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　（23日にち、第だい106回かい全国ぜんこく高校こうこう野球やきゅう選手権せんしゅけん沖縄おきなわ大会たいかい1回戦かいせん 沖縄尚学おきなわしょうがく6―4名護なご）

　昨夏さくなつ全国ぜんこく8強きょうの沖縄尚学おきなわしょうがくが苦くるしみながらも初戦しょせんを突破とっぱした。同点どうてんの六ろく回かい、犠飛ぎひで勝かち越こし、なお2死し一いち、二塁にるい。ここでエース入にゅう里さと凜に代かわって登場とうじょうしたのが代打だいだ・井上いのうえ和かず流りゅうだ。「チームの勢いきおいをつけよう」と１ストライクからのスライダーを強振きょうしんした。外野がいやの頭あたまを越こえる右中間うちゅうかん三塁打さんるいだで2点てんを追加ついか。流ながれを引ひき寄よせた。

　昨夏さくなつの甲子園こうしえんはスタンドから見守みまもった。好こう投手とうしゅ・東恩納ひがしおんな蒼あお（現げん中大ちゅうだい）らの活躍かつやくに「次つぎは自分じぶんたちが」と胸むねを躍おどらせた。だが、初はじめてベンチ入いりした今春こんしゅんの県けん大会たいかいは準々じゅんじゅん決勝けっしょうで敗やぶれ、沖縄おきなわ大会たいかいのシードを逃のがした。「自分じぶんの走塁そうるいミスで勝かてなかった」

　身長しんちょう167センチと小柄こがらなこともあり、役割やくわりは代打だいだと自負じふしている。「試合しあいの流ながれを読よんで、いつでもいけるように準備じゅんびするのが大事だいじ。代打だいだで全ぜん試合しあいに使つかってもらえるよう、集中しゅうちゅうしていきたい」。＝Agre北谷きただに（大坂おおさか尚子しょうこ）