青年せいねん団だん「ソウル市民しみん」江原えばら河畔かはん劇場げきじょう公演こうえんの開幕かいまくに平田ひらたオリザ「再さいスタートになれば」

青年せいねん団だん「ソウル市民しみん」が、昨日きのう7月がつ7日にちに兵庫ひょうご・江原えばら河畔かはん劇場げきじょうで開幕かいまくした。

平田ひらたオリザが作さく・演出えんしゅつを手てがけ、1989年ねんに初演しょえんされた「ソウル市民しみん」は、日本にっぽんによる植民しょくみん地ち化かを翌年よくねんに控ひかえた1909年ねんの韓国かんこく・ソウルを舞台ぶたいにした作品さくひん。本ほん作さくでは、ソウルで文房具ぶんぼうぐ店てんを経営けいえいする日本人にっぽんじん一家いっかの1日にちを通とおして、“人ひとが人ひとを支配しはいするとはどういうことなのか”という問といが投なげかけられる。

平田ひらたは「江原えばら河畔かはん劇場げきじょうは、『江原えばら発はつ、世界せかいへ』という大おおきな目標もくひょうを掲かかげてスタートしました。しかし開業かいぎょうと同時どうじにコロナ禍かに見舞みまわれ、私わたしたちはきわめて限定げんてい的てきな活動かつどうを強しいられてきました。『ソウル市民しみん』は、このあと10月がつにはポーランド公演こうえんを控ひかえています。今回こんかいの公演こうえんが、再さいスタートになればと願ねがっています」とコメントした。

上演じょうえん時間じかんは約やく1時じ間あいだ30分ふんとなり、公演こうえんは7月がつ10日とおかまで。なお18歳さい以下いかの観劇かんげきは予約よやくは必要ひつようだが、無料むりょうとなる。