僕ぼくの70％は「マッドマックス」でできている、小島こじま秀夫ひでおがジョージ・ミラーと7年ねんぶり再会さいかい

5月31日にちに公開こうかいを控ひかえる「マッドマックス：フュリオサ」のロンドンプレミアが現地げんち時間じかん5月がつ17日にちに開催かいさい。特別とくべつ招待しょうたいゲストとして、「メタルギアソリッド」シリーズや「DEATH STRANDING」を手てがけたゲームクリエイターの小島こじま秀夫ひでおが日本にっぽんから駆かけ付つけた。

本ほん作さくは「マッドマックス 怒いかりのデス・ロード」に登場とうじょうした戦士せんしフュリオサの若わかき日々ひびを映うつし出だす前日ぜんじつ譚たん。イギリス最大さいだいのIMAXスクリーンを有ゆうする映画えいが館かん「BFI IMAX」で行おこなわれたプレミアには、フュリオサ役やくのアニャ・テイラー＝ジョイ、宿敵しゅくてきディメンタス役やくのクリス・ヘムズワース、そして監督かんとくのジョージ・ミラーらが出席しゅっせきした。コスプレをした多おおくのファンが駆かけ付つけた会場かいじょうは、終末しゅうまつ後ごを描えがいた「マッドマックス」の世界せかい観かんで装飾そうしょくされた。

「KOJIMA! KOJIMA!」と会場かいじょうのファンから熱烈ねつれつに歓迎かんげいされ、レッドカーペットに登場とうじょうした小島こじま。「DEATH STRANDING」は、ノーマン・リーダスやマッツ・ミケルセン、ギレルモ・デル・トロなど小島こじまと親交しんこうの深ふかい俳優はいゆうや映画えいが監督かんとくがモーションキャプチャーで出演しゅつえんしたことでも知しられる。2025年ねんにリリースされる続編ぞくへんにはミラーも出演しゅつえんする予定よていだ。小島こじまは「高校こうこう1年生ねんせいのときに衝撃しょうげきを受うけてから、僕ぼくの70％は『マッドマックス』でできている。このロンドンプレミアに参加さんかできて、とても興奮こうふんをしています。僕ぼくの中なかで『マッドマックス』は、もの作づくりのバイブル。映画えいがとはこういうものだと教おしえてくれました」とシリーズへの思おもいを吐露とろする。

約やく7年ねんぶりにミラーと再会さいかいした小島こじまは、熱烈ねつれつなハグを交かわし「最高さいこうでした。期待きたい値ちをはるかに超こえる作品さくひん。観みるか、観みないかではなく、これからの人生じんせいで、何なん回かい観みるのか、そんな映画えいがです。シンプルだけれど、何なん回かい観みても観み方かたが変かわる。そんな映画えいがなんてない。特とくにバイオレンスの先さきを描えがく、エンディングが素晴すばらしかったです」と最新さいしん作さくの感想かんそうを直接ちょくせつ伝つたえる。一方いっぽう、ミラーも「とても会あいたかった。直接ちょくせつの対面たいめんは7年ねんぶりなので、うれしいです。『DEATH STRANDING 2』の予告よこくを拝見はいけんしました。彼かれの作品さくひんに出演しゅつえんできて光栄こうえいです。私わたしには双子ふたごの兄弟きょうだいがいますが、彼かれはまさにクリエイティブにおける双子ふたごの兄弟きょうだいのような存在そんざい。私わたしには彼かれの考かんがえやデザインが見みえる。そして彼かれの作品さくひんからは、いつもパワフルな情熱じょうねつが湧わき出でてくる。私わたしは彼かれと非常ひじょうに強つよいコネクションを感かんじます」と小島こじまへの賛辞さんじを惜おしまない。

プレミアの翌日よくじつにはミラーとの対談たいだんも控ひかえており、小島こじまは「『マッドマックス』は僕ぼくの心臓しんぞう。僕ぼくの神かみから、そんなコメントをいただけるのは光栄こうえいです。聞ききたいことがありすぎるので楽たのしみにしています」とコメント。ミラーは「彼かれの頭あたまの中なかに入はいって、何なにを考かんがえているのか、彼かれのクリエイティビティをのぞいてみたい。とても楽たのしみにしています」と期待きたいを寄よせた。2人ふたりの対談たいだんの模様もようは、後日ごじつ公開こうかいされる予定よていだ。

前作ぜんさくでフュリオサを演えんじたシャーリーズ・セロンからバトンを受うけ継ついだテイラー＝ジョイは、「シャーリーズ・セロンは、とても上品じょうひんで寛大かんだいで親切しんせつな方ほう。このキャラクターを演えんじることについても話はなしました」と述懐じゅっかい。「最初さいしょに脚本きゃくほんを読よんだとき、ジョージ・ミラー監督かんとくが作つくり上あげたセンセーショナルなキャラクターに圧倒あっとうされました。そしてシャーリーズ・セロンが扉とびらを開ひらいたこの素晴すばらしいキャラクターを、私わたしがしっかりと守まもる必要ひつようがあり、フュリオサの物語ものがたりをしっかりと伝つたえる必要ひつようがあると思おもいました」と語かたる。さらに「日本にっぽんのファンの皆みなさんに、いち早はやく観みてほしいです。チームで一丸いちがんとなって一生懸命いっしょうけんめい作つくり上あげたこの作品さくひんを、日本にっぽんで公開こうかいされることを楽たのしみにしています！」とメッセージを送おくった。

「マッドマックス」を生うんだオーストラリアで育そだったヘムズワース。「僕ぼくたちにとって『マッドマックス』は、アメリカの『スター・ウォーズ』やイギリスの『ハリー・ポッター』のような象徴しょうちょう的てきな映画えいが。だからジョージ・ミラー監督かんとくからオファーを受うけてこの作品さくひんに参加さんかできて、夢ゆめが叶かなったという思おもいです。子供こどもの頃ころ、父親ちちおやと一緒いっしょに熱狂ねっきょうしたからね」と特別とくべつな思おもいを明あかしながら、撮影さつえいを「どんなに情熱じょうねつと熱意ねついを注そそいでも満足まんぞくすることがない挑戦ちょうせん的てきな日々ひびを過すごしました。そして最後さいごには『信しんじられるか？ マッドマックスに出演しゅつえんしているんだよ！』とチーム全員ぜんいんが感かんじる、とても特別とくべつな体験たいけんでした」と振ふり返かえった。

映画えいが「マッドマックス：フュリオサ」ファイナル予告よこく