思おもい出で野郎やろうAチーム、O-EASTでファンと全身ぜんしんでシンガロング「みんなでまた楽たのしいことをしましょう！」

思おもい出で野郎やろうAチームが7月がつ16日にちに東京とうきょう・Spotify O-EASTでワンマンライブ「思おもい出で野郎やろうAチーム presents “ソウルピクニック 2023”」を開催かいさいした。

思おもい出で野郎やろうAチームの最新さいしんアルバム「Parade」のリリース直前ちょくぜんに行おこなわれた本ほん公演こうえんには、2021年ねん以降いこう彼かれらのライブを支ささえているFukaishi Norio（B）、沼澤ぬまさわ成しげる毅あつし（Key）、ファンファン（Tp）、YAYA子こ（Cho）、鈴木すずき幸代さちよ（手話しゅわ通訳つうやく）、水野みずの里香りか（手話しゅわ通訳つうやく）がサポートメンバーとして参加さんか。またサイドステージに設置せっちされたDJブースでオープニングや途中とちゅう休憩きゅうけい、クロージングの際さいにROYAL HOST（カントリー田村たむら&DJ SOYBEANS）によるDJパフォーマンスが披露ひろうされるなど、2部ぶ構成こうせいのイベントは終始しゅうしパーティムードに包つつまれていた。オープニングのSEが流ながれると、思おもい出で野郎やろうAチームとサポートメンバーがミラーボールの煌びやかな光こうが照てらすステージに登場とうじょう。彼かれらは1曲きょく目めに「グダグダパーティー」をセレクトすると、重厚じゅうこうなアンサンブルとソウルフルなボーカルを会場かいじょういっぱいに響ひびかせる。場内じょうないが高揚こうよう感かんに包つつまれる中なか、孤独こどくな夜よるに寄より添そうアンセム「独ひとりの夜よるは」、ゆったりと踊おどれるメロウなソウルナンバー「そろそろ朝あさだよ」を続つづけ、序盤じょばんからオーディエンスの心しんをぐっとつかんだ。

ときに世よの中なかに感かんじる違和感いわかんや、社会しゃかい性せいを帯おびたメッセージを音楽おんがくを通とおして発信はっしんする思おもい出で野郎やろうAチーム。高橋たかはし一はじめ（Tp, Vo）はそのバンドの姿勢しせいから、批判ひはん的てきな言葉ことばを浴あびせられることもあると冗談じょうだんを交まじえて語かたる。そして「僕ぼくたちがやっていくのはこういうバンド活動かつどう。皆みなさんよかったらお付つき合あいください」と呼よびかけると、「それはかつてあって」「無む許可きょかのパーティー」などポリティカルな楽曲がっきょくを次々つぎつぎと繰くり出だしていった。和なごやかなMCを挟はさんだのち、思おもい出で野郎やろうAチームはツアーの移動いどう中ちゅうの情景じょうけいを描えがいた新曲しんきょく「機材きざい車しゃ」でライブを再開さいかい。「君きみと生いきてく」で場内じょうないをピースフルな空気くうきで満みたしたかと思おもうと、初期しょきの代表だいひょう曲きょく「週末しゅうまつはソウルバンド」ではオーディエンスの拳こぶしを突つき上あげさせる。そして「Parade」を締しめくくる「音楽おんがくがあっても」を披露ひろうして第だい1部ぶを終おえた。

ROYAL HOSTによるDJタイムを挟はさんで第だい2部ぶが開演かいえん。思おもい出で野郎やろうAチームは「楽たのしく暮くらそう」「笑わらい話ばなしの夜よる」など、思おもわず体からだが動うごいてしまいそうなダンスナンバーを畳たたみかけてオーディエンスのテンションを引ひき上あげていく。ギターのカッティングやクラビネット、コンガの音色ねいろが印象いんしょう的てきな「ウェザーニュースがはずれた日ひ」を経へて、「周回しゅうかい遅おくれのダンスホール」の演奏えんそうへとシームレスに突入とつにゅう。会場かいじょうの熱気ねっきが上昇じょうしょうする中なかで披露ひろうされた続つづく「夜よるのすべて」では、オーディエンスの雄叫おたけびのような大だい合唱がっしょうが響ひびき渡わたった。思おもい出で野郎やろうAチームは会場かいじょうの熱気ねっきを冷さますように「サマーカセット」「TIME IS OVER」といったミディアムナンバーをプレイ。「灯あかりを分わけあおう」では、グルーヴィかつメロウなサウンドをじっくりと聴きかせて観客かんきゃくを魅了みりょうした。

高橋たかはしはライブ終盤しゅうばん、自身じしんが敬愛けいあいするいとうせいこうと対談たいだんする機会きかいがあり、その中なかでポリティカルな内容ないようを歌うたうことで自信じしんをなくす日ひがあると相談そうだんしたことを明あかす。いとうから「そういう曲きょくでみんなが踊おどっているなら、それは思おもい出で野郎やろうのメッセージに賛同さんどうしているってことだからいいんだよ」という言葉ことばをもらったとうれしそうに続つづけた。そして「こうやって集あつまってくれて、踊おどってくれることに本当ほんとうに勇気ゆうきをもらえます。みんなでまた楽たのしいことをしましょう！」と呼よびかけると、キラーチューン「繋つながったミュージック」「ダンスに間まに合あう」を披露ひろうしステージをあとにした。

アンコールに応こたえて再ふたたびステージに現あらわれた思おもい出で野郎やろうAチームは、観客かんきゃくに手話しゅわのレクチャーをして「アホな友達ともだち」の演奏えんそうをスタート。サビの「アホな友達ともだち」というフレーズをフロア全体ぜんたいが手話しゅわで“シンガロング”し、一体いったい感かんのあるステージを繰くり広ひろげた。思おもい出で野郎やろうAチームはここまでライブを見守みまもってきたファンに感謝かんしゃを伝つたえ、ラストナンバー「僕ぼくらのソウルミュージック」を届とどけると大盛おおもり況きょうの中なかこの日ひの公演こうえんの幕まくを降おろした。

思おもい出で野郎やろうAチームは7月がつ28日にちに新潟にいがた・苗場なえばスキー場じょうで行おこなわれる野外やがいフェスティバル「FUJI ROCK FESTIVAL '23」初日しょにちのWHITE STAGEに出演しゅつえんし、9月2日にちには東京とうきょう・ダンスホール新しん世紀せいきでライブイベント「Soul Picnic2023 "Parade"」を開催かいさいする。「Soul Picnic2023 "Parade"」のチケット予約よやくは、7月がつ30日にち23:59までイープラスにて受付うけつけ中ちゅう。