顙

顙者もの^[一いち]^[二に]，亦また作つく䫙、額がく，頟也。中ちゅう夏なつ謂いい之の頟。東あずま齊ひとし謂いい之の顙。九拜中之頓首必重用其顙。故こ凡言稽顙者しゃ、皆みな謂いい頓首とんしゅ。非ひ稽首也。公おおやけ羊ひつじ傳でん曰再拜さいはい顙者、卽そく拜はい而後稽顙也。顙者猶なお今こん叩頭こうとう。按叩頭こうとう者しゃ、經けい之の頓首とんしゅ也。从𩑋。桑くわ聲ごえ。

據よりどころ[纂]

↑ 《孟子もうし·滕文公こう上うえ》：「其顙有ゆう泚，睨ねめ而不視し。」
↑ 《史記しき·卷まき四よん七なな·孔子こうし世よ家か》：「東門ひがしもん有人ゆうじん，其顙類るい堯。」

人體じんたい

首くび		耳みみ \| 面めん \| 頰 \| 頷 \| 目め \| 口くち \| 鼻はな \| 顙 \| 顎あご \| 顳こめかみ
脰		咽のど \| 喉のど
胴どう		腹はら \| 腰こし \| 膈 \| 臍ほぞ \| 胸むね \| 背せ \| 莖くき
肢し		臂ひじ \| 肩かた \| 肘ひじ \| 腕うで \| 腋わき \| 手て \| 指ゆび
腳		臀しり \| 髖 \| 膝ひざ \| 踝くるぶし \| 踵かかと \| 趾

顙一文いちぶん似に未成みせい。宜むべ善ぜん之これ。

[1] 《孟子もうし·滕文公こう上うえ》：「其顙有ゆう泚，睨ねめ而不視し。」

[2] 《史記しき·卷まき四よん七なな·孔子こうし世よ家か》：「東門ひがしもん有人ゆうじん，其顙類るい堯。」

[一いち]

[二に]