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Tim Berners-Leeちょ, 高橋たかはしとおる監訳かんやく 『Webの創成そうせい World Wide Webはいかにしてまれどこにかうのか』 毎日まいにちコミュニケーションズ, 2001. (ISBN4-8399-0287-9)
原著げんちょ: Tim Berners-Lee, Weaving the Web: The Past, Present and Future of the World Wide Web by its Inventor. London: Orion Business Books, 1999. (ISBN0-75282-090-7)

Webは、その証券しょうけん取引とりひき調査ちょうさ、ネットサーフィンといった多様たよう側面そくめんのおかげで、 すでにかなりの程度ていどまでわたしたちの生活せいかつ一部いちぶになりきってしまっている。 このように身近みぢか存在そんざいであることが裏目うらめて、皮肉ひにくなことに、Webとはなにであるか がよくわからなくなってしまっているのである。もっと幅広はばひろく、ふか意味合いみあいにおいて Webとはなにかを理解りかいしようとするなら、すなわちわたしわたし仲間なかまたちが共有きょうゆうしている ヴィジョンに参加さんかしようとするなら、Webがどのようにしてこのあらわれたのかを 必要ひつようがある。(p.11)

わたしはすぐに、いままれようとしているプロジェクトにつける名前なまえについて かんがはじめた。... もうひとつの選択肢せんたくしはThe Information Mine (情報じょうほう鉱山こうざん) だったが、 ... 鉱山こうざんというかんがえはかならずしも的確てきかくではなかった。... これはたん情報じょうほうす だけで、そこに情報じょうほう蓄積ちくせきする意味いみ表現ひょうげんしていなかった。 (p.36)

わたし構想こうそうしていたのは、自分じぶん知識ちしきかんがえを共有きょうゆうさせることが、他人たにん知識ちしきまなぶのとおなじくらいに容易よういであるようなシステムであった。... すべての文書ぶんしょを ある意味いみで「等価とうか」にすることもまた不可欠ふかけつである。システムはユーザーを制約せいやくしては ならない。どの文書ぶんしょについても、それがたまたまどこに保存ほぞんされていようと、 おなじようにたやすくリンクできるようになっていなければならない。(pp.49-50)

Webの背景はいけいをなす基本きほんてき原理げんりつぎのようなものである。どこかのだれかが、 ひとたび文書ぶんしょ、データベース、画像がぞう音声おんせい動画どうがあるいはある程度ていどまで インタラクティブな画面がめん準備じゅんびしたなら、もちろん使用しよう許諾きょだく範囲はんいないのことだが、 いかなるくにのどのようなコンピュータを使つかっているだれもが、この画面がめんたいして アクセス可能かのうでなければならない。そして、ほかのひとたちがつけることができる ように、リファレンスすなわちリンクをつくれるようにしなければいけない。(pp.53-54)

Webは技術ぎじゅつてき創造そうぞうぶつというよりは社会しゃかいてき創造そうぞうぶつである。わたしはWebを技術ぎじゅつてきな おもちゃではなく、人々ひとびと共同きょうどう作業さぎょう手助てだすけとなるような社会しゃかいてき効果こうかむものとして 設計せっけいした。Webの最終さいしゅう目標もくひょうは、世界中せかいじゅうらばっているわたしたちがりなしている もうのような存在そんざい支援しえんし、改善かいぜんすることである。(p.156)

文書ぶんしょひとなどあらゆるものを参照さんしょうできることこそが、言論げんろん自由じゆうという 基本きほんてき人権じんけんそのものなのである。ハイパーテキスト・リンクを使つかった 参照さんしょう効率こうりつてきではあるが、参照さんしょう以外いがいなにものでもない。(p.174)

いったん公開こうかいされてしまったら、なかにその情報じょうほうのアドレスが 出回でまわったことについて不満ふまんをいうことはできない。(p.175)

引用いんよう原文げんぶん

東北大学とうほくだいがく名誉めいよ教授きょうじゅもと大学院だいがくいん文学ぶんがく研究けんきゅう教授きょうじゅ(言語げんごがく研究けんきゅうしつ)  [ J-GLOBAL | researchmap ]
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