醍醐虎汰朗&赤名竜之輔が思いつなぐ、演劇「ハイキュー!!」ついにピリオド
2021年3月20日 14:25
6 ステージナタリー編集部
「ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』“頂の景色・2”」が、本日3月20日に東京・TOKYO DOME CITY HALLで開幕した。
演出・脚本をウォーリー木下、音楽を和田俊輔が手がける「ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』」は、昨年7月に最終回を迎えた古舘春一のマンガ「ハイキュー!!」の舞台化シリーズ。その11作目で、最終公演となる本作では、原作の春高“魔の3日目”と、主人公たちの高校卒業後の未来が描かれる。出演者には2015年の初演から及川徹役を務める遊馬晃祐のほか、2019年上演の「ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』“飛翔”」より主人公・日向翔陽役、影山飛雄役をそれぞれ演じる醍醐虎汰朗と赤名竜之輔らが名を連ねている。
開幕に際し、ウォーリーは「最後の最後まで格闘した演劇『ハイキュー!!』でした。今まで一番苦労したかもしれません。それはピリオドを打つための最善の答えを探したからです。でも、途中で気づきました。答えなんてないと」と語りつつ、「今回の作品は、5年半かけてつくった演劇です。本当にたくさんの筋肉をつけました。僕もキャストもスタッフも。ぜひ劇場でお確かめください」とコメントした。
醍醐は「今まで関わってきた全ての方々の想いを繋ぐことを目標に掲げて、稽古期間を日々過ごしてきました。前向きになれる熱い作品になっていると思います」と話し、赤名は「初演からの、言葉では表わすことができないくらいの沢山の想いを無事千秋楽まで“繋げ”られるように、そして繋げてきてくれた全ての人に感動や勇気を与えられるように頑張っていきたい」と意気込みを述べる。
今作に初登場する星海光来役の輝山立は「改めてこのシリーズのファイナルに出演させていただく事、星海光来を演じさせていただく事に心から感謝をし、これまで演劇『ハイキュー!!』を繋いで下さった劇団『ハイキュー!!』の皆さんと一緒にこの作品で演劇の頂をみたい」と感慨を述べ、木兎光太郎役の桜庭大翔は「今回で終わってしまうのは本当に寂しく思いますが、最後はやっぱり僕たちらしく、最高に盛り上げていきたいと思います! 応援のほど、よろしくお願いします!」と来場者に呼びかけた。
そして遊馬は「演劇『ハイキュー!!』は本当にすごいです! 初めて通しをした時にプロデューサーが言ってくれた言葉『ずっと終わってほしくない』。それくらい初演からの歴史や想いが詰まった作品となっています。ウォーリーさんの演出がやばい!! スタッフさんもずっと繋げてくれてありがとう!!! 僕たちの最後をぜひ見届けてください」と真摯に語った。
上演時間は、20分の休憩を含む約2時間50分。公演は明日3月21日まで行われたあと、4月3・4日に宮城・多賀城市民会館 大ホール、9日から11日まで大阪の梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ、17・18日に兵庫・あましんアルカイックホール、23・24日に福岡・アルモニーサンク 北九州ソレイユホール、29日から5月9日まで再びTOKYO DOME CITY HALLで上演される。また、本日3月20・21日公演と、5月9日18:00開演回はPIA LIVE STREAMにてライブ配信される。詳細は公式サイトを確認しよう。
ウォーリー木下コメント
最後の最後まで格闘した演劇「ハイキュー!!」でした。今まで一番苦労したかもしれません。それはピリオドを打つための最善の答えを探したからです。でも、途中で気づきました。答えなんてないと。それは今までもそうでした。観客皆さまのそれぞれの中に答えがあって、僕らはそれを少しだけ手伝うような気持ちで演劇を創っています。僕らがすることは、ただただまっすぐに演劇をするだけです。今回の作品は、5年半かけてつくった演劇です。本当にたくさんの筋肉をつけました。僕もキャストもスタッフも。ぜひ劇場でお確かめください。
醍醐虎汰朗コメント
演劇「ハイキュー!!」がついにファイナル公演となります。今まで関わってきた全ての方々の想いを繋ぐことを目標に掲げて、稽古期間を日々過ごしてきました。前向きになれる熱い作品になっていると思います。あとは、皆さまと一緒に育てていきたいです。集大成にふさわしい作品になるように、スタッフ・キャスト一同、楽しんで最後まで走り切ります! 是非、楽しみにしていてください!!
赤名竜之輔コメント
演劇「ハイキュー!!」の終幕“頂の景色・2”で影山飛雄を演じられる事を心の底から光栄に思っています。稽古から演劇「ハイキュー!!」ならではの熱量が爆発していました。限界のその先まで自ら自分達を追い込み、稽古期間を過ごしてきたので終幕にふさわしい作品になったと思います。初演からの、言葉では表わすことができないくらいの沢山の想いを無事千秋楽まで“繋げ”られるように、そして繋げてきてくれた全ての人に感動や勇気を与えられるように頑張っていきたいと思います。
輝山立コメント
この作品でしか経験出来ない事を沢山経験させて頂いた稽古期間でしたし、チームのみんなと過ごした時間は まるで高校3年間を凝縮したような濃密な時間でした。座組が一丸となり必死に準備した分、今は本番を皆さまにお届けする事が楽しみで仕方ありません。改めてこのシリーズのファイナルに出演させていただく事、星海光来を演じさせていただく事に心から感謝をし、これまで演劇「ハイキュー!!」を繋いで下さった劇団「ハイキュー!!」の皆さんと一緒にこの作品で演劇の頂をみたいと思います。最強の演劇「ハイキュー!!」を楽しみにしていてください。
桜庭大翔コメント
梟谷学園高校木兎光太郎役の桜庭大翔です! 最終章である“頂の景色・2”は一層今まで歩んできた歴史が垣間見える、まさに集大成としてふさわしい作品に仕上がっています。そして、演劇「ハイキュー!!」は今まで出演した全てのキャストたちが繋ぎ、作り上げた作品だと改めて感じました。今回で終わってしまうのは本当に寂しく思いますが、最後はやっぱり僕たちらしく、最高に盛り上げていきたいと思います! 応援のほど、よろしくお願いします!
遊馬晃祐コメント
稽古場ではバレーボールの指導だったり、チーム作りの手伝いなど今までとは違った立ち位置になることも多く、いつもより客観的に演劇「ハイキュー!!」を見ていました。今まで僕たちがやってきたことを少しでも伝えられていたらいいです! 及川徹も久々に観てもらえるのでワクワクしてます! 演劇「ハイキュー!!」は本当にすごいです! 初めて通しをした時にプロデューサーが言ってくれた言葉「ずっと終わってほしくない」。それくらい初演からの歴史や想いが詰まった作品となっています。ウォーリーさんの演出がやばい!! スタッフさんもずっと繋げてくれてありがとう!!! 僕たちの最後をぜひ見届けてください。
※2021年4月26日追記:4月29日から5月9日までの公演は新型コロナウイルスの影響で中止になりました。これに伴い、5月9日の無観客公演が生配信される予定です。
(c)古舘春一/集英社・ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」製作委員会
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