<春:3~5月>一年の中で最も厳しい季節。雪が雨に変わり、凍っていた地面が解けて冬よりも寒く感じる日もあるほど。埃混じりの強い風が吹き、砂嵐やつむじかぜが多発します。「一日の中に四季がある」「おしゃれ者の死は春と秋」と言われるほど天気が変わりやすいので暑さ、寒さどちらの対策も必要です。
<夏:6~8月>緑の草原に出かけたいならやっぱり夏。大陸性気候のモンゴルでは日中と朝晩の気温差が激しく、雨が降ったりすると日中でも急激に気温が下がることがあるので要注意。フリース、薄手のダウン、セパレートタイプの雨具などを持参して重ね着で対応するのがポイント。また、紫外線が非常に強いので日焼け止めやリップクリーム、帽子、サングラスなどもお忘れなく。
<秋:9~10月>日が経つごとに寒さが増し、草原も黄金の海へと変化していきます。モンゴルでも「黄金の秋」と呼ばれ、実りの季節を意味しています。草原ではまもなくやってくる冬に備えて準備に忙しく、干し肉作りのため羊の屠殺なども行われます。この時期、朝晩はかなり冷え込み、9月中旬には朝晩は氷点下になることも。ダウンジャケットなどの防寒着や厚手の靴下、ニット帽、手袋などしっかりとした防寒対策が必要です。
<冬:11~2月>11月にはいると気温は氷点下に落ち着きます。息を吐くとまつげについた水蒸気が凍りつき、寒さで肌が痛いほど。最も寒くなる1~2月にはウランバートルでも氷点下30度近くまで下がります。フードつきの厚手のダウンジャケットや厚手の手袋、マフラーで顔全体を覆い、防寒用の帽子や厚手の肌着上下、靴下を重ねてボアつきで滑りにくい冬用ブーツを履くなど、万全の対策が必要です。