TOPPANHD、いざ水素すいそへ　「まねできない」電極でんきょくに19年ねん

TOPPANホールディングス（HD）が次つぎの事業じぎょうの柱はしらに見据みすえるのが、水素すいそだ。創業そうぎょう以来いらい培つちかってきた印刷いんさつ技術ぎじゅつを、水みず電解でんかい装置そうちや燃料ねんりょう電池でんち向むけの電極でんきょく製造せいぞうに生いかす。およそ19年ねんかけて開発かいはつした電極でんきょく製造せいぞう技術ぎじゅつ「ダイレクトコーティング」は、既存きそんの転写てんしゃ方式ほうしきと比くらべて触媒しょくばい層そうと電解でんかい質しつ膜まくの密着みっちゃく性せいが高たかく、優すぐれた出力しゅつりょく特性とくせいと耐久たいきゅう性せいを示しめすという。 この方式ほうしきで製造せいぞうした触媒しょくばい層そう付つき電解でんかい質しつ膜まく（CCM）、及および膜まく電極でんきょく接合せつごう体たい（MEA）の販売はんばいを2023

村田製作所むらたせいさくしょ、欧州おうしゅうでMEMS強化きょうか　現地げんち人材じんざいに託たくす成長せいちょう戦略せんりゃく

村田製作所むらたせいさくしょは、自動車じどうしゃや産業さんぎょう機器きき向むけのセンサー事業じぎょうを強化きょうかしている。高たかい競争きょうそう力りょくを持もつMEMS（微小びしょう電子でんし機械きかいシステム）センサーは、自動じどう運転うんてんを実現じつげんするキーパーツの1つ。近年きんねんはAI（人工じんこう知能ちのう）や通信つうしん分野ぶんやで需要じゅようが拡大かくだいしており、生産せいさん能力のうりょくを増強ぞうきょうする。 村田製作所むらたせいさくしょの欧州おうしゅう子会社こがいしゃであるオランダMurata Electronics Europe（ムラタエレクトロニクスヨーロッパ）は、欧州おうしゅうにおける事業じぎょう戦略せんりゃくを担になう重要じゅうよう拠点きょてんだ

JSファンダリ、SiCに注力ちゅうりょく　40年ねん前まえの半導体はんどうたい工場こうじょうで勝負しょうぶ

最先端さいせんたん半導体はんどうたいの量産りょうさんを目指めざすRapidus（ラピダス）が生うまれた2022年ねん、それとは全まったく異ことなるアプローチによる独立どくりつ系けいファウンドリーが日本にっぽんで立たち上あがった。ファンドのマーキュリアインベストメントやM&A（合併がっぺい・買収ばいしゅう）支援しえんの産業さんぎょう創成そうせいアドバイザリー（東京とうきょう・中央ちゅうおう）の出資しゅっしで同年どうねん12月がつに創業そうぎょうしたJSファンダリ（東京とうきょう・港みなと）だ。 旧きゅう・三洋電機さんようでんき（現げんパナソニックホールディングス）の半導体はんどうたい工場こうじょうで、後のちに米べいonsemi（オン

ラピダス運営うんえい責任せきにん者しゃ「最先端さいせんたんの環境かんきょう、次世代じせだいに渡わたしたい」

Rapidus（ラピダス）が北海道ほっかいどう千歳ちとせ市しに建設けんせつ中ちゅうの工場こうじょう「IIM-1」。その立たち上あげを担になうのが、同社どうしゃ専務せんむ執行しっこう役員やくいんオペレーション本部ほんぶ長ちょうの清水しみず敦男あつお氏しだ。同氏どうしは富士通ふじつう子会社こがいしゃで半導体はんどうたい工場こうじょう長ちょうなどを経験けいけんした。2024年ねん3月がつにラピダス代表だいひょう取締役とりしまりやくに就ついた清水しみず氏しに、役割やくわりとこれまでの経歴けいれきを聞きいた。 ――オペレーション本部ほんぶ長ちょうの役割やくわりについて教おしえてください。 ラピダスの技術ぎじゅつ系けい本部ほんぶは3つある。米べいIBMと共同きょうどうで半導体はんどうたいプロセスを

ラピダス、全ぜん枚まい葉は式しき「コストほぼ変かわらず」　速はやさ重視じゅうし

Rapidus（ラピダス）は北海道ほっかいどう千歳ちとせ市しに建設けんせつ中ちゅうの工場こうじょう「IIM-1」で、2025年ねん4月がつに2nm世代せだいロジック半導体はんどうたいの試作しさくを開始かいしする計画けいかくだ。台湾たいわん積せき体たい電路でんろ製造せいぞう（TSMC）や韓国かんこくSamsung Electronics（サムスン電子でんし）、米べいIntel（インテル）といった「巨人きょじん」がしのぎを削けずる最先端さいせんたん半導体はんどうたい製造せいぞうの世界せかいで、同社どうしゃは違ちがいを出だせるのか。そのカギを握にぎるIIM-1について、2024年ねん3月がつに同社どうしゃ代表だいひょう取締役とりしまりやくに着き

サイバーエージェント、戦略せんりゃくは合宿がっしゅくで決定けってい　変化へんかに即応そくおう

様々さまざまな事業じぎょうを行おこなっているサイバーエージェントは話はなし合あいの場ばを重視じゅうししている。同社どうしゃの技術ぎじゅつ担当たんとう役員やくいんである長瀬ながせ慶けい重しげる氏し（同社どうしゃ専務せんむ執行しっこう役員やくいん兼けんAbemaTV取締役とりしまりやく）は、各かく事業じぎょう部ぶや子会社こがいしゃの技術ぎじゅつトップを招集しょうしゅうし、半年はんとしに一いち度どの合宿がっしゅくで技術ぎじゅつ戦略せんりゃくを練ねる。技術ぎじゅつ者しゃからの意見いけんをき出きだす場ばも定期ていき的てきに設もうけて、市場いちば変化へんかに対応たいおうした意思いし決定けっていを迅速じんそくに行おこなう。 役員やくいんが考かんがえつかないアイデアも ――事業じぎょう部ぶにそれぞれ技術ぎじゅつトップがいますが、役割やくわり分担ぶんたんはどう

サイバーエージェント、技術ぎじゅつ者しゃは質しつ重視じゅうし　AIで方針ほうしん転換てんかん

3年ねん後ごを見据みすえて、サイバーエージェントが生成せいせいAIに全力ぜんりょくを傾かたむけている。自社じしゃ事業じぎょうへの応用おうようのみならず、社内しゃない利用りようを早はやくから推奨すいしょうしている。同社どうしゃの技術ぎじゅつ担当たんとう役員やくいんである長瀬ながせ慶けい重しげる氏し（同社どうしゃ専務せんむ執行しっこう役員やくいん兼けんAbemaTV取締役とりしまりやく）は、生成せいせいAIの登場とうじょうで技術ぎじゅつ者しゃに求もとめられるスキルも変かわると見みて、大胆だいたんな人事じんじ改革かいかくに乗のり出だしている。 生成せいせいAIを徹底てってい活用かつよう ――将来しょうらい、例たとえば10年ねん先さきを見据みすえてどのような技術ぎじゅつ開発かいはつに注力ちゅうりょくしていますか。 技術ぎじゅつ

半導体はんどうたい人材じんざい、不足ふそくに拍車はくしゃ　ラピダスやTSMC以外いがいも採用さいよう増ぞう

国内こくないで半導体はんどうたい技術ぎじゅつ者しゃの不足ふそく感かんが強つよまっている。最先端さいせんたん半導体はんどうたいの受託じゅたく生産せいさんを目指めざすRapidus（ラピダス）の設立せつりつや台湾たいわん積せき体たい電路でんろ製造せいぞう（TSMC）の日本にっぽん進出しんしゅつに加くわえ、2023年ねんに落おち込こんだ半導体はんどうたい市場いちばが回復かいふく基調きちょうにあることで、生産せいさんプロセスや回路かいろ設計せっけい、パッケージ開発かいはつを担になう人材じんざいの求人きゅうじんが急増きゅうぞうしている。半導体はんどうたい専門せんもんチームを設もうけるなど、同どう分野ぶんやの人材じんざい紹介しょうかいに強つよいジェイエイシーリクルートメントの宮みや岸きし拓哉たくや氏し（エンタープライズディビジ

サイバーエージェント、小売こうりを変革へんかく　AIロボ接客せっきゃくに期待きたい

サイバーエージェントの研究けんきゅう開発かいはつ組織そしき「AI Lab」では、ロボット応用おうようにも注力ちゅうりょくしている。同どう組織そしきをマネジメントする常務じょうむ執行しっこう役員やくいんの内藤ないとう貴仁たかひと氏しは、店頭てんとうでの接客せっきゃくがデジタル化かし、ロボットやアバターが活躍かつやくする場面ばめんが増ふえると見みている。 経済けいざい学がくも研究けんきゅう ――AI Labの活動かつどうはAI分野ぶんやにとどまりません。 AI Labでの注力ちゅうりょく分野ぶんやは、コンピュータービジョン（CV）、自然しぜん言語げんご処理しょり（NLP）、コンピューターグラフィックス

サイバーエージェント、広告こうこくを自動じどう作成さくせい　2年ねん後ごに画像がぞうも

サイバーエージェントが広告こうこく分野ぶんやでのAI（人工じんこう知能ちのう）活用かつようを進すすめている。その中核ちゅうかくを担になうのが、幅広はばひろいAI技術ぎじゅつの研究けんきゅう開発かいはつを手掛てがける組織そしき「AI Lab」である。同どう組織そしきを率ひきいる同社どうしゃ常務じょうむ執行しっこう役員やくいんの内藤ないとう貴仁たかひと氏しは、AIによって効果こうかが高たかい広告こうこくの完全かんぜん自動じどう生成せいせいを狙ねらうと語かたる。 人員じんいんは10倍ばい超ちょうに ――AI Labの規模きぼを拡大かくだいさせています。 もともと、広告こうこく配信はいしんの配信はいしん効率こうりつを高たかめる技術ぎじゅつを開発かいはつするチームがあり、そのチームの数すう名めいがA