あこがれ舞台ぶたいで敗退はいたいも志こころざし々目め　「柔道じゅうどう人生じんせいで一いち度どは出でたいと」　柔道じゅうどう皇后こうごう杯はい全日本ぜんにほん女子じょし選手権せんしゅけん

[ 2020年ねん12月27日にち 15:47 ]

柔道じゅうどう皇后こうごう杯はい全日本ぜんにほん女子じょし選手権せんしゅけん（ 2020年ねん12月27日にち東京とうきょう・講道館こうどうかん）

　体重たいじゅう無差別むさべつで争あらそわれ、いずれも東京とうきょう五輪ごりん代表だいひょう補欠ほけつの57キロ級きゅうの玉置たまき桃もも（26＝三井みつい住友すみとも海上かいじょう）、52キロ級きゅうの志こころざし々目め愛あい（26＝了りょう徳とく寺てら大だい職しょく）、48キロ級きゅうの角田つのだ夏実なつみ（28＝了りょう徳とく寺てら大だい職しょく）の3選手せんしゅは、3回戦かいせんまでに敗退はいたいした。

　玉置たまきは1、2回戦かいせんを勝かち抜ぬき、3回戦かいせんで優勝ゆうしょう候補こうほの冨田とみた若わか春はる（コマツ）に敗戦はいせん。特とくに1回戦かいせんは体重たいじゅう100キロの白石しらいし麻あさ葵あおい佳けい（立命大りつめいだい）を累積るいせき指導しどう3で反則はんそく負まけに追おい込こんで白星しろぼしを挙あげ、「自分じぶんはスピードが命いのち。そこっを生いかせたのが良よかった。大おおきな相手あいてと練習れんしゅうしてきた成果せいかを出だせた」と収穫しゅうかくを口くちにした。

　角田つのだと志こころざし々目めは、ともに初戦しょせんとなった2回戦かいせんで敗戦はいせんした。寝技ねわざを得意とくいとする角田つのだは玉置たまきと対戦たいせん。体重たいじゅう差さこそあるがともに軽量けいりょう級きゅうで、スピードを生いかし切きれずに敗戦はいせん。「もう少すこし大おおきな選手せんしゅとやりたかった」と本音ほんねをのぞかせた。志こころざし々目めは16年ねんリオデジャネイロ五輪ごりん78キロ級きゅう代表だいひょうの梅木うめき真美まみ（ALSOK）に敗やぶれ、「持もたれた時ときの圧あつが凄すごかった。外国がいこく人じん選手せんしゅは力強ちからづよいので、その部分ぶぶんは（今後こんごへ）プラスになる」と振ふり返かえった。

　新型しんがたコロナウイルスの影響えいきょうで、例年れいねんの8カ月かげつ遅おくれで無む観客かんきゃく開催かいさいとなった今こん大会たいかい。延期えんきに伴ともない出場しゅつじょう資格しかくが東京とうきょう五輪ごりんの代表だいひょう補欠ほけつにも広ひろがったことで、軽量けいりょう級きゅうの3選手せんしゅは初はつ出場しゅつじょうを果はたした。男子だんしの全日本ぜんにほん選手権せんしゅけん同様どうよう、女子じょし日本一にっぽんいちを決きめる権威けんいある大会たいかいへのあこがれを各々おのおのが持もっていたようで、志こころざし々目めは「柔道じゅうどう人生じんせいで一いち度どは出でたいと思おもっていた。チャンスがあったので挑戦ちょうせんした」と思おもいを明あかした。