きょくの解説かいせつが掲載けいさいされたフォトブック、後者こうしゃには小林こばやし壱いち誓ちかいが手てがけたメンバーイラストステッカーが付属ふぞくする[4][5][16]。初回しょかい限定げんてい夏なつを生いきた盤ばんには、本ほん作さくのCDに先駆さきがけて配信はいしんされた「夏なつを生いきる」、「Mela!」のリミックスバージョン、無む観客かんきゃく配信はいしんライブ『SINGALONG tour 2020 -夏なつを生いきる-』からのライブ音源おんげん2曲きょくと、7月がつ12日にちにFM802で放送ほうそうされたリモート・ドキュメンタリー番組ばんぐみ『802 BINTANG GARDEN『緑黄色りょくおうしょく社会しゃかいの社会しゃかい実験じっけん』』を収録しゅうろく。また、ディスクジャケットは『夏なつを生いきる』のジャケットを踏襲とうしゅうしたデザインとなっている[17]。

評価ひょうか[編集へんしゅう]

ライターの吉羽よしばさおりは、『Skream!』に寄稿きこうしたレビューで、全ぜん収録しゅうろく曲きょくに共通きょうつうする点てんを長屋ながや晴子はるこのエモーショナルな歌うたであり、それを最大限さいだいげん輝かがやかせる3人にんのエネルギーとし、その激はげしくも楽たのしいぶつかり合ごういが“SINGALONG”を生うむと評ひょうした[2]。音楽おんがくライターの金子かねこ厚あつし武たけは、『bounce』（2020年ねん5月がつ号ごう）に寄稿きこうしたレビューで、本ほん作さくをバンドの知名度ちめいどを上昇じょうしょうさせた“sabotage”に顕著けんちょな躍動やくどう感かん溢あふれるバンド・アンサンブルはそのままに、長屋ながや晴子はるこの伸のびやかな〈歌うた〉に焦点しょうてんを当あて、J-Popとしての完成かんせい度どを高たかめたメジャー・ファースト・アルバムとし、ソウル調しらべの「Mela!」や「ドラマティックなストリングス」を使用しようした複数ふくすうのミドル・バラードがその印象いんしょうを強つよめていると評ひょうした[1]。

ライターの伊藤いとう亜希あきは、アルバム『SINGALONG』の収録しゅうろく曲きょくから「繰くり返かえし聴ききたくなる強つよみ」を分析ぶんせきした記事きじの中なかで、本ほん作さくを「緑黄色りょくおうしょく社会しゃかいというエネルギーそのもの」と表現ひょうげんした[18]。

収録しゅうろく曲きょく[編集へんしゅう]

CD（全ぜん形態けいたい共通きょうつう）
#タイトル作詞さくし作曲さっきょく編曲へんきょく時間じかん
1.「SINGALONG」 緑黄色りょくおうしょく社会しゃかい
  • 緑黄色りょくおうしょく社会しゃかい
  • LASTorder
2.「sabotage」長屋ながや晴子はるこ長屋ながや晴子はるこ
3.「Mela!」
  • 長屋ながや晴子はるこ
  • 小林こばやし壱いち誓ちかい
  • peppe
  • 穴見あなみ真ま吾われ
  • 横山よこやま裕章ひろあき
  • 緑黄色りょくおうしょく社会しゃかい
4.「想おもい人じん」長屋ながや晴子はるこ小林こばやし壱いち誓ちかい
  • Naoki Itai
  • 緑黄色りょくおうしょく社会しゃかい
5.「inori」小林こばやし壱いち誓ちかい小林こばやし壱いち誓ちかい
  • Tomi Yo
  • 緑黄色りょくおうしょく社会しゃかい
6.「Shout Baby」長屋ながや晴子はるこ長屋ながや晴子はるこ
  • Naoki Itai
  • 緑黄色りょくおうしょく社会しゃかい
7.「スカーレット」穴見あなみ真ま吾われ穴見あなみ真ま吾われ
  • 川口かわぐち圭けい太ふとし
  • 緑黄色りょくおうしょく社会しゃかい
8.「一いち歩ほ」長屋ながや晴子はるこ長屋ながや晴子はるこTomi Yo
9.「愛あいのかたち」長屋ながや晴子はるこ長屋ながや晴子はるこ
  • 緑黄色りょくおうしょく社会しゃかい
  • LASTorder
10.「幸しあわせ」長屋ながや晴子はるこ長屋ながや晴子はるこ
  • soundbreakers
  • 緑黄色りょくおうしょく社会しゃかい
11.「Brand New World」小林こばやし壱いち誓ちかい小林こばやし壱いち誓ちかい
  • soundbreakers
  • 緑黄色りょくおうしょく社会しゃかい
12.「あのころ見みた光ひかり」
  • 小林こばやし壱いち誓ちかい
  • 長屋ながや晴子はるこ
peppe
  • Naoki Itai
  • 緑黄色りょくおうしょく社会しゃかい
13.「冬ふゆの朝あさ」長屋ながや晴子はるこ長屋ながや晴子はるこ
  • soundbreakers
  • 緑黄色りょくおうしょく社会しゃかい
合計ごうけい時間じかん:
Blu-ray（初回しょかい限定げんてい盤ばんのみ）
#タイトル作詞さくし作曲さっきょく・編曲へんきょく
1.「またね」(奏かなでた音おとの行方ゆくえ vol.2 -2019.11.10-)  
2.「逆転ぎゃくてん」(奏かなでた音おとの行方ゆくえ vol.2 -2019.11.10-)  
3.「sabotage」(奏かなでた音おとの行方ゆくえ vol.2 -2019.11.10-)  
4.「Alice」(奏かなでた音おとの行方ゆくえ vol.2 -2019.11.10-)  
5.「真夜中まよなかドライブ」(奏かなでた音おとの行方ゆくえ vol.2 -2019.11.10-)  
6.「想おもい人じん」(奏かなでた音おとの行方ゆくえ vol.2 -2019.11.10-)  
7.「あのころ見みた光ひかり」(Music Video)  
8.「幸しあわせ」(Music Video)  
9.「想おもい人じん」(Music Video)  
10.「sabotage」(Music Video)  
11.「Shout Baby」(Music Video)  
CD（初回しょかい生産せいさん限定げんてい夏なつを生いきた盤ばん）
#タイトル作詞さくし作曲さっきょく編曲へんきょく時間じかん
1.「夏なつを生いきる」長屋ながや晴子はるこ長屋ながや晴子はるこ
  • Naoki Itai
  • 緑黄色りょくおうしょく社会しゃかい
2.「Mela!」(夏なつを生いきたRemix)
  • 長屋ながや晴子はるこ
  • 小林こばやし壱いち誓ちかい
  • peppe
  • 穴見あなみ真ま吾われ
LASTorder（リミキサー）
3.「sabotage」(SINGALONG tour 2020 -夏なつを生いきる- 2020.7.24)長屋ながや晴子はるこ長屋ながや晴子はるこ 
4.「Shout Baby」(SINGALONG tour 2020 -夏なつを生いきる- 2020.7.24)長屋ながや晴子はるこ長屋ながや晴子はるこ 
5.「802 BINTANG GARDEN「緑黄色りょくおうしょく社会しゃかいの社会しゃかい実験じっけん」」   
6.「夏なつにバテる」(Secret Track)小林こばやし壱いち誓ちかい小林こばやし壱いち誓ちかい 
合計ごうけい時間じかん:

曲きょくの解説かいせつ[編集へんしゅう]

SINGALONG[編集へんしゅう]

「SINGALONG」は、本ほん作さくのオーバーチュア[18]。本ほん作さくのレコーディングが完了かんりょうした段階だんかいでアルバムのタイトルを考かんがえ、「アルバムの序曲じょきょくのようなものが欲ほしい」ということから最後さいごに制作せいさくされた[19]。 4人にんで方向ほうこう性せいについて話はなし合あった後のちに、小林こばやしがイメージを作つくり「そこから膨ふくらませていこう」という話はなしであったが、当初とうしょのイメージとは違ちがう曲きょくとなった[20]。そこからpeppeが鍵盤けんばんを弾ひき、小林こばやしがアコースティック・ギター、穴見あなみがエレクトリック・ギターを弾ひきながらコードが作つくられた[20]。また、穴見あなみは「フレディの真似まねみたいなボーカルを6声ごえくらい重かさねてみたりして、膨ふくらせていきましたね。でも、結局けっきょくその人ひとたち（声こえ）は採用さいようされなかったけど」と語かたっている[20]。

sabotage[編集へんしゅう]

詳細しょうさいは「sabotage (緑黄色りょくおうしょく社会しゃかいの曲きょく)」を参照さんしょう

「sabotage」は、2019年ねん11月6日にちに1stシングルとして発売はつばいされた楽曲がっきょく[21]。初回しょかい生産せいさん限定げんてい夏なつを生いきた盤ばんに付属ふぞくのCDには、無む観客かんきゃく配信はいしんライブ『SINGALONG tour 2020 -夏なつを生いきる-』でのライブ音源おんげんが収録しゅうろくされている[17]。

Mela![編集へんしゅう]

詳細しょうさいは「Mela!」を参照さんしょう

「Mela!」は、本ほん作さくのリード曲きょく[22]。初回しょかい生産せいさん限定げんてい夏なつを生いきた盤ばんに付属ふぞくのCDには、LASTorderによるリミックスバージョン「Mela! (夏なつを生いきたRemix)」が収録しゅうろくされている[17]。

想おもい人じん[編集へんしゅう]

詳細しょうさいは「想おもい人じん」を参照さんしょう

「想おもい人じん」は、2019年ねん8月がつ30日にちに配信はいしん限定げんていシングルとして発表はっぴょうされた楽曲がっきょく[23]。本ほん作さくで初はつCD化かとなった。

inori[編集へんしゅう]

「inori」は、小林こばやしが作詞さくし作曲さっきょくを手てがけたエレクトロニカ調しらべの楽曲がっきょく[24]。小林こばやしは楽曲がっきょくを作つくった時ときのことを覚おぼえておらず、「とりあえず変へんな曲きょくを作つくりたいと思おもってて…」と語かたっている[20]。長屋ながやは本ほん作さくのデモの印象いんしょうが「今いままでバンドでやったことのない感かんじ」すぎて、歌うたう身みとして不安ふあんみたいなものがあったと語かたっている[20]。

当初とうしょ歌詞かしは長屋ながやが書かく予定よていだったが、長屋ながやが他たの楽曲がっきょくに取とり組くんでいたことと、「どうしても書かきたいことがある」という小林こばやしの意思いしを尊重そんちょうする形かたちで小林こばやし単独たんどくの作詞さくし作曲さっきょくとなった[24][19][20]。小林こばやしはプライベートでショッキングな事件じけんに遭遇そうぐうしてしまって、そこで何なにもできない自分じぶんに対たいしての戒いましめと想おもいを曲きょくにしたんですよ。だいぶオブラートに包つつんで、男女だんじょの恋愛れんあいの話はなしに当あてはめた歌うたになっているんですけどねと語かたっている[19]。アレンジはトオミヨウによるもので、小林こばやしが制作せいさくしたデモを基もとにエレクトロの要素ようそやストリングスが加くわえられた[24][19][20]。ベースはシンセベースが使用しようされ、ドラムも打うち込こみとなっている[20]。

Shout Baby[編集へんしゅう]

詳細しょうさいは「Shout Baby」を参照さんしょう

「Shout Baby」は、2020年ねん2月がつ19日にちに2ndシングルとして発売はつばいされた楽曲がっきょく[25]。初回しょかい生産せいさん限定げんてい夏なつを生いきた盤ばんに付属ふぞくのCDには、無む観客かんきゃく配信はいしんライブ『SINGALONG tour 2020 -夏なつを生いきる-』でのライブ音源おんげんが収録しゅうろくされている[17]。

スカーレット[編集へんしゅう]

「スカーレット」は、ドラマ『G線上せんじょうのあなたと私わたし』の主題歌しゅだいかを制作せいさくする中なかで書かかれた楽曲がっきょくを、改あらためて穴見あなみが歌詞かしを書かいたもの[26][注釈ちゅうしゃく 2]。穴見あなみは元々もともと存在そんざいしていた歌詞かしの断片だんぺんから広ひろげたとし、最初さいしょは、“恋愛れんあいの未熟みじゅくさ”みたいな切きり口くちから始はじめて。何なんでもない日々ひびがその主人公しゅじんこうを輝かがやかせているんだっていうようなと語かたっている[20]。穴見あなみによると「ギターを主役しゅやくにしたロックな曲きょくにしたかった」とのことで[20]、ギターのフレーズは基本きほん的てきに穴見あなみが作つくったフレーズがそのまま使用しようされ、ギターソロのみ川口かわぐち圭けい太ふとしによるアレンジをベースに小林こばやしが手直てなおしした[26]。楽曲がっきょく中ちゅうではローズ・ピアノが使用しようされており、長屋ながやは「この速はやいテンポの曲きょくで弾ひくローズのグリッサンドの感かんじ」が好すきと語かたっている[20]。

一いち歩ほ[編集へんしゅう]

「一いち歩ほ」は、長屋ながやが作詞さくし作曲さっきょくしたミドル・バラード[26]。当初とうしょは「とあるミステリー作品さくひん」を題材だいざいとし、ペースを乱みだしてくる人ひとがいて、その人ひとに困惑こんわくしているというテーマであった[20]。アレンジは、長屋ながやによると当初とうしょは「もうちょっと切せつなく、しっとりとした感かんじ」だったが、歌詞かしの雰囲気ふんいきにそぐわないということからトオミヨウの協力きょうりょくのもとで変更へんこうしたという[26]。ギターはバンド初はつの1トラックとなっている[26]。穴見あなみは「今いま、リョクシャカで一番いちばん好すきな曲きょくかもしれない」と語かたっている[20]。

発売はつばい後ご、北九州きたきゅうしゅう市立しりつ美術館びじゅつかん『ザ・フィンランドデザイン展てん』のイメージソングとして使用しようされた[27]。

愛あいのかたち[編集へんしゅう]

「愛あいのかたち」は、「フルで聴きいてもらうにあたり、箸休はしやすめ的てきな曲きょくがあってもいいのでは？」ということをきっかけに作つくられた楽曲がっきょく[28]。歌詞かしの内容ないようについて長屋ながやは、人間にんげんが生いきていく上うえでの最大さいだいのテーマを自分じぶんなりに書かけたかなという感触かんしょくがあって、だからパッと聴ききの印象いんしょうとちゃんと歌詞かしを見みながら聴きいた時ときの印象いんしょうが違ちがうという違和感いわかんを気きに入いっているので、そういう聴きき方かたをしてもらえると嬉うれしいですねと語かたっている[8]。楽曲がっきょくの途中とちゅうには小林こばやしや穴見あなみが、スタッフとともにボイスメモに録音ろくおんした喫茶店きっさてんを訪おとずれた際さいの入いれ店てん音おんや膨ふくらませた風船ふうせんを破裂はれつさせた音おと、ブースで録音ろくおんした雑談ざつだんが入はいっている[28]。穴見あなみはインディーズ盤ばんも出だしていない時期じきに「他人たにんと違ちがうことをやりたいね」と言いっていたとし、「その頃ころの感かんじが出でている曲きょくだと思おもいます」「だから、僕ぼくら自身じしんも、あの曲きょくを作つくってる時ときは単純たんじゅんに楽たのしかったですね」と語かたっている[8]。

発売はつばい後ご、2023年ねん4月がつ5日にちに公開こうかいされた日本にほんハム「中華ちゅうか名めい菜さい」のWebCMのテーマソングとして使用しようされた[29][30]。

幸しあわせ[編集へんしゅう]

詳細しょうさいは「幸しあわせ -EP-#幸しあわせ」を参照さんしょう

「幸しあわせ」は、2019年ねん5月がつ29日にちに発売はつばいされたEP『幸しあわせ -EP-』の表題ひょうだい曲きょく[31]。

Brand New World[編集へんしゅう]

「Brand New World」は、「野外やがいフェスのような場所ばしょで演奏えんそうすること」を想像そうぞうした楽曲がっきょくで、歌詞かし中ちゅうの「君きみ」は観客かんきゃくのことを指さしている[28]。初期しょきの楽曲がっきょくを意識いしきしており、小林こばやしは「『丘おかと小ちいさなパラダイム』みたいな空気くうき感かんの曲きょくを作つくりたかった」と語かたっている[20]。ドラムはスネアドラムを使用しようしない変則へんそく的てきなセッティングでレコーディングされた[32][20]。歌詞かし中ちゅうの「耳みみを澄すませ 始はじまりの歌うたが聴きこえてきた」というフレーズは「始はじまりの歌うた」、「新あたらしい光ひかりが見みえた」というフレーズは次つぎの曲きょく「あのころ見みた光ひかり」を指さしており、前者ぜんしゃのフレーズのあたりでは「始はじまりの歌うた」のリフがわずかに聴きこえる[8]。

中部ちゅうぶ7県けんのHonda CarsのCMソングとして使用しようされた[33]

あのころ見みた光ひかり[編集へんしゅう]

詳細しょうさいは「溢あふれた水みずの行方ゆくえ#あのころ見みた光ひかり」を参照さんしょう

「あのころ見みた光ひかり」は、2018年ねん11月7日にちに発売はつばいされた3rdミニ・アルバム『溢あふれた水みずの行方ゆくえ』収録しゅうろく曲きょく[34]。メンバーは「前作ぜんさくから今いまを繋つなぐ大事だいじな曲きょく」としている[35]。

冬ふゆの朝あさ[編集へんしゅう]

「冬ふゆの朝あさ」は、長屋ながやが大学だいがく時代じだいに書かいた楽曲がっきょく[28]。長屋ながやは、音楽おんがく活動かつどうをしていることを友人ゆうじんが認知にんちするようになった時期じきで、友人ゆうじんから褒ほめられることが増ふえたが純粋じゅんすいに喜よろこべない自分じぶんがいたとし、私わたしからしたらみんなもすごいし。やっていることは違ちがうけど、頑張がんばっていることは同おなじなのになって。ひねくれているんですけど、素直すなおに喜よろこべなかったんです（笑）。その頃ころに“みんな頑張がんばっているのにな”という気持きもちで書かいた曲きょくだったんですよ。で、当時とうじは名古屋なごやに住すんでいたんですけど、上京じょうきょうを思おもって書かいていたんですと説明せつめいしている[28]。2020年ねん2月がつにメンバー全員ぜんいんで上京じょうきょうしたことから、長屋ながやは「このタイミングで、この曲きょくを出だせるのがまたいいな」と思おもったと語かたっている[28]。

2019年ねん12月8日にちに昭和女子大学しょうわじょしだいがく人見ひとみ記念きねん講堂こうどうで開催かいさいされた『リョクシャ化か計画けいかく2019』の最終さいしゅう公演こうえんで未み発表はっぴょう曲きょくとしてピアノ弾ひき語がたりのアレンジで披露ひろうされた[36][20]。

夏なつを生いきる[編集へんしゅう]

詳細しょうさいは「夏なつを生いきる」を参照さんしょう

「夏なつを生いきる」は、2020年ねん7月がつ31日にちに配信はいしん限定げんていシングルとして発表はっぴょうされた楽曲がっきょく。初回しょかい生産せいさん限定げんてい夏なつを生いきた盤ばんにのみ収録しゅうろく[17]。

クレジット[編集へんしゅう]

※出典しゅってん[37][38]

緑黄色りょくおうしょく社会しゃかい
  • 長屋ながや晴子はるこ – Vocal, Guitar, Chorus（M3）, Tambourine（M3）, Clap（M3）, Ballon Popping（M9）
  • 小林こばやし壱いち誓ちかい – Guitar, Chorus, Tambourine（M3）, Clap（M3）, Programming（M5）, Environmental Soud Recording（M9）
  • peppe – Keyboards, Chorus, Tambourine（M3）, Clap（M3）
  • 穴見あなみ真ま吾われ – Bass, Chorus, Tambourine（M3）, Clap（M3）, Synth Bass（M5）[20], Programming（M1, M9）, Environmental Soud Recording（M9）, Ballon Popping（M9）
追加ついかミュージシャン
レコーディング・スタッフ
  • 村上むらかみ宣之のぶゆき – Recording（DISC2-M2, M3, M4, M5を除のぞく） & Mixing（DISC2-M5を除のぞく）
  • 川島かわしま尚己なおみ – Assistant Engineer
  • 日浦ひうら佑たすく弥わたる – Assistant Engineer
  • 吉井よしい雅之まさゆき – Assistant Engineer
  • 中村なかむら美幸みゆき – Assistant Engineer
  • 原田はらだしずお – Vocal Recording（M3）
  • 原田はらだ孝一こういち – Instruments Recording（M11）
  • 松本まつもと浩昭ひろあき – Live Recording（DISC2-M3, M4）
  • 佐藤さとう大まさる史し – FOH Mixing（DISC2-M3, M4）
  • 八田はった雅樹まさき – Direction（DISC2-M5）, Edit（DISC2-M5）
  • 滝口たきぐち "Tucky" 博はく達たち – Mastering
  • 新井あらい政俊まさとし – Director
アートワーク
  • 加藤かとう隆たかし – Illustration
  • 川本かわもと拓三たくぞう – Art Direction
  • 石田いしだ有里あり恵めぐみ – Design
  • 松田まつだ佳奈かな – Coordination
  • 花房はなふさ遼りょう – Photography
  • 満まん園えん正明まさあき – Stylist
  • 高徳こうとく洋史ひろし – Hair
  • carrie – Make
  • モリイ美術びじゅつ – Production Design
  • 宮井みやい萌もえ – Products Coordination

チャート成績せいせき[編集へんしゅう]

週間しゅうかんチャート[編集へんしゅう]

チャート (2020年ねん) 最高さいこう位い
日本にっぽん (オリコン)[39]
7
日本にっぽん (オリコン合算がっさんアルバム)[40]
7
Japan Hot Albums (Billboard JAPAN)[41]
8

年間ねんかんチャート[編集へんしゅう]

チャート (2020年ねん) 順位じゅんい
Japan Hot Albums (Billboard JAPAN)[42]
99

発売はつばい日び一覧いちらん[編集へんしゅう]

国くに/地域ちいき 発売はつばい日び レーベル 規格きかく 規格きかく品番ひんばん 備考びこう
世界せかい 2020年ねん4月がつ22日にち Epic Records Japan デジタル・ダウンロード ESCL05378B00Z
日本にっぽん 2020年ねん9月がつ30日にち CD+Blu-ray ESCL 5376-7 初回しょかい生産せいさん限定げんてい盤ばん
CD ESCL 5378 通常つうじょう盤ばん
2枚まい組ぐみCD ESCL 5443-4 初回しょかい生産せいさん限定げんてい夏なつを生いきた盤ばん

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

[脚注きゃくちゅうの使つかい方かた]

注釈ちゅうしゃく[編集へんしゅう]

  1. ^ シングルでは表記ひょうきなし。
  2. ^ 最終さいしゅう的てきには「sabotage」が選えらばれた。

出典しゅってん[編集へんしゅう]

  1. ^ a b 金子かねこ厚あつし武たけ (2020年ねん5月がつ21日にち). “緑黄色りょくおうしょく社会しゃかい『SINGALONG』躍動やくどう感かん溢あふれる演奏えんそうはそのままに、〈歌うた〉に焦点しょうてんを当あてJ-Popとしての完成かんせい度どを高たかめたメジャー初はつ作さく”. Mikiki. タワーレコード. 2023年ねん2月がつ15日にち閲覧えつらん。
  2. ^ a b c d 吉羽よしばさおり. “SINGALONG / 緑黄色りょくおうしょく社会しゃかい | Skream! ディスクレビュー”. Skream!. 激げきロックエンタテインメント. 2023年ねん2月がつ15日にち閲覧えつらん。
  3. ^ “緑黄色りょくおうしょく社会しゃかい、メジャー初はつのフルアルバム「SINGALONG」4月がつ22日にちリリース！”. ジェイタメ. ジェイプレス社しゃ (2020年ねん3月がつ8日にち). 2020年ねん3月がつ8日にち閲覧えつらん。
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参考さんこう文献ぶんけん[編集へんしゅう]

  • 緑黄色りょくおうしょく社会しゃかい「SINGALONG 楽曲がっきょく解説かいせつインタビュー」『SINGALONG』、Epic Records Japan、2020年ねん。 

外部がいぶリンク[編集へんしゅう]

長屋ながや晴子はるこ (Vocal & Guitar) - 小林こばやし壱いち誓ちかい (Guitar) - peppe (Keyboard) - 穴見あなみ真ま吾われ（Bass）
旧きゅうメンバー： 天野あまの夏実なつみ（Bass） - 杉江すぎえ泰たい周しゅう (Drums)
シングル
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