日本にっぽんサッカー協会きょうかいでは育成いくせいにおけるポジション別べつ指導しどう・強化きょうかを目的もくてきとして、1999年ねんより、JFA GKプロジェクトを中心ちゅうしんに、ゴールキーパーに特とく化かしたナショナルゴールキーパーキャンプを開催かいさいしています。このキャンプは将来しょうらいの日本にっぽん代表だいひょうGKの発掘はっくつ、育成いくせいをめざしています。キャンプには、9地域ちいきのGKプロジェクトとナショナルコーチングスタッフからの推薦すいせんをもとに、代表だいひょうチーム立だち上あげの年代ねんだいに合あわせて、日本にっぽん全国ぜんこくからU-15,U-18の選手せんしゅを各かく10名めい招集しょうしゅうして育成いくせい・強化きょうかを行おこなってきました。2019年度ねんどからはテクニカルアドバイザーとしてフランス・フック氏しにGKプロジェクトに参画さんかくいただき、第だい3回かいからは、より早はやい年代ねんだいでのタレント発掘はっくつを目的もくてきに、対象たいしょう年代ねんだいをU-13/U-14に変更へんこうしました。また内容ないようも、将来しょうらいより良よいGKに成長せいちょうするために不可欠ふかけつである、GKの専門せんもん的てきなテクニックの習得しゅうとくにフォーカスしたものに変更へんこうしました。ピッチ上じょうでトレーニングの中なかで指導しどうを受うけるだけでなく、トレーニングの映像えいぞうを元もとにしたふり返がえりのミーティングにより、個人こじんの課題かだいの共有きょうゆうする。また、各種かくしゅレクチャーにより、目標もくひょうとするGK像ぞうを明確めいかくにして、所属しょぞくチームに戻もどってからも継続けいぞくして取とり組くみ、成長せいちょうが続つづけられるように働はたらきかけをしています。またこのキャンプを年間ねんかんに３回かい実施じっしすることにより、選手せんしゅの成長せいちょうを所属しょぞくチーム、地域ちいきと一緒いっしょに見守みまもるとともに、より多おおくのGK達たちに刺激しげきを与あたえる機会きかいの創出そうしゅつに取とり組くんでいます。

目的もくてき

将来しょうらいの日本にっぽん代表だいひょうを担になうGKの育成いくせい・強化きょうか。アンダーカテゴリー代表だいひょうチームのGKの育成いくせい、強化きょうか。世界せかいのトップGK、そして世界せかいの同年代どうねんだいのGKの世界せかい基準きじゅんを知しり、その比較ひかくから世界せかいの中なかでの自分じぶんの立たち位置いちを知しること。高たかい志こころざしを持もち、同どう世代せだいのGKと切磋琢磨せっさたくまし日本にっぽんの中なかでの自分じぶんの立たち位置いちを知しること。このキャンプで受うけた刺激しげきを、日常にちじょうでの活動かつどうに結むすびつけ更さらなる成長せいちょうを促うながすことを目指めざしています。

内容ないよう

各かくアンダーカテゴリー日本にっぽん代表だいひょうGKコーチ、ナショナルトレセンGK担当たんとうによるトレーニングとミーティング。
キャンプでは4回かいのトレーニング毎ごとに、シュートストップ、ブレイクアウェイ、クロス、攻撃こうげき参加さんかの4つのテーマを設定せっていし、それぞれに於おいてテクニックの追求ついきゅうと、ゲームでの攻守こうしゅにわたる効果こうか的てきなプレーへのトライに取とり組くんでいます。
ミーティングでは、映像えいぞうによるGKのプレー分析ぶんせきを通とおして仲間なかまとディスカッションし、それを発表はっぴょう、共有きょうゆうすることに取とり組くんでいます。そこから選手せんしゅ個々ここが自分じぶんの目標もくひょう設定せっていを行おこない、その目標もくひょうに到達とうたつするためになにをすべきかを明確めいかくにし、キャンプ中ちゅうだけでなく、日々ひびの取とり組くみに活いかすことにチャレンジしています。

参加さんか者しゃの中なかには、日本にっぽん代表だいひょうとして国際こくさい試合しあいに出場しゅつじょう経験けいけんを持もつ川島かわしま永ひさし嗣選手せんしゅ、西川にしかわ周作しゅうさく選手せんしゅ、権田ごんだ修一しゅういち選手せんしゅらをはじめ、アンダーカテゴリー代表だいひょうや、Ｊじぇいリーグの舞台ぶたいで活躍かつやくする選手せんしゅが数多あまたくいます。

ナショナルGKキャンプ　メンバー・レポート