「約束を守らない政治、国民は怒っている」 河野洋平さんが苦言
自民党派閥の裏金事件を受け、「政治とカネ」が問われた国会が21日、事実上閉会した。政治資金規正法改正案が成立したが、「平成の政治改革」の立役者は、「令和の政治改革」をどう評価するのか。当時、野党だった自民党の総裁として、細川護熙首相との間で政治改革に合意した河野洋平氏に聞いた。
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政治で一番大事なのは、約束を守ることだ。国家間や政党間の約束もあるが、最も大切にしなければならないのは国民との約束だ。それを果たしてこなかった先に、今回の問題がある。
企業・団体献金の禁止「5年後」にしたばかりに
今回の政治資金規正法改正で、野党が共同で求めていた「企業・団体献金の禁止」は実現しなかった。本来であれば、すでに実現していたはずの改革だった。
1994年1月、私と細川護…
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- 二階堂友紀
- 東京社会部
人権 LGBTQ 政治と社会