V-1710 (航空こうくうようエンジン)

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V-1710から転送てんそう
現存げんそんするV-1710-115

V-1710 は、だい世界せかい大戦たいせんアメリカアリソン開発かいはつ製造せいぞうされたえきひやVがた12気筒きとうレシプロしき航空こうくうようエンジンである。

開発かいはつ1929ねんはじまり、陸軍りくぐん航空こうくうしょうからの出力しゅつりょく1,000馬力ばりききゅう航空機こうくうきエンジンの要求ようきゅうたいしてこされた。世界せかい恐慌きょうこうによって進捗しんちょくおくれたが、1936ねん12月14にち実験じっけん搭載とうさいされはつ飛行ひこうした。

大戦たいせんちゅうすうおおくの戦闘せんとう使つかわれ、低空ていくうよう一段いちだんいちそくきゅうがたからこう高度こうどようだんそくきゅうかたターボチャージャー搭載とうさいがた幅広はばひろもちいられ最後さいごまで活躍かつやくした。統合とうごう生産せいさんすうは70,000だい以上いじょうである。

ベルP-39P-63では機体きたい後部こうぶ搭載とうさいすることでモーターカノンのようにプロペラじく中心ちゅうしんから発砲はっぽうする機関きかんほう搭載とうさいしている。

戦後せんご膨大ぼうだい余剰よじょうひん競技きょうぎようモーターボートトラクターなどに転用てんようされた。また、現代げんだいでは入手にゅうしゅ困難こんなんクリーモフ M-105搭載とうさいするYak-3 / Yak-9ひとし復元ふくげんやレプリカなどにも代用だいようされ、いまだに稼働かどうしている。

主要しゅようしょもと V1710-99(V-1710-F26A)[編集へんしゅう]

しょもと

  • タイプ: えきひや60°Vがた12気筒きとう
  • シリンダー直径ちょっけい 5.5 in (139.7 mm)
  • ストローク: 6 in (152.4 mm)
  • 体積たいせき 1,710.6 in³ (28.03 L)
  • 全長ぜんちょう 98.53 in (2,502 mm)
  • 全幅ぜんぷく 29.28 in (744 mm)
  • 全高ぜんこう 41.18 in (1,046 mm)
  • 重量じゅうりょう 1,445 lb (655 kg)

機構きこう

  • バルブ: 気筒きとうごとに2吸気きゅうき、ナトリウム冷却れいきゃくしき排気はいきバルブがバンクないおさめられた1だいのギア駆動くどうのオーバーヘッドカムで開閉かいへいする。バルブはさかくは45°
  • スーパーチャージャー 遠心えんしんしきたんだん、インペラみち10.25 in (260 mm) 15まい羽根はね
  • 燃料ねんりょうシステム: Bendix Stromberg 自動じどう混合こんごう制御せいぎょによる気化きか
  • 燃料ねんりょう 100 オクタン価おくたんか
  • 潤滑じゅんかつシステム: ドライサンプと1だい圧縮あっしゅくポンプと2だい吸引きゅういんポンプでおこなう。
  • 冷却れいきゃくシステム: 加圧かあつした70%のみずと30%のエチレングリコールの混合こんごう冷却れいきゃくざい

性能せいのう

おも搭載とうさい[編集へんしゅう]

外部がいぶリンク[編集へんしゅう]