「任侠にんきょう野郎やろう」完成かんせい披露ひろうで蛭子えびす節たかし炸裂さくれつ、主演しゅえんを務つとめた経緯けいいは「来きた仕事しごとは断ことわらない」

本日ほんじつ5月がつ4日にち、「任侠にんきょう野郎やろう」の完成かんせい披露ひろうが東京とうきょう・スペースFS汐留しおどめで行おこなわれ、キャストの蛭子えびす能収よしかず、トリンドル玲奈れいな、NGT48北原きたはら里さと英えい、やべきょうすけ、脚本きゃくほんを担当たんとうした福田ふくだ雄一ゆういち、監督かんとくの徳永とくなが清孝きよたかが登壇とうだんした。

本ほん作さくは、クレープ店てんを営いとなむ元もとヤクザ・柴田しばた源治げんじが主人公しゅじんこうの任侠にんきょう映画えいが。柴田しばたが昔むかしの仲間なかまと再会さいかいし衝撃しょうげきの事実じじつを知しったことをきっかけに、ヤクザ同士どうしの抗こう争そうに巻まき込こまれるさまを描えがく。

蛭子えびすは「（任侠にんきょうものの主演しゅえんを務つとめることに）最初さいしょはちょっと違和感いわかんがありました。でも来きた仕事しごとは断ことわらないので、二ふたつ返事へんじで受うけましたね」と淡々たんたんとコメント。すると、やべが「撮影さつえい現場げんばで僕ぼくがトイレに入はいっていたら、蛭子えびすさんの『もうやりたくないな』って声こえが聞きこえたときもありました（笑）。マネージャーが「大丈夫だいじょうぶですよ！」って励はげましていたのでなんとなく出でられなくなって」と話はなして観客かんきゃくの笑わらいを誘さそう。

トリンドルは「最初さいしょ、蛭子えびすさんの娘むすめ役やくって聞きいていたんです。それで衣装いしょう合あわせに行いったら『組長くみちょうになりました』って言いわれて……」と突然とつぜんのキャラクター変更へんこうに驚おどろきを隠かくせなかった様子ようす。そんなトリンドルに福田ふくだは「だいたい企画きかく書しょって適当てきとうに書かくもんですから！」と、徳永とくながは「この親子おやこには違和感いわかんあるでしょ！ だから（キャラクター変更へんこうは）正解せいかいですよ」とそれぞれ声こえをかけた。そして北原きたはらは「体からだを張はるシーンが多おおくて。AKBグループの中なかでパンチラさせたら一番いちばんだという誇ほこりを持もって演えんじました」と愛人あいじん役やくに挑いどんだ心境しんきょうを明あかす。

さらに、やべが「段取だんどりの状態じょうたいから思おもいっきり首くびを斬きられたのは初はじめてでした！ でも蛭子えびすさんが本当ほんとうに真剣しんけんな顔かおをしていたので、これはしょうがないなと。火傷かしょうするくらいの熱あつさを感かんじました。斬きられるってこういうことなんだなって思おもいましたね」と蛭子えびすとの共演きょうえんエピソードを暴露ばくろ。その言葉ことばを受うけて蛭子えびすは「そんなに迷惑めいわくかけてたなんて思おもってなかった。本当ほんとうにやっちゃったんですよねえ」とのんびりとした口調くちょうで話はなし、会場かいじょうを沸わかせた。

続つづいて、蛭子えびすがMCからの要望ようぼうで劇げき中ちゅうの決きめゼリフを披露ひろうすることに。蛭子えびすは「どうすんだっけ……。（撮影さつえい時じは）俺おれ、監督かんとくさんの言いう通とおりにやったんですよ」と困こまったように頭あたまをかきながらも、「お控ひかえなすって」をポーズ付つきで2度ど披露ひろう。またトリンドルは腕うでを組くみ「みんな、『任侠にんきょう野郎やろう』をよろしく頼たのむわよ」とキリッと本ほん作さくをPRする。

最後さいごに蛭子えびすが「皆みなさんが面白おもしろかったか面白おもしろくなかったかはわかりませんが、もし面白おもしろいと思おもったら、知しり合あいにでも『意外いがいと面白おもしろかったよ』って言いってください。面白おもしろくなかった人ひとは黙だまってていただければ」と観客かんきゃくに語かたりかけ、舞台ぶたい挨拶あいさつを締しめた。

「任侠にんきょう野郎やろう」は、6月4日にちより全国ぜんこくでロードショー。