村上むらかみ虹にじ郎ろう・森崎もりさきウィンらがマンハッタンに誘さそう、「ウエスト・サイド」明日あした開幕かいまく

明日あした2月がつ1日にちに東京とうきょう・IHIステージアラウンド東京とうきょうで開幕かいまくする「ブロードウェイ・ミュージカル『ウエスト・サイド・ストーリー』Season2」の囲かこみ取材しゅざいが、昨日きのう1月がつ30日にちに行おこなわれた。

フォトコール後ごに行おこなわれた囲かこみ取材しゅざいには10名めいのキャストが参加さんか。まずトニー役やくの村上むらかみ虹にじ郎ろうは「通とおし稽古けいことゲネプロに、初日しょにちさながらの力ちからの入いれ具合ぐあいで挑いどんだので、これ以上いじょう緊張きんちょうすることはないと思おもいます」とコメント。同おなじくトニー役やくの森崎もりさきウィンは「稽古けいこ期間きかんの2カ月かげつは長ながかったと思おもいきや、初日しょにちはもう目めの前まえ。カンパニーがひとつになっているのを感かんじているので、このまま初日しょにちを迎むかえたい」と心境しんきょうを語かたる。

マリア役やくの宮澤みやざわエマは「古典こてんだと思おもわず、ショッキングで前衛ぜんえい的てきな作品さくひんだと思おもって観みていただきたい」とアピールし、同おなじくマリア役やくの田村たむら芽め実みは「360°客席きゃくせきが回転かいてんする劇場げきじょうだからこそ、セットも緻密ちみつに作つくり込こまれています。皆みなさん“豊洲とよすのマンハッタン”に来きてほしいです」と来場らいじょうを呼よびかけた。

記者きしゃから劇げき中ちゅうのダンスシーンについて尋たずねられると、ベルナルド役やくの渡辺わたなべ大輔だいすけは「ダンスがセリフのように表現ひょうげんされます。移民いみんや差別さべつの問題もんだいも絡からめながら見みていただけたら」と見みどころを挙あげ、リフ役やくの上口かみぐち耕平こうへいは「運動うんどう量りょうはすごく多おおいですが、見みた目的もくてきにはクールを装よそおっているので、そこに関かんしては観客かんきゃくの皆みなさんにわかっていただきたいです（笑）」と報道陣ほうどうじんの笑わらいを誘さそう。

続つづけてアニータ役やくのMay J.は「バレエとジャズダンスをミックスしたような振ふりが多おおく、初はじめての動うごきばかりで、かなり戸惑とまどいました」と苦労くろうを明あかし、同おなじくアニータ役やくの宮澤みやざわ佐たすく江こうは「稽古けいこ期間きかん中ちゅう、毎日まいにち筋肉きんにく痛つうでどこかしらが痛いたかったです」とエピソードを語かたった。

小野おの賢けん章あきらは「リフ役やくに決きまってから海外かいがいキャスト版ばんを観劇かんげきさせていただいたのですが、『これを自分じぶんが演えんじるのか』と絶望ぜつぼうしまして（笑）。不安ふあんでいっぱいでしたが、皆みなさんと稽古けいこして、なんとか形かたちになったと思おもいます。振付ふりつけのフリオ（・モンへ）からは『ダンスなんだけど、ダンスっぽく踊おどらないでほしい』という指示しじがあって、そこにも苦戦くせんしましたが、本番ほんばん、がんばります！」と意気込いきごむ。そしてベルナルド役やくの廣瀬ひろせ友とも祐ゆうは「劇場げきじょうに入はいってから、ものすごいエネルギーが必要ひつような作品さくひんだと実感じっかんしているので、日々ひび作品さくひんという“怪物かいぶつ”と戦たたかって、負まけないようにステージに立たち続つづけたいと思おもいます」と目標もくひょうを掲かかげた。

最後さいごに村上むらかみは「皆みなさんに支ささえられてここまで来きたので、しっかり最後さいごまで舞台ぶたいに立たっていたいなと思おもいます」と真摯しんしに述のべ、森崎もりさきは「1950年代ねんだいのマンハッタンの物語ものがたりを、世代せだいを超こえて僕ぼくらが上演じょうえんする意味いみを伝つたえられたらと思おもっています！」と締しめくくった。

本ほん作さくの上演じょうえん時間じかんは途中とちゅう休憩きゅうけいを含ふくむ2時じ間あいだ45分ふんを予定よてい。公演こうえんは3月がつ10日とおかまで。