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健けん陀羅,古ふる方かた國こく。又また譯わけ健けん馱邏、健けん馱羅、乾いぬい陀羅、乾いぬい陀衛、乾いぬい陀。其名甚古,按健陀羅本ほん梵語ぼんご,乾いぬい陀意香が,羅ら謂いい陀羅,此云遍へん也,謂いい其地多た香花こうばな,故こ又また譯わけ香が遍へん國こく,又また有ゆう持地もちじ、香こう行ぎょう、香こう淨きよし、香こう潔いさぎよ諸しょ譯名やくめい。
其國東西とうざい千せん餘あまり里さと,南北なんぼく八はち百ひゃく餘あまり里さと,南みなみ臨喀布ぬの爾なんじ河かわ,西にし抵印度いんど河かわ,今いま阿おもね富とみ汗あせ東ひがし,巴ともえ基はじめ斯坦之の西北せいほく。都と布ぬの路ろ沙すな布ぬの邏,今いま之の白しろ沙すな瓦かわら。距城東南とうなん數すう里り,有ゆう大だい菩提樹ぼだいじゅ,傳つて世尊せそん悟道ごどう其下。