映画えいが芸術げいじゅつが2020年ねんのベスト＆ワースト10発表はっぴょう、ベスト1は「れいこいるか」

映画えいが芸術げいじゅつが「2020年ねん日本にっぽん映画えいがベストテン＆ワーストテン」を発表はっぴょう。最新さいしん号ごうとなる474号ごうが1月がつ29日にちに発売はつばいされる。

映画えいが芸術げいじゅつは、脚本きゃくほん家かの荒井あらい晴彦はるひこが編集へんしゅう長ちょうを務つとめる映画えいが批評ひひょう専門せんもん誌し。毎年まいとし恒例こうれいの「日本にっぽん映画えいがベスト＆ワースト」には、評論ひょうろん家かや監督かんとく、脚本きゃくほん家か、劇場げきじょうスタッフなどの映画えいが人じんのみならず、一般いっぱんの会社かいしゃ員いんも参加さんかしている。

ベストテンの1位いは、阪神はんしん淡路あわじ大震災だいしんさいにより一人娘ひとりむすめを亡なくした夫婦ふうふの23年間ねんかんを描えがいた「れいこいるか」。監督かんとくのいまおかしんじが震災しんさい直後ちょくごから温あたためていた企画きかくを25年ねんという節目ふしめの年としに映画えいが化かした1本ほんで、武田たけだ暁あきらと河かわ屋や秀俊ひでとしが共演きょうえんした。1月29日にちからは1位いを記念きねんしたアンコール上映じょうえいが東京とうきょう・アップリンク渋谷しぶやで行おこなわれる。

ワーストテンの1位いは、黒沢くろさわ清きよしが第だい77回かいヴェネツィア国際こくさい映画えいが祭さいで銀ぎん獅子しし賞しょう（監督かんとく賞しょう）に輝かがやいた「スパイの妻つま（劇場げきじょう版ばん）」。太平洋戦争たいへいようせんそう前夜ぜんやの兵庫ひょうご・神戸こうべを舞台ぶたいに、連合れんごう国こくのスパイと疑うたがわれる貿易ぼうえき商しょう・福原ふくはら優作ゆうさくとその妻つま・聡子さとこの姿すがたが描えがかれる。蒼あおい井い優ゆうが聡さとし子役こやく、高橋たかはし一生かずおが優作ゆうさく役やくで出演しゅつえんした。

なおベスト、ワーストともに兵庫ひょうご・神戸こうべが舞台ぶたいの作品さくひんが1位いに選えらばれている。そのほかの順位じゅんいは下記かきの通とおり。選者せんじゃや集計しゅうけい方法ほうほうなどの詳細しょうさいは本誌ほんしで確認かくにんを。

※記事きじ初出しょしゅつ時じより情報じょうほうを追加ついかしました

映画えいが芸術げいじゅつ 2020年ねん日本にっぽん映画えいがベストテン＆ワーストテン

ベストテン

1位い「れいこいるか」
2位い「37セカンズ」
3位い「アルプススタンドのはしの方ほう」
4位い「本気ほんきのしるし 劇場げきじょう版ばん」
5位い「ミセス・ノイズィ」
6位い「VIDEOPHOBIA」
7位い「風ふうの電話でんわ」
7位い「喜劇きげき 愛妻あいさい物語ものがたり」
7位い「影かげ裏うら」
10位い「恋こいするけだもの」
10位い「空そらに住すむ」
10位い「私わたしをくいとめて」
※「風ふうの電話でんわ」「喜劇きげき 愛妻あいさい物語ものがたり」「影かげ裏うら」は同率どうりつ7位い、「恋こいするけだもの」「空そらに住すむ」「私わたしをくいとめて」は同率どうりつ10位い

ワーストテン

1位い「スパイの妻つま（劇場げきじょう版ばん）」
2位い「罪つみの声こえ」
3位い「ミッドナイトスワン」
4位い「海辺うみべの映画えいが館かん―キネマの玉手箱たまてばこ」
4位い「Fukushima 50（フクシマフィフティ）」
6位い「ばるぼら」
7位い「浅田あさだ家か！」
8位い「日本にっぽん独立どくりつ」
9位い「男おとこはつらいよ お帰かえり 寅とらさん」
10位い「れいこいるか」
10位い「子こどもたちをよろしく」
10位い「ロマンスドール」
※「海辺うみべの映画えいが館かん―キネマの玉手箱たまてばこ」「Fukushima 50（フクシマフィフティ）」は同率どうりつ4位い、「れいこいるか」「子こどもたちをよろしく」「ロマンスドール」は同率どうりつ10位い