金きむ庸いさお

金きむ庸いさお，本名ほんみょう查良鏞，以筆名めい行ぎょう，浙江せっこう海うみ寧やすし人ひと也，民みん國こく十じゅう三さん年ねん生なま，民みん國こく一いち零れい七なな年ねん卒そつ，享年きょうねん九きゅう十じゅう有ゆう四よん。屢著武たけ俠小說しょうせつ，公おおやけ以為巨擘きょはく。著ちょ《射い鵰英雄えいゆう傳でん》、《神かみ鵰俠侶》、《倚天屠ほふ龍りゅう記き》、《天龍てんりゅう八はち部ぶ》、《笑わらい傲江湖こうこ》等とう。與あずか倪匡、黃き霑、蔡瀾並稱へいしょう「香こう江え四よん大だい才子さいし」。先祖せんぞ嗣庭，表ひょう兄けい徐じょ志摩しま，堂どう兄けい穆きよし旦だん。

五ご歲さい，學がく於袁花はな鎮小學がく。十じゅう二に歲さい，離鄉りきょう赴嘉よしみ興きょう就嘉よしみ興きょう一いち中なか，次じ年ねん，日にち軍ぐん亂らん華はな，赴餘よ杭くい、臨安、麗水れいすい。十じゅう四よん歲さい，學がく於浙江せっこう省しょう立たて聯合れんごう高だか中ちゅう，十じゅう七なな歲さい，諷訓導くんどう倒たおせ戈ほこ日び寇，學籍がくせき為ため除じょ，赴衢州。二十歲はたち習外交がいこう。二に十じゅう二に歲さい習國際こくさい法ほう。同年どうねん於上海しゃんはい《大だい公報こうほう》任にん國際こくさい電でん訊翻譯やく。二に十じゅう四よん歲さい赴香港ほんこん分社ぶんしゃ。二に十じゅう六ろく歲さい赴北京ぺきん外交がいこう部ぶ求職きゅうしょく，不滿ふまん其外交之策さく，復歸ふっき《大だい公報こうほう》。

二に十じゅう八はち歲さい識梁りょう羽生はぶ，三さん十じゅう一いち歲さい以金きむ庸いさお作さく《書しょ劍けん恩おん仇かたき錄ろく》，三さん十じゅう二に歲さい作さく《碧あお血ち劍けん》。次つぎ年ねん作さく《射い雕英雄えいゆう傳でん》。三さん十じゅう五ご歲さい赴港みなと，創立そうりつ《明報めいほう》，同年どうねん，刊かん《神かみ鵰俠侶》於之。三さん十じゅう九きゅう歲さい，陳ちん毅あつし倡「核かく褲論」，曰：「縱たて絝亦質しつ，核かく彈だん必成ひっせい！（當とう了りょう褲子也要造づくり核かく子こ！）」，金きむ庸いさお作さく《保ほ絝棄核かく論ろん（要よう褲子不要ふよう核かく）》非ひ之これ。《大だい公報こうほう》、《文匯報ぶんわいほう》、《新晚報しんばんほう》均ひとし稱しょう其「反共はんきょう反はん華はな」、「親おや英えい崇たかし美び」、「叛逆はんぎゃく乎種（背叛はいはん民族みんぞく立場たちば）」。四よん十じゅう四よん歲さい，倡反文革ぶんかく，故こ左派さは或ある貶曰「漢奸かんかん」、「走狗そうく」、「豺狼さいろう鏞」。

四よん十じゅう九きゅう歲さい，應おう邀赴臺だい會かい蔣經國こく。五ご十じゅう七なな歲さい，會かい鄧小平ひらた，鄧曰：「恭きょう迎むかい查公之の來き內地。公おおやけ之の小說しょうせつ，吾われ閱之矣，吾われ與あずか公おおやけ蓋ぶた已やめ為ため友也ともや。」金かね覆くつがえ曰：「吾われ亦また仰おおせ鄧公久ひさ矣。」。六ろく十じゅう歲さい，會かい胡耀邦こようほう，六ろく十じゅう一いち歲さい，任にん香港ほんこん特別とくべつ行政ぎょうせい區く基本きほん法ほう起草きそう委員いいん會かい委員いいん。六ろく十じゅう四よん歲さい，與あずか查濟民みん草くさ「政せい制せい協調きょうちょう方案ほうあん」。六ろく十じゅう五ご歲さい，中華人民共和國ちゅうかじんみんきょうわこく政府せいふ戡六ろく四よん事變じへん，殺傷さっしょう學生がくせい甚眾，金きむ庸いさお甚哀之の。七なな十じゅう歲さい，於香港ほんこん音樂おんがく頒獎典禮てんれい書しょ「慈善じぜん天王てんのう」予よ劉りゅう德いさお華はな、張ちょう學友がくゆう、郭かく富とみ城じょう與あずか黎明れいめい。

八はち十じゅう二に歲さい，於劍けん橋きょう大學だいがく草くさ《初はつ唐から皇位こうい之の繼承けいしょう制せい》。八はち十じゅう六ろく歲さい草そう《盛もり唐から皇位こうい承うけたまわ制せい》。九きゅう十じゅう四よん歲さい，逝於香港ほんこん養和ようわ醫院いいん。

金きむ庸いさお之の小說しょうせつ，響ひびき譽ほまれ東亞とうあ，華人かじん譽ほまれ其「武たけ俠宗師し」。有ゆう言げん：「凡有華人かじん處しょ皆みな能のう讀金庸いさお」。