フレッシュな歌声響く!「GIRLFRIEND」6人のキャストが稽古場で切磋琢磨
2024年5月28日 18:09
4 ステージナタリー編集部
ミュージカル「GIRLFRIEND」の公開稽古が、本日5月28日に東京都内で行われた。
本作はマシュー・スウィートのCDアルバム「GIRLFRIEND」をもとに、脚本をトッド・アーモンドが手がけるミュージカル。劇中では、1990年代のアメリカ・ネブラスカ州の小さな町を舞台に、学校になじめないウィルと、人気者のマイクという2人の青年の、甘酸っぱい“恋愛”が描かれる。翻訳・演出を小山ゆうなが担当。また訳詞を上田一豪が手がける。
本日の公開稽古では、トリプルキャストでウィルを演じる高橋健介、島太星(NORD)、井澤巧麻と、マイクを演じる萩谷慧悟(7ORDER)、吉高志音、木原瑠生が劇中の3曲を歌唱した。まず披露された1幕3場の「Reaching Out」は、ウィルとマイクが初めてドライブインシアターで映画を観た帰り道のシーンで歌われるナンバー。ここではウィル役の井澤とマイク役の木原が、さわやかな歌声を披露した。
続いてウィル役の高橋、マイク役の萩谷が、1幕8場のドライブの場面に登場する「GIRLFRIEND」を歌う。アップテンポな楽曲に合わせ、高橋と萩谷はダンスしたり楽器を演奏するまねをしたりと、にぎやかなパフォーマンスで会場を盛り上げた。最後は島と吉高が、ウィルとマイクがグッと心の距離を縮める1幕8場の楽曲「We're the Same」を歌唱。吉高の突き抜けるようなハイトーンに、島が優しい声を重ね、2人は美しいハーモニーを稽古場に響かせた。
歌唱披露後の取材にはキャストのほか、翻訳・演出の小山も出席した。今回は全キャストが東宝ミュージカルに初出演。高橋は「初めて記者の皆さんに稽古を観てもらって、なぜか『僕とマイクが楽しく歌ってるんだから、観ないでよ!』と感じました(笑)。だから“観る”というより、ウィルとマイクの2人の物語を“のぞき”に来てもらえたら」と思いを語る。「僕にとって特別な場所であるシアタークリエに立てることが感動的」と言う萩谷は、ミックステープが本作のキーアイテムであることに触れて「小山さんから、テープへの録音は大変で特別な作業なのだと教えてもらった。テープの音楽を通じてウィルとマイクがつながる様子を大切に演じたい」と抱負を述べた。
北海道在住の島は「東宝さんからお話をいただき、『北海道にも“電波”が届くんだ』と驚きました……」と独特の表現で話すと、萩谷が即座に「地元に謝れ!(笑)」とツッコんで記者の笑いを誘う。島は「僕は会話が苦手ですが、歌は安心して気持ちを伝えられる“ホーム”。だからといって自信満々になりすぎず、ウィルに見えるように歌いたい」と思いを述べる。吉高は「ウィルとマイクの濃い時間が流れていると稽古しながら感じます。甘酸っぱい青春を生きる高校生2人の、生っぽい空気感を体感してほしい」と観客に呼びかけた。
バンドやストリートライブの経験を持つという井澤は「音楽は自分にとってかけがえのないもの」と言葉に力を込め、上演に向け「キャストの組み合わせによって“色”も声も変わる。何度観ても楽しめる舞台だと思います」と観客にメッセージを送る。木原は自身と音楽の関係について「音楽は命と同じくらい大切」と言い、「“未来のスターたち”の中に加われてうれしい(笑)。僕にとっても今後の人生を左右する舞台になると思うので、がんばりたい」と真摯に話した。
翻訳・演出の小山は「ウィルとマイクは決して語彙が多いわけではありません。『シンプルな言葉の裏にある意味は何だろう』と、みんなでたくさん考えています」と稽古の様子を語る。また出演者については「6人はそれぞれ得意分野が違い、ある種ライバルでもあります。でも彼らがすごいのは、得意分野を互いに教え合っているところ。相乗効果でどんどん全体のパフォーマンスが良くなっています」と厚い信頼を寄せた。
公演は6月14日から7月3日まで東京・シアタークリエで行われる。
TANUSUN @DrumofK
こちらでは更 にキャストの談話 の詳 しいお話 が~。萩 ちゃんがミックステープの「録音 」についてコメントしてくれてるのが萩 ちゃんであったり、そして何気 ない北海道 愛
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