馬具ばぐ（鞍くら・鐙あぶみ・轡くつわ・四方しほう手しゅ・革かわ物ぶつ）
写真しゃしん／画像がぞう - 刀剣とうけんワールド

刀剣とうけん・日本にっぽん刀がたなの専門せんもんサイト刀剣とうけんワールド
馬具ばぐ（鞍くら・鐙あぶみ・轡くつわ・四方しほう手しゅ・革かわ物ぶつ）写真しゃしん／画像がぞう

戦国せんごく時代じだいに武将ぶしょうを乗のせて戦場せんじょうを走はしりぬけた馬うまにも、刀剣とうけんや日本にっぽん刀がたなと同様どうように、色々いろいろな装飾そうしょくを施ほどこした馬具ばぐが使つかわれました。馬うまの背中せなかに置おく「鞍くら」（くら）や、乗のり手ての足あしを置おくための「鐙あぶみ」（あぶみ）など、現代げんだいでも目めにする馬具ばぐに、どのような装飾そうしょくが施ほどこされていたのでしょうか？「馬具ばぐ（鞍くら・鐙あぶみ・轡くつわ・四方しほう手しゅ）写真しゃしん／画像がぞう」では、芸術げいじゅつ的てき価値かちを持もつ「鞍くら」（くら）、「鐙あぶみ」（あぶみ）、「轡くつわ」（くつわ）、さらに「四方しほう手しゅ」（しおで）や「革かわ物ぶつ」（かわもの）の写真しゃしんを解説かいせつとともにご覧らん頂いただけます。

馬具ばぐ解説かいせつイラスト

馬具ばぐとは、人ひとが馬うまを自在じざいに操あやつるために、馬うまの体からだに装着そうちゃくする道具どうぐのことです。

例たとえば「鞍くら」（くら）は、馬うまの背せに乗のせることで、人ひとの体からだと馬うまの背骨せぼね部分ぶぶんが擦こすれることなく、安定あんていして騎乗きじょうすることができます。

鞍くらの左右さゆうに吊つり下さげ、騎乗きじょうするときや、乗のっているときに足あしを乗のせるための道具どうぐは「鐙あぶみ」（あぶみ）です。

また、馬うまの口くちにくわえさせる棒状ぼうじょうのコントロール器具きぐを「轡くつわ」（くつわ）と言いいます。

鞍くらや鐙あぶみ、轡くつわをはじめとする馬具ばぐは、3～7世紀せいき頃ごろの古墳こふん時代じだいに中国ちゅうごくから日本にっぽんへ伝来でんらいしました。

その後ご、日本にっぽん独自どくじに発達はったつした騎馬きば戦術せんじゅつに応おうじて、馬具ばぐも機能きのう性せいに重点じゅうてんを置おいた形式けいしきに変化へんか。日本にっぽんならではの馬具ばぐの文化ぶんかを作つくり上あげていったのです。

相馬そうま野の馬追うまおいの動画どうが

国くにの重要じゅうよう無形むけい民俗みんぞく文化財ぶんかざいに指定していされている「相馬そうま野の馬追うまおい」を動画どうがでご覧らん頂いただけます。

相馬そうま野の馬追うまおい～出陣しゅつじん・宵よい乗のり～

相馬そうま野の馬追うまおい～本ほん祭まつり～

相馬そうま野の馬追うまおい～野の馬ば懸かか～

鞍くら（くら）掲載けいさい数すう	27 点てん（掲載けいさい予よ定数ていすう：29 点てん）

鐙あぶみ（あぶみ）掲載けいさい数すう	51 点てん（掲載けいさい予よ定数ていすう：52 点てん）

轡くつわ（くつわ）掲載けいさい数すう	5 点てん（掲載けいさい予よ定数ていすう：点てん）

四方しほう手しゅ／鞖／四よん緒いとぐち手しゅ（しおで）掲載けいさい数すう	1 点てん（掲載けいさい予よ定数ていすう：点てん）

革かわ物ぶつ（かわもの）掲載けいさい数すう	4 点てん（掲載けいさい予よ定数ていすう：点てん）

鞍くら（くら）

「鞍くら（くら）」とは、馬うまの背中せなかに人ひとが乗のりやすいように置おく馬具ばぐを指さします。木き、革かわ、獣しし毛げ、布ぬのなどの材料ざいりょうで作つくられ、これまでに様々さまざまな変化へんかを遂とげてきました。戦乱せんらんの世よでも鞍くら（くら）は重宝ちょうほうされ、日本にっぽん刀がたな（刀剣とうけん）の刀かたな装具そうぐなどと同おなじく、様々さまざまな装飾そうしょくが施ほどこされています。

鐙あぶみ（あぶみ）

「鐙あぶみ（あぶみ）」とは、馬うまの背中せなかに置おかれた鞍くら（くら）の両りょう脇わきに、乗のり手てが足あしを乗のせられるように取とり付つけた馬具ばぐの一いち種しゅです。これまでに様々さまざまな形かたちの「鐙あぶみ（あぶみ）」が登場とうじょうし、これを使つかうことで武将ぶしょうは馬うまを容易よういに動うごかせるようになりました。

轡くつわ（くつわ）

「轡くつわ（くつわ）」とは、馬うまの口くちにくわえさせる棒状ぼうじょうのコントロール器具きぐを指さします。轡くつわの鐶の形かたちには、時代じだいによって変化へんかがあり、装飾そうしょくも様々さまざまです。

四方しほう手しゅ／鞖／四よん緒いとぐち手しゅ（しおで）

「四方しほう手しゅ」（しおで）とは、前輪ぜんりんと後こう輪わに取とり付つけられた馬具ばぐのこと。馬うまの胸むね部分ぶぶんにある「胸むね懸かか」と馬うまの尻しり部分ぶぶんにある「鞦」を結むすびつけるための部品ぶひんです。なお、四方しほう手しゅは「鞖」「四よん緒いとぐち手しゅ」とも書かきます。

真鍮しんちゅう蛤はまぐり形がた四方しほう手しゅ

革かわ物ぶつ（かわもの）

「革かわ物ぶつ」（かわもの）では、「下しも鞍くら」や「障泥あおり」（あおり）をご紹介しょうかいしています。下した鞍くらは馬うまの両りょう脇わきに当あてる馬具ばぐ。名なの通とおり鞍くらの下したに敷しきます。一方いっぽうで障泥あおりは泥どろや馬うまの汗あせを避さけるための大型おおがたの革かわ製せい馬具ばぐ。こちらは下しも鞍くらの下部かぶ分ぶんにかけられます。