シュツットガルト・バレエ団だんが6年ねんぶりにフルカンパニーで来日らいにち、芸術げいじゅつ監督かんとく＆ダンサーが期待きたい語かたる

「シュツットガルト・バレエ団だん 2024年ねん日本にっぽん公演こうえん」が、11月2日にちから10日とおかまで東京とうきょう・東京文化会館とうきょうぶんかかいかんで上演じょうえんされる。これに先駆さきがけ、7月がつ29日にちに東京とうきょう都内とないで記者きしゃ会見かいけんが行おこなわれた。

シュツットガルト・バレエ団だんがフルカンパニーで来日らいにち公演こうえんを行おこなうのは、2018年ねんの「シュツットガルト・バレエ団だん 2018年ねん日本にっぽん公演こうえん」以来いらい約やく6年ねんぶり。「2024年ねん日本にっぽん公演こうえん」では、昨年さくねん没後ぼつご50年ねんを迎むかえた同どうバレエ団だんの創設そうせつ者しゃジョン・クランコ振付ふりつけ・演出えんしゅつによる「オネーギン」と、同どうバレエ団だん出身しゅっしんのジョン・ノイマイヤーが振付ふりつけを手てがけた「椿つばき姫ひめ」が上演じょうえんされる。1820年代ねんだいのロシア・ペテルブルクを舞台ぶたいにした「オネーギン」は、誠実せいじつな女性じょせいタチヤーナと厭世えんせい的てきな貴公子きこうしオネーギンによる悲劇ひげき的てきな恋こい物語ものがたり。19世紀せいきのフランス・パリを舞台ぶたいにした「椿つばき姫ひめ」では、高級こうきゅう娼婦しょうふマルグリットと青年せいねんアルマンの悲恋ひれんが描えがかれる。

会見かいけんには、芸術げいじゅつ監督かんとくのタマシュ・デートリッヒ、「2024年ねん日本にっぽん公演こうえん」に出演しゅつえんするフリーデマン・フォーゲル、エリサ・バデネス、マッケンジー・ブラウン、ガブリエル・フィゲレドが出席しゅっせき。デートリッヒは2022年ねんに日本にっぽんで行おこなわれた「シュツットガルト・バレエ団だん ガラ公演こうえん」を振ふり返かえり、「当時とうじはコロナの影響えいきょうもあり、公演こうえんの規模きぼを縮小しゅくしょうしなければならなかったのですが、無理むりをしてでも来日らいにちした甲斐かいがありました」と述のべつつ、「2024年ねん日本にっぽん公演こうえん」の話題わだいにつなげ、「『オネーギン』は日本にっぽんでも人気にんきの作品さくひん。また今回こんかい、『椿つばき姫ひめ』の振付ふりつけ家かであるノイマイヤーも共ともに来日らいにちし、演出えんしゅつを手伝てつだってくれるという話はなしになっていますので、我々われわれも非常ひじょうに楽たのしみにしています」と晴はれやかな表情ひょうじょうで語かたった。

「オネーギン」でタイトルロール、「椿つばき姫ひめ」でアルマン役やくを務つとめるフォーゲルは、本日ほんじつ7月がつ31日にちに東京文化会館とうきょうぶんかかいかんで開幕かいまくする「第だい17回かい 世界せかいバレエフェスティバル」に出演しゅつえんすることに触ふれ、「『2024年ねん日本にっぽん公演こうえん』の予告編よこくへんのような形かたちで、私わたしとエリサで『椿つばき姫ひめ』のパドドゥを踊おどる予定よていです。そちらも楽たのしみにしていてください」とコメント。「オネーギン」でタチヤーナ役やく、「椿つばき姫ひめ」でマルグリット役やくを演えんじるバデネスは「日本にっぽん公演こうえんに出演しゅつえんできることに対たいし、非常ひじょうにワクワクしています」と笑顔えがおを見みせる。また記者きしゃから、クランコ作品さくひんとノイマイヤー作品さくひんの印象いんしょうについて問とわれると、フォーゲルとバデネスは「2人ふたり共ども、動うごきを通とおしてストーリーテリングができる天才てんさい」と口くちをそろえた。

ブラウンは同どうバレエ団だんのプリンシパルに昇格しょうかくしたばかりで、フィゲレドは2024-2025シーズンからプリンシパルに昇進しょうしんする新星しんせい。「オネーギン」でオリガ役やく、「椿つばき姫ひめ」でプリュダンス役やくを務つとめるブラウンは「私わたしたちが若わかい頃ころから、芸術げいじゅつ監督かんとくが気きにかけてくださっていたことをとても感謝かんしゃしています。ダンサーとして、アーティストとして、そして人間にんげんとして、今後こんごもどんどん成長せいちょうしたいと思おもいます」と意気込いきごみを語かたり、「オネーギン」でレンスキー役やく、「椿つばき姫ひめ」でデ・グリュー役やくを務つとめるフィゲレドは「芸術げいじゅつ監督かんとくが私わたしを信頼しんらいしてくださっていること自体じたいが、私わたし自身じしんのモチベーションを高たかめる材料ざいりょうになっています。特とくに『オネーギン』のレンスキーは、ジェットコースターのような感情かんじょうを持もった人物じんぶつなので、彼かれの感情かんじょうを踊おどりで表現ひょうげんできれば」と抱負ほうふを述のべた。

会見かいけんの終盤しゅうばん、記者きしゃから日本にっぽんの観客かんきゃくの印象いんしょうについて問とわれたフォーゲルは「皆みなさん、バレエ文化ぶんかを大切たいせつにしてくれる方ほうばかり。作品さくひんのストーリーや背景はいけいにある情報じょうほうをよくご存ぞんじで、とても目めが肥こえていらっしゃると思おもいます」とにこやかに答こたえた。

「2024年ねん日本にっぽん公演こうえん」のチケットは8月がつ7日にち10:00に一般いっぱん発売はつばいされる。