「恋花幕明録~前日譚~」木原瑠生のお気に入りはあのキャラの歌、輝馬は「僕だけを観て」
2024年2月8日 19:00
12 ステージナタリー編集部
明治モダン歌劇「恋花幕明録~前日譚~」が本日2月8日に東京・IMM THEATERで開幕した。これに先駆け同日昼、初日会見が行われた。
本作は、戊辰戦争後の明治時代に生きる、歴史上の武士たちとの恋愛シミュレーションゲーム「恋花幕明録」の舞台化作品。劇中では、ゲーム本編の前日譚として、戊辰戦争中の出来事が描かれる。会見には、斎藤一役の木原瑠生、土方歳三役の上田堪大、桐野利秋役の坪倉康晴、榎本武揚役の輝馬、脚本・演出を担うほさかようが登壇した。
まず各キャストが、お気に入りのシーンや注目してほしいポイントなどを紹介。木原は「新撰組の3人、特に土方(上田)と僕演じる斎藤の成長が、舞台を通じての見どころ」とコメント。続けて「お気に入りは桐野(坪倉)の歌です。そこから始まるワンシーンが、なんとも愛らしくはかない」と述べ、ほかの登壇者たちも共感の笑みをこぼした。
上田は「エドワルド・スネル役の藤田玲くんのとあるシーン。カッコよくて色っぽく、いつも良いなあと思っています」、坪倉は「新政府軍の3人の関係性、特に僕演じる桐野と木戸(北園)が後半でどうなっていくかに注目してもらえたら。お気に入りシーンは、西郷さん(spi)と“ある男”の、刀での一騎打ち。熱い演出になっています」とそれぞれ語る。
輝馬は「僕だけを観ていてください」と笑いを取りつつ、「この舞台は、ゲーム本編の“エピソード0”にあたる物語なので、本編で観られないキャラクターの関係性や、過去の話を楽しんでいただけたら」とアピールした。
ほさかは「今回の舞台版ストーリーに恋愛要素はありませんが、せっかく舞台という双方向的な芸術ですので、お客様に恋をしていただける瞬間を作りたいなと考えていて。群像劇の形式でシーンごとに主役を入れ替え、それぞれの見せ場では、キャストたちが歌や殺陣、芝居など多様な方法で、各登場人物の魅力を十二分に表現してくれています」と説明。「ぜひお好きな“タイプ”をお選びいただき、自由にお気に入りのシーンを見つけていただければ」と観客へメッセージを送り、「僕も稽古場ではキュンキュンしながら演出をしていました」と明かした。
最後に、木原が「今回のキャストは……まあ簡単な言葉になってしまいますけれども、“すごい”んですよね。歌がすごすぎて笑ってしまうってこういうことかと(笑)、稽古場から肌で感じました。(観客の)皆さんはどうかその迫力に負けず、それぞれの武士の思いや命をかけて戦う熱い姿を、しっかり観ていただけたらと思います」と期待を述べた。
上演時間は、途中休憩10分間を含む、約3時間。本作は2月18日までIMM THEATERで上演されたあと、23日から25日まで兵庫・AiiA 2.5 Theater Kobeで行われる。なお、2月24・25日公演ではニコニコ生放送でライブ配信が行われるほか、8月2日には同作のBlu-rayが発売される。
(c)歌劇「恋花幕明録」製作委員会
∞YUKO∞ボーカルシンクロナイザー/歌唱 指導 @Yuko_uru_veeko