ART-SCHOOL×The Novembers、互 たが いへのリスペクトを胸 むね にツーマン開催 かいさい カバーも飛 と び出 だ した一夜 いちや
2024年 ねん 8月 がつ 22日 にち 20:16
3 音楽 おんがく ナタリー編集 へんしゅう 部 ぶ
ART-SCHOOL が8月 がつ 19日 にち に東京 とうきょう ・WWW XでThe Novembers をゲストに迎 むか えてツーマンライブ「ART-SCHOOL 2 MAN LIVE『Bring 2 Life a Vision vol.2』」を行 おこな った。
「Bring 2 Life a Vision」は今年 ことし 4月 がつ に始動 しどう したART-SCHOOLのツーマン企画 きかく で、今回 こんかい が2回 かい 目 め の開催 かいさい となる。ART-SCHOOLとThe Novembersが対 たい バンライブを行 おこな うのは、2016年 ねん 7月 がつ 開催 かいさい の「KINOSHITA NIGHT×首 くび 」以来 いらい 約 やく 8年 ねん ぶりのこと。お互 たが いの楽曲 がっきょく をカバーする場面 ばめん もあり、2組 くみ にとって特別 とくべつ な一夜 いちや となった。
目次 もくじ
The Novembers
先攻 せんこう のThe Novembersはシンセポップ要素 ようそ の強 つよ いナンバー「Morning sun」でライブを開始 かいし 。眩 まばゆ い光 ひかり をバックに晴 は れやかなアンサンブルを一気 いっき に解 と き放 はな ち、朝焼 あさや けを思 おも い起 お こさせるような美 うつく しく幻想 げんそう 的 てき な世界 せかい へとオーディエンスを誘 さそ う。鮮烈 せんれつ なギターサウンドで始 はじ まった「Misstopia」では、小林 こばやし 祐介 ゆうすけ (Vo, G)の温 あたた かみのあるまっすぐな歌声 うたごえ が響 ひび き渡 わた った。そしてThe Novembersはなりふり構 かま わず衝動 しょうどう を爆発 ばくはつ させるように「dysphoria」「こわれる」を立 た て続 つづ けにプレイ。唯 ただ 一 いち 無二 むに の響 ひび きを持 も つ絶叫 ぜっきょう と激 はげ しい音像 おんぞう にオーディエンスは心 しん を高鳴 たかな らせた。
「ウユニの恋人 こいびと 」でたゆたうようなメロディアスなアンサンブル紡 つむ いだThe Novembers。心 しん 踊 おど るような軽 かろ やかなビートを「Seaside」で生 う み出 だ したあと、彼 かれ らは心臓 しんぞう の鼓動 こどう のような力強 ちからづよ いビートを軸 じく に「BOY」で熱 ねつ のこもったサウンドを打 う ち鳴 な らした。「BAD DREAM」では小林 こばやし が拳 こぶし を突 つ き上 あ げ、魂 たましい を呼 よ び起 お こすような熱 あつ いシャウトをハンドマイクで響 ひび かせる。さらにその勢 いきお いを加速 かそく させるように、彼 かれ らは「Xeno」ですさまじいエネルギーを放 はな ち、観 み る者 もの を圧倒 あっとう した。
ここで「私事 しじ なんですが、今日 きょう はすごく特別 とくべつ な日 ひ です。栃木 とちぎ の田舎 いなか の高校生 こうこうせい だった僕 ぼく が、今 いま はなき宇都宮 うつのみや のタワーレコードで『LOVE/HATE』というアルバムを試聴 しちょう したのがART-SCHOOLとの出会 であ いでした」と話 はなし を切 き り出 だ した小林 こばやし 。子供 こども の頃 ころ からロックバンドが好 す きだったという彼 かれ は「テレビの向 む こうで輝 かがや かしいスターが晴 は れやかな世界 せかい にいて、憧 あこが れるわけなんだけど、いつの間 ま にか僕 ぼく は自分 じぶん とは違 ちが う世界 せかい なんだなって思 おも うようになった」と話 はなし を続 つづ け、「ART-SCHOOLは僕 ぼく がそれまで憧 あこが れてきたどのアーティストともどのバンドとも違 ちが って、『お前 まえ もステージに立 た っていいんだ』って言 い ってくれた気 き がしたんです。なんでかわからないけど、試聴 しちょう 機 き の前 まえ で涙 なみだ があふれて止 と まらなかったのを今 いま でもすごく覚 おぼ えています。あんなに暗 くら い歌 うた なのにね(笑)。あふれちゃったんです」と当時 とうじ を振 ふ り返 かえ った。
その後 ご 「僕 ぼく にとってすごく特別 とくべつ な曲 きょく がART-SCHOOLにあるので、そのカバーをやって終 お わりにしたいと思 おも います」と小林 こばやし が告 つ げ、演奏 えんそう し始 はじ めたのはART-SCHOOLの楽曲 がっきょく 「SWAN SONG」。ずっしりとしたビートにたおやかなギターの音色 ねいろ が重 かさ なり、小林 こばやし がゆらめくような幻想 げんそう 的 てき な歌声 うたごえ を響 ひび かせる。最後 さいご には希望 きぼう を感 かん じさせる温 あたた かなアンサンブルを場内 じょうない いっぱいに響 ひび かせ、4人 にん は楽 たの しげな様子 ようす でアクトを終 お えた。
ART-SCHOOL
The Novembersからバトンを受 う け取 と ったART-SCHOOLは「Moonrise Kingdom」でライブをスタート。疾走 しっそう 感 かん と浮遊 ふゆう 感 かん を兼 か ね備 そな えた厚 あつ みのあるシューゲイザーサウンドでフロアを満 み たした。「BOY MEETS GIRL」では木下 きのした 理 り 樹 じゅ (Vo, G)の熱 あつ いシャウトに会場 かいじょう が大 おお きく沸 わ き立 た つ。さらにその勢 いきお いのまま、彼 かれ らは躍動 やくどう 感 かん のあるビートを軸 じく に「FLOWERS」「real love / slow dawn」を爽快 そうかい にプレイした。「The Novembers、今日 きょう はありがとうございます。カッコいいなあ」と戸高 とだか 賢 けん 史 し (G)が述 の べると、木下 きのした は「やっぱりカッコいいよね。リハから観 み てて、俺 おれ はこういう人 ひと たちとやるんかあって」とファンのように目 め を輝 かがや かせる。「アマチュア感覚 かんかく か(笑)」と戸 と 高 だか にツッコまれ、木下 きのした は「アマチュア感覚 かんかく だよね。カッコいいなあって」としみじみ。「勝 か ちに行 い かないと! 今日 きょう は先輩 せんぱい っぽいところを見 み せなきゃいけないんです」と戸 と 高 だか に奮起 ふるいおこ させられた木下 きのした は、1stフルアルバム「Requiem for Innocence」収録 しゅうろく の「アイリス」「欲望 よくぼう の翼 つばさ 」で胸 むね を焦 こ がすような透明 とうめい 感 かん のある美 うつく しい歌声 うたごえ を響 ひび かせた。
ひさしぶりの披露 ひろう となる「JUNKY'S LAST KISS」でグランジ要素 ようそ の強 つよ いサウンドをダイナミックに鳴 な らしたART-SCHOOL。ここで戸 と 高 だか は「The Novembersを初 はじ めて聴 き いたのは、確 かく か『She Lab Luck』という曲 きょく かな。荒削 あらけず りな感 かん じなんだけど、疾走 しっそう 感 かん があってすごくカッコいいなと思 おも って、ちょっと嫉妬 しっと したのを覚 おぼ えています。今 いま でも相変 あいか わらず、歪 ひずみ で官能 かんのう 的 てき でロックで色気 いろけ があってロマンティックで、もう毎回 まいかい ライブを観 み ると嫉妬 しっと しちゃいますね」とThe Novembersの魅力 みりょく を語 かた る。木下 きのした も「インディーズデビュー当時 とうじ くらいから僕 ぼく はThe Novembersのファンで、ずっと好 す きで。あんなに素晴 すば らしいことを言 い ってくれるとは思 おも ってなくて、うれしいです」とART-SCHOOLとの出会 であ いを語 かた った小林 こばやし のMCに感激 かんげき した。
「バンドを長 なが く続 つづ けるということは簡単 かんたん なことじゃない。僕 ぼく らも来年 らいねん 25周年 しゅうねん になるらしいんですけど、The Novembersも自分 じぶん たちのスタンスや芯 しん みたいな部分 ぶぶん は変 か わらないままずっと面白 おもしろ いことをやり続 つづ けてて、ずっと尖 とが ってて、ずっと温 あたた かくて、めちゃくちゃカッコいいなと思 おも います」と戸 と 高 だか が話 はな し、「僕 ぼく らもカバーをやってみたいと思 おも います」と演奏 えんそう し始 はじ めたのはThe Novembersの楽曲 がっきょく 「最近 さいきん あなたの暮 く らしはどう」。オレンジ色 しょく の光 ひかり をバックに紡 つむ がれる美 うつく しい音像 おんぞう にオーディエンスはじっくりと浸 ひた っていた。
「Novembersのメンバーが好 す きだって言 い ってくれた曲 きょく をやります」と戸 と 高 だか が宣言 せんげん すると、5人 にん は「SKIRT」を演奏 えんそう 。さらに「サッドマシーン」「エイジ オブ イノセンス」をエネルギッシュに放 はな ったあと、そのままなだれ込 こ むように「ジェニファー'88」で疾走 しっそう 感 かん のある演奏 えんそう を繰 く り広 ひろ げた。最後 さいご にART-SCHOOLが演奏 えんそう したのは「Bug」。心地 ここち のいいシューゲイザーサウンドをゆったりと紡 つむ ぎ、5人 にん はステージをあとにした。
アンコールを求 もと める拍手 はくしゅ に応 こた え、再 ふたた びステージに現 あらわ れた木下 きのした は「The Novembersと、来 き てくれたお客 きゃく さん、どうもありがとうございました。またThe Novembersとはすぐやりたいなと思 おも っています」と話 はな し、戸 と 高 だか も「来年 らいねん 結成 けっせい 25周年 しゅうねん なので、何 なに かしら出 で てくれないかなと思 おも っています」と期待 きたい を膨 ふく らませた。アンコールでART-SCHOOLが届 とど けたのは「刺青 しせい 」。メロディアスなサウンドと胸 むね をくすぐるような切 せつ ない歌声 うたごえ を響 ひび かせ、ドラマティックにツーマンライブを締 し めくくった。
なおART-SCHOOLは12月11日 にち に東京 とうきょう ・LIQUIDROOMでツーマンイベント「ART-SCHOOL 2 MAN LIVE『Bring 2 Life a Vision vol.3』」を開催 かいさい する。3回 かい 目 め となる「Bring 2 Life a Vision」にはAge Factoryが出演 しゅつえん する。
セットリスト 「ART-SCHOOL 2 MAN LIVE『Bring 2 Life a Vision vol.2』」2024年 ねん 8月 がつ 19日 にち WWW X The Novembers 01. Morning sun 02. Misstopia 03. dysphoria 04. こわれる 05. ウユニの恋人 こいびと 06. Seaside 07. BOY 08. BAD DREAM 09. Xeno 10. SWAN SONG(ART-SCHOOL Cover)
ART-SCHOOL 01. Moonrise Kingdom 02. BOY MEETS GIRL 03. FLOWERS 04. real love / slow dawn 05. アイリス 06. 欲望 よくぼう の翼 つばさ 07. BUTTERFLY KISS 08. JUNKY'S LAST KISS 09. 最近 さいきん あなたの暮 く らしはどう(The Novembers Cover) 10. SKIRT 11. サッドマシーン 12. エイジ オブ イノセンス 13. ジェニファー'88 14. ロリータ キルズ ミー 15. Bug <アンコール> 16. 刺青 しせい
ライブ情報 じょうほう ART-SCHOOL 2 MAN LIVE「Bring 2 Life a Vision vol.3」 2024年 ねん 12月11日 にち (水 みず )東京 とうきょう 都 と LIQUIDROOM <出演 しゅつえん 者 しゃ > ART-SCHOOL / Age Factory
ART-SCHOOL @ART__OFFICIAL
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公開 ‼️
掲載 されました!素敵 な写真 とともに是非 ご覧 ください🙌
2024.8.19(mon)
ART-SCHOOL 2 MAN LIVE
「Bring 2 Life a Vision vol.2」
at Shibuya WWWX
ナタリーライブレポート
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The Novembersとのツーマンのライブレポが
AZUSA TAKADA(@AZUSA_TAKADA )さん
https://t.co/QkNjCKx3lH https://t.co/8FInQq5iym