みかんさん (女性20代)
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顔レビ
みかんさんのレビュー一覧
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春風凛
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本来であればたとえママ友の関係であっても、各家庭における財産の話はむやみに公開や介入をしないように気を遣うべきところだと思うのですが、無意識にマウントをとってしまう性格の人にとっては、もしかするとそうした心がけはあまり気にしないのかもしれないと思いました。それにしても佐々木の変貌ぶりには驚きました。少しのきっかけだけでもこれほど一人の性格が変わってしまう可能性があるということを考えると、人間関係というのは難しいものなのだということを意識させられます。
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月森雅子
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いたってごく普通にみえる登場人物が、些細なことをきっかけとして性格を豹変させてしまうというシーンが描かれており、人間ならではの見えない弱さや暗さがひしひしと伝ってきます。自分が中でも特に注目したいのは、「嫉妬」という感情ですね。自分よりも他人のほうが上であると認識して不快に感じ、何らかの形で見返してやろうとする動きには、読者視点からすると怖さを感じるのですが、この考えがさらにエスカレートしてしまった場合は、果たしてその先に何が待ち受けているのか、ゾクゾクします。
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春風凛
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人間、決して見た目がすべてという訳ではないのですが、この話ではかなり外見の特徴に意識を強調している部分があり、読んでいると小百合の虚しさや悔しさが強く伝わってきます。整形後、自分を見下した周囲の人に対してリベンジしたいという執念的な考えに燃えている主人公の描写からは、すさまじいものが感じられます。勇人へのリベンジについてはけっこう執着的な雰囲気があり、最後まで目が離せません。
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嬉野めぐみ
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自己評価よりも大勢の他人からもらう評価のほうに重い価値を見出だすタイプの人々の姿が、よく描かれたストーリーといえます。リアルな生活では得られることのない満足感をSNSに求めようとする意識がどんどん高まっており、結果的に話が泥沼方向へと進んでいく展開を見ていると、哀れに感じてしまいます。際限のない欲求に終止符をうち、ありのままの自分の姿にも同じくらい長所を発見することが、本当の幸せを歩むための第一歩なのではないかと私は思います。
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川中島みゆき
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優子は妻となった後も、簡単に言えば「自分ならもっと幸せな運命になるはずだったのに」という未練を募らせていたように感じました。常に上を目指しているという点である意味「向上心」の一種と表現するならば聞こえは良いのかもしれませんが、今ある状況に満足できるゆとりの気持ちも持っていないと、最終的には自らの身に悲劇を起こす可能性を高めてしまうことにも繋がるのですね。縁があって出会えた人との関係は、いつも大事に考える必要があると思いました。
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寝猫
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人間は相手の外見や中身の性格などを総合的に見て判断することで、その人を好むか好まないかを決めている生き物である、ということを逆説的によく実感できるストーリーだと思いました。麗香の置かれている立場は少し哀れに感じられたのですが、それ以上に登紀子が巻き起こした例のバイトから発展した騒動の顛末を見ていると、予想だにしなかったことが起きていて驚きました。ある種の心の中の闇も浮き出ていて、とても強く印象に残ります。
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ストーリーな女たちブラック編集部
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幸せになりたいという願望は、おそらくきっと誰にでもあると思います。ですがそのために行う方法が普通に考えて著しく常識からかけ離れていたり、自身の拘りが強すぎるがあまりに他者を落とす方面へ向かってしまうと、まさに本作品シリーズに登場しているダークヒロインの考え方と同じになってしまうという危険性が出てくるのだと感じました。自分も無意識にこのような感情を持つことの無いように、気をつけて生きていこうと思います。
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マチ
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もし作品の主題がパートナーの浮気だけにフォーカスされているのであれば、別れることで問題解決になりそうな話なのですが、このストーリーではその後の展開がかなり尾を引いており、もはやここまでくるとリコの本当の敵は一体誰なのか、読んでいて悩みます。確かに全てのトラブルの発端をつくったのは夫なのですが、彼の最初の相手である女の執念級ともいえる偵察癖が新たな問題を増やしており、リコは果たしてどこまで対応すれば良いのか、この先の展開が気になります。
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本当にあった女の人生ドラマ編集部
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毎巻、非常に個性の強い人が登場していますが、よくよく考えてみれば自分の周囲にも、作中に描かれているキャラのような性格を持つ人がいるということを思い出しました。中でもさまざまな物事を自慢して相手よりも優位に立ちたいという、いわゆるマウントをとりたがる人は、これまで何人も目にしてきたことがあります。おそらく当の本人はそれを悪いことだとは思っていないはずなので、遭遇した場合は指摘せず、うまくやりすごすことが必要だと感じました。
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柚木涼太 / ストーリアダッシュ
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作中では主人公宅に同居する脇役女性として描かれているキャラクターなのですが、ユウの存在が個人的に気に入っています。バンド活動しながらコンビニでバイトに励んでおり、そのクールビューティーな姿を見れば、「イケメン女子」という言葉はまさに彼女のことを表現するためにあるような感じさえします。メインとなっているみのりと小恋の関係性について注目すると、どちらかといえば無邪気な小恋の言動にみのりが振り回されているシーンが多いといえます。タイトル名が直球なだけに読む勇気を必要とする人もいるかもしれませんが、ブレることのないしっかりとした理性を持って読めば大丈夫です。
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早瀬黒絵 / 汐谷しの
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幾度となく波乱が待ち受けていたり、越えなければならない壁が立ちはだかったりしていますが、困難を乗り越える都度、ミスリルとアルフリードの絆がどんどん深まってきている気がしました。ヒロインの真面目で一生懸命働く姿には好感が持てますし、ヒーローも頼りになる雰囲気が感じられます。例のドラゴン関連の件が気になるところもありますが、ようやくつかんだ幸せな結婚生活はこれからも末永く続いてほしいと願っています。
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那由多芹 / m
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ルディとセイナが織り成している関係の場合、お互いに身分や育ってきた環境の違いがあったために仕方がなかったとはいえ、もし仮に二人ともに早い段階から相手のことを好きであり、かつその気持ちをストレートに素直な態度で表していたのであれば、その後の運命はもっと大きく変わっていたのかもしれないと思いました。ただしすれ違いのシーンでみられる駆け引きが、逆にその後に好転する一つの伏線として働いている点もあるように感じられたので、運命って面白いと思いました。
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玄野さわ
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ここで描かれているシチュエーションには尊さが感じられ、読んでいると萌えます。主に佐藤くんのほうが積極的に誘ってきているような雰囲気を感じますが、決して終始全てが一方的な形で進んでいるのではなく、梨花のほうもまた新たな感覚に酔っていたり、彼女なりにより楽しもうと精一杯彼を受け止めている姿が印象に残りました。二人とも性格が良いですし、本当の両想い関係だからこそ味わえる深い愛には心がジーンとしました。
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つばくろ
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ストレスの多い仕事環境のなかで毎日を過ごしている人であれば、これほど激甘な関係になって自分だけを癒やしてくれる存在がいるというのは、本当に嬉しいことだと思います。特に、南瀬が自然な形でじゅんをリードしてくれるところには胸キュンしますね。はじめのうちこそヒロインにはやや緊張した感じも見受けられますが、社会人としてなかなか甘えられる立場ではないからこそ、こういう時ぐらいは相手に心も身体も許してあげたいところです。
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シヲニエッタ / 篁ふみ
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皆が憧れる、まるでシンデレラのようなロマンチックな恋愛シチュエーションに、大人としての濃厚な嗜みや情熱をプラスすると、まさしくこの作品の世界観が生まれるのではないかと感じました。特にヒーローから受ける溺愛ぶりに着目すると、例えば「結花は私のものだよ」という、短い言葉ながらもこれほどまでに心に強く響くパワーフレーズは、とても印象に残りますね。とりわけ、自分に自信が持てず他人からの視線を気にして逃げ出そうとするヒロインを、大きな懐で包み込んでいる貴臣の姿をみると、感動します。
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ゆん
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描写か濃厚で、まるでとろけるように甘い魅力的な雰囲気が漂っています。うい子は本来であればおとなしい主人公のように感じられるのですが、ある特定の時期が訪れたがために、ガラッと積極的な性格へ変貌している場面は衝撃的でした。そんな彼女の衝動や欲求を、六条はきちんと受け止めてくれていると思います。時間が経つにつれてヒーローを信頼できる相手のように認識し始めて以降、他者との関係のなかでうい子の嫉妬に似た気持ちも伝わってくる特徴があり、読んでいるとドキドキが止まりません。
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菜花
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外見的には仲が悪そうに見えながらも、実際のところはある意味仲良しという関係が良いですね。お互いの年齢的には決してタブーではないのにもかかわらず、なぜか無償に、しかもまるで禁断の関係にもあるようにすら感じてしまう恋愛なのは、ワクワクします。先生同士という立場である以上、仕事で教える時の顔とプライベートでの顔では、全く異なった雰囲気が感じられるのですが、兎川は大神に最終的にどこまで迫られてしまうのか、続きが気になります。
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すみ
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特にヘビーな恋愛描写が好きな人にとっては、宗一と結の関係性をみていると胸キュンすると思います。とにかく二人は相性が良いのですね。周囲の人間関係にも目を向けてみると、例えば弟あるいは羽瀬川といった存在は気になりますし、結果的に後々のストーリー展開でどのような影響を与えることになるのかドキドキします。またイラストが綺麗で繊細なところもこの作品における一つのプラスポイントであり、その雰囲気の華やかさ・切なさ・美しさを、より深く味わえます。
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えんがわあぶり / 長月おと / コユコム
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「仏の顔も三度まで」という言葉すら通り越して、これほどまでに悲劇的な運命を繰り返していれば、さすがに誰だって心が折れそうになるのも当然だと思いますね。それでもシャルロッテはよく耐えてきたほうだと感じます。自分がこの先どうなるか結末を知っていたも同然だったからこそ、魔王へ清々とした態度で自分の覚悟を示し申し出ることができたのではないかと思います。でも結果的にこれが契機となったようで、ようやく新たな人生を送れそうな雰囲気がみられます。今度こそ幸せになってほしいです。
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式部玲 / 小山内慧夢 / 芦原モカ
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ロマンチックな世界観のなかに、コメディーらしい楽しさが融合されているストーリーだと感じました。例の下着の件はインパクトが強めでしたが、イメージダウンとはならずむしろフォルカーからの興味を自分へと引き寄せる結果に繋がっているところは、ヒロインにとってある意味本当に救いだったといえます。また後々になって描かれている、フォルカーとフレデリカが愛し合う濃厚なシーンは、読者として絶対に見逃せないですね。
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