(Translated by https://www.hiragana.jp/)
Dead Stock Fabric Bag Collection|Ron Herman

Journal

Dead Stock Fabric Bag Collection

Dead Stock Fabric Bag Collection

Ron Herman Journal

Issue 89Posted on Feb 28.2024

人目ひとめれずつかずでねむっていたアイテムが、ときることでさらに魅力みりょくす「デッドストック」。経年けいねん変化へんかたのしむ「ヴィンテージ」とはことなり、当時とうじのつくりしゅおもいやクリエイションが、時間じかんえていま時代じだいによみがえります。貴重きちょうなデッドストックは宝物ほうもつのようなしんときめく存在そんざい出合であうことができるのは、とてもラッキーなこと。わたしたちは今回こんかい、そんな幸運こううんめぐまれたのです。

1990 年代ねんだい~2000 年代ねんだいのデッドストックファブリックを使用しようしたバッグコレクション「Dead Stock Fabric Bag Collection」。ロサンゼルスでぐん支給しきゅうひん生産せいさんしていた工場こうじょうが閉鎖へいさとなったさいに、ロールの状態じょうたいで発見はっけんされたことでプロジェクトがスタート


「1990年代ねんだいのデッドストックのゴアテックスのファブリックがつかった」。ロサンゼルスのスタッフから連絡れんらくけたときの、わたしたちのおどろきと高揚こうようかんといったら。しかも、MIL-SPEC(ミルスペック)に対応たいおうしたファブリック! MIL-SPECとは、アメリカぐん物資ぶっし調達ちょうたつにあたりめているきびしい規格きかくです。衣服いふくやシューズ、腕時計うでどけいなど幅広はばひろいアイテムにわたりますが、どれも北極ほっきょく南極なんきょく砂漠さばく熱帯ねったい雨林うりんなど過酷かこく気候きこうでも、100%の性能せいのう発揮はっきすることがもとめられています。とにかくタフでハイスペック。その時代じだいでもっともハイクオリティなアイテムといっても過言かごんではありません。

ファブリックはウッドランドカモのゴアテックスとネイビーのリップストプの2種類しゅるい過去かこにアメリカぐん製作せいさくされていたバッグをベースにモディファイし、
デイリーに使つかえるアイテムへと昇華しょうかさせた


今回こんかいつかったゴアテックスのデザインパターンは、現在げんざいでは生産せいさんされていないウッドランドカモととても希少きしょうせいたかいもの。さらにアメリカぐん採用さいようされていた、BDU(Battle Dress Uniform(バトル・ドレス・ユニフォーム)で使用しようされるリップストップのネイビーのファブリックも発見はっけん。こちらも当時とうじすうねんしか生産せいさんされなかった貴重きちょうなものです。

シーンをえらばずに活躍かつやくするエフェクバッグ。スタイリングのアクセントにもよし


ハイブランドもこぞってミリタリーのエッセンスをコレクションにれて、いまやミリタリールックは定番ていばんジャンルに。とりわけ1990年代ねんだいから2000年代ねんだいのアイテムは、ここすうねんたか人気にんきんでいます。この宝物ほうもつをどのようにまれかえらせようか。わたしたちがおもいついたこたえが、バッグコレクション「Dead Stock Fabric Bag Collection」でした。防水ぼうすいせい耐久たいきゅうせいたか軽量けいりょうと、どちらもバッグにはベストなファブリック。おも荷物にもつはこんでも、ラフに使用しようしてもへこたれることがなく長年ながねん愛用あいようができます。

ロサンゼルスのミリタリーアイテムせんもんのファクトリーに特別とくべつオーダー。ドローコードなどの細部さいぶにもミルスペックとしてのこだわりを。
デザインのポイントとなっているネームタグもロンハーマンオリジナル


もちろん、現在げんざい最先端さいせんたんのファブリックとくらべるとスペックはおとります。ですが、1990年代ねんだいならではのアメリカらしい息吹いぶき意味いみでのラフさを、現代げんだいにおいては魅力みりょくとしてたのしむことができるのです。まさにデッドストックならでは。当時とうじ風合ふうあいを大切たいせつにするために、ロサンゼルスをベースとしてぐん支給しきゅうひん受注じゅちゅうするファクトリーで生産せいさん。ディテールにもこだわり、ロンハーマンだけのオリジナルなバッグに仕上しあがりました。さて、つぎ宝物ほうもつはいつ発見はっけんできるのか。そして、どのようによみがえらせようか。かんがえるだけで、ワクワクかんがとまりません。ぜひ、みなさんもたのしみにおちください。

Latest Issue

Back to Index