希望の党の小池百合子代表(東京都知事)は19日の記者会見で、衆院選後も党代表と知事職の兼務を続ける意向を示した。また、「私は国会議員の資格がないので、国会での代表者を置く」とも述べ、国会議員から共同代表を選ぶ必要があるとの認識を示した。
希望は、小池氏がパリ出張から帰国する25日以降に両院議員総会を開き、執行部人事を決める方針。小池氏は、日本維新の会の代表を松井一郎大阪府知事が兼務し、片山虎之助参院議員が共同代表を務めていることに言及した上で、「(希望も)役割分担になると思う」と述べた。
小池氏は7月の都議選後、都政に専念したいとして地域政党「都民ファーストの会」代表を辞任した経緯がある。しかし、衆院選後も希望代表を続けるかと会見で問われ、「はい。代表でございます」と明言した。
これに関し、希望の樽床伸二選対事務局長は都内で記者団に対し、衆院選での同党の獲得議席が公示前の57を下回った場合でも「小池氏の責任とは思わない」と述べ、代表の進退問題にはならないとの見方を示した。
一方、小池氏は民進党出身者の公認に絡み「排除する」と発言したことについて「きつい言葉だったかもしれないが、傷つけるつもりは全くない」と改めて釈明した。(2017/10/19-20:38)
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