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　今年ことしのノーベル平和へいわ賞しょうが、日本にっぽん原水爆げんすいばく被害ひがい者しゃ団体だんたい協議きょうぎ会かい（日本にっぽん被団協ひだんきょう）に授与じゅよされることが決きまった。11日にちに授賞じゅしょうを発表はっぴょうしたノルウェー・ノーベル委員いいん会かいのヨルゲン・ワトネ・フリドネス委員いいん長ちょうと、報道陣ほうどうじんの一いち問もん一いち答とうは以下いかの通とおり。

　――世界中せかいじゅうで紛争ふんそうが起おきている。委員いいん会かいとして指導しどう者しゃや当事とうじ者しゃに贈おくるメッセージは。

　被爆ひばく者しゃの体験たいけん談だん、証言しょうげんは「核兵器かくへいきの使用しようはどれほど受うけ入いれられないものか」を思おもい起おこさせてくれる重要じゅうようなものです。彼かれらの声こえを聞きくべきです。

　そして、すべての指導しどう者しゃが、痛いたましく、強烈きょうれつな被爆ひばく者しゃの話はなしに耳みみを傾かたむけ、核兵器かくへいきが決けっして使つかわれてはならないと思おもい起おこしてほしいと願ねがっています。

　――ほとんどの推測すいそくを裏切うらぎる形かたちになった。なぜ今年ことし、こうした授賞じゅしょうなのでしょうか。

　世界せかいで起おきている動うごきや紛争ふんそうを見みると、核兵器かくへいきは二度にどと使つかわれてはならないのだという規範きはんを守まもるため、核兵器かくへいきに対たいする「タブー」を維持いじすることがいかに重要じゅうようであるかがわかります。

　この点てんにおいて、日本にっぽんの被爆ひばく者しゃ、被爆ひばく地ちは欠かかせない存在そんざいです。

　すべての国家こっかは（核兵器かくへいきの）不ふ使用しように対たいする責任せきにんを負おっており、その意味いみで被爆ひばく者しゃの体験たいけん談だんが重要じゅうようになります。

　――受賞じゅしょう者しゃとは連絡れんらくを取とった…