長崎ながさき県けん・雲仙うんぜん観光かんこうの目玉めだまのひとつにしようと、九州きゅうしゅうの守まもり神がみ「四面しめん宮みや(しめんぐう)」をテーマにした劇げきが制作せいさくされた。10日とおか夜よる、観光かんこう関係かんけい者しゃや地元じもと住民じゅうみんら約やく60人にんに公開こうかいされた場所ばしょは、温泉おんせん街がいにある温泉おんせん神社じんじゃ。役者やくしゃを効果こうか的てきに浮うき上あがらせる照明しょうめいや煙けむりもあいまって幻想げんそう的てきな雰囲気ふんいきに包つつまれた。
主催しゅさいしたのは観光かんこう協会きょうかいなどが合併がっぺいしてつくられ、地域ちいきのブランディングを担になう社団しゃだん法人ほうじん・雲仙うんぜん観光かんこう局きょく。同局どうきょくは、五感ごかんで楽たのしんでもらおうと、すぐ近ちかくまで湯煙ゆけむりや硫黄いおうの香かおりがただようこの場所ばしょでの劇げきを企画きかくした。
劇げきはオリジナル脚本きゃくほんで、諫早いさはやの劇団げきだん員いんら10人にんが上演じょうえん。飛鳥あすか時代ときよから奈良なら時代じだいにかけて活躍かつやくした僧そう・行基ぎょうきを進行しんこう役やくに地域ちいきの伝承でんしょうを紹介しょうかいする。
修行しゅぎょうのために雲仙うんぜんにやって来きた行基ぎょうきが、四よっつの顔かおを持もつ女性じょせいと遭遇そうぐうする場面ばめんからスタート。女性じょせいは「私わたしは九州きゅうしゅうの守まもり神がみである」と答こたえ、光ひかりを放はなって消きえてしまう。その出来事できごとを天皇てんのうに報告ほうこくした行基ぎょうきは神社じんじゃ造営ぞうえいを命めいじられる。その神社じんじゃは四面しめん宮みやと呼よばれ、島原半島しまばらはんとうを中心ちゅうしんに信仰しんこうが広ひろがる――といった内容ないようが続つづく。
観光かんこう局きょくは今後こんごも試験しけん的てきな上演じょうえんを行おこない、観客かんきゃくや住民じゅうみんの意見いけんを聞ききながら改良かいりょうして行いく予定よてい。担当たんとう者しゃは「宮崎みやざき県けんの高千穂たかちほ神楽かぐらのように毎晩まいばん上演じょうえんするのが夢ゆめ。多おおくの人ひとが楽たのしめる場ばになれば」と期待きたいしている。(天野あまの光一こういち)
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