「蛇へびの道みち」復讐ふくしゅうのため森もりを走はしるシーンが公開こうかい中ちゅう、“最速さいそく”の柴しば咲さきコウに黒沢くろさわ清きよしがびっくり

全国ぜんこくロードショー中ちゅうの黒沢くろさわ清きよし監督かんとく作さく「蛇へびの道みち」より、本編ほんぺん映像えいぞうの一部いちぶがYouTubeで公開こうかいされた。

黒沢くろさわが1998年ねんに発表はっぴょうした同名どうめい映画えいがを日にち仏ふつ共同きょうどう製作せいさくでセルフリメイクした同どう作さくでは、愛娘まなむすめを殺ころされて復讐ふくしゅうを誓ちかった父親ちちおやアルベール・バシュレが、パリで働はたらく心療内科しんりょうないか医い・新島にいじま小夜子さよこの協力きょうりょくを得えて、真相しんそうを暴あばいていくさまが描えがかれる。柴しば咲さきコウが小夜さよ子役こやくで主演しゅえんを務つとめ、ダミアン・ボナールがアルベール役やくを担になった。

このたび到着とうちゃくした映像えいぞうは、アルベールと小夜子さよこが、とある財団ざいだんの関係かんけい者しゃを拉致らちするシーン。メインビジュアルにも使つかわれた、人間にんげんを入いれた大おおきな袋ふくろを持もった2人ふたりが森もりの中なかを駆かけ回まわる場面ばめんだ。映像えいぞうの最後さいごにはこの袋ふくろを車くるまのトランクに積つみ、発車はっしゃする様子ようすが映うつし出だされる。

同どうシーンの撮影さつえいには長ちょう回まわしのワンカットが多用たようされた。袋ふくろの中なかには実際じっさいに人間にんげんが入はいっていたため、柴しば咲さきとボナールはかなり体力たいりょくを消耗しょうもうしたという。黒沢くろさわは柴しば咲さきの動うごきに驚おどろかされたそうで“動物どうぶつのように俊敏しゅんびんで、獰猛どうもうな感かんじがする”と評ひょうし、「車くるまに乗のって発車はっしゃさせるまでの速はやさは映画えいが史上しじょう最速さいそくです（笑）。シートベルトを締しめてからエンジンをかけ、ギアを入いれて出発しゅっぱつする動作どうさは、誰だれがやっても時間じかんがかかるんです。ハリウッド映画えいがでも編集へんしゅうで大抵たいていごまかしているんですが、柴しば咲さきさんはとても速はやく、ワンカットで撮とることができたんです」とも語かたった。

映画えいが「蛇へびの道みち」本編ほんぺん映像えいぞう（森もりの中なかを駆かける二に人にん）