宮城みやぎ聰さとし演出えんしゅつのオペラ「ポントの王おうミトリダーテ」延期えんきを経へて上演じょうえん決定けってい

宮城みやぎ聰さとし演出えんしゅつのオペラ「ポントの王おうミトリダーテ」が、12月4日にちから11日にちまでドイツ・ベルリンのベルリン国立こくりつ歌劇かげき場じょうで上演じょうえんされる。

「ポントの王おうミトリダーテ」は、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトが作曲さっきょく、ヴィットーリオ・アマデオ・チーニャ＝サンティが台本だいほんを手てがけた作品さくひん。宮城みやぎがヨーロッパでオペラを演出えんしゅつするのは、今年ことし7月がつにフランスのアルシュヴェシェ劇場げきじょうで上演じょうえんされた「クレタの王おう イドメネオ」に続つづいて2作さく目めとなる。指揮しきをマルク・ミンコフスキが担にない、空間くうかん構成こうせいを木津きづ潤じゅん平ひらめ、美術びじゅつを深沢ふかさわ襟えり、衣裳いしょうを高橋たかはし佳代かよが務つとめる。なお本ほん作さくは、2020年ねんに同どう劇場げきじょうで初演しょえんされる予定よていだったが、新型しんがたコロナウイルス感染かんせん症しょうの再さい拡大かくだいに伴ともない延期えんきになっていた。

劇げき中ちゅうでは、ポントの王おう・ミトリダーテと、その若わかい許嫁いいなずけ・アスパージア、そしてミトリダーテの2人ふたりの息子むすこ・シーファレとファルナーチェの物語ものがたりが展開てんかいする。ミトリダーテは、自分じぶんが戦死せんししたとうその報告ほうこくを流ながし、息子むすこたちのアスパージアに対たいする態度たいどを知しろうとするが……。上演じょうえん言語げんごはイタリア語ごで、ドイツ語ごと英語えいごの字幕じまく付つき。