能のう「蝉せみ丸まると逆ぎゃく髪かみ」をくるみざわしん・笠井かさい賢一けんいちが改作かいさく、“現代げんだい語ごで解とく能のうの物語ものがたり”シリーズ第だい1弾だん

「蝉せみ丸まると逆ぎゃく髪かみ」が10月17・18日にちに東京とうきょう・銕仙会かい能楽のうがく研修けんしゅう所しょで上演じょうえんされる。

本ほん公演こうえんは、“現代げんだい語ごで解とく能のうの物語ものがたり”シリーズの第だい1弾だん。劇げき作家さっかで精神せいしん科か医いのくるみざわしんが劇作げきさく、アトリエ花はな習主宰しゅさいの笠井かさい賢一けんいちが演出えんしゅつを務つとめる本ほん作さくでは、能のうの曲きょく「蝉せみ丸まると逆ぎゃく髪かみ」から能のうの様式ようしきを外はずし、物語ものがたりの原点げんてんをあらわにする形かたちで改作かいさくする。高貴こうきな生うまれながらも異形いぎょうであったため、捨すてられてしまった姉あね（逆ぎゃく髪かみ）と弟おとうと（蝉せみ丸まる）。2人ふたりの出会であいと別わかれの中なかに見みえるものとは……。

出演しゅつえん者しゃには川口かわぐち龍りゅう、近藤こんどう結宥花ゆうか、鳥山とりやま昌克まさよしが名なを連つらね、演奏えんそうを設楽したら瞬まどか山さん、橘たちばな政まさし愛あい、岩佐いわさ鶴つる丈たけが担当たんとうする。