アマヤドリが「人形にんぎょうの家いえ」を「激論げきろん版ばん」「疾走しっそう版ばん」の2バージョンで上演じょうえん

アマヤドリ「『人形にんぎょうの家いえ』激論げきろん版ばん / 疾走しっそう版ばん」が、3月15日にちから24日にちまで東京とうきょう・シアター風姿ふうし花はな伝でんで上演じょうえんされる。

アマヤドリではこれまでにもヘンリック・イプセンの作品さくひんに取とり組くんできた。広田ひろた淳一じゅんいちが構成こうせい・演出えんしゅつを手てがける本ほん公演こうえんでは、イプセンの「人形にんぎょうの家いえ」を脚色きゃくしょくし、会話かいわを主体しゅたいとした「激論げきろん版ばん」と、身体しんたい表現ひょうげんを主体しゅたいとした「疾走しっそう版ばん」の2バージョンで立たち上あげる。

上演じょうえんに際さいし広田ひろたは「『激論げきろん版ばん』では、原作げんさくの形かたちを守まもりつつも言葉ことばを大分だいぶ刈かり込こんでソリッドなドラマに仕立したて直なおし、イプセン戯曲ぎきょくのポテンシャルを最大限さいだいげんに活いかした格闘技かくとうぎみたいな会話かいわ劇げきをお見みせできればと思おもいます。一方いっぽうの『疾走しっそう版ばん』では、とにかく俳優はいゆうの身体しんたいを頼たよりにして大胆だいたんに戯曲ぎきょくを再さい構成こうせいし、明滅めいめつするイルミネーションのような悪夢あくむのフラッシュバックとして人形にんぎょうの家いえを、つまり、失うしなわれた家庭かていの幸福こうふく、崩くずれ去さった近代きんだいの夢ゆめを、お見みせできればなと思おもいます。片方かたがただけでも、もちろん、両方りょうほうでも。ご来場らいじょう心しんよりお待まちしております」とコメントしている。チケットの一般いっぱん販売はんばいは1月がつ20日はつか10:00にスタート。