円急騰、一時157円台 米CPIの伸び鈍化、為替介入の見方も浮上
米労働省が11日発表した6月の消費者物価指数(CPI)は、前年同月比で3.0%上昇した。事前の市場予想(3.1%上昇)を下回り、3カ月連続で鈍化した。前月比(季節調整済み)では0.1%下落。マイナスに転じたのは2020年5月以来で、足元のインフレ圧力の緩和を示す結果となった。
CPIの発表直後、米ニューヨーク外国為替市場では円相場が約4円急騰し、一時、1ドル=157円台をつけた。約3週間ぶりの円高ドル安水準。早期の米利下げの観測が高まり、円が買われたとみられるが、政府・日銀が為替介入に踏み切ったとの見方もでている。
6月は広範な品目で物価上昇…
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この記事を書いた人
- 榊原謙
- アメリカ総局|米国経済担当
- 専門・関心分野
- 米国経済、世界経済