尚なお懿

尚なお懿（？—1584年ねん）和名わみょう與那城よなぐすく王子おうじ朝あさ賢けん，是ぜ琉球りゅうきゅう國こく第だい二に尚しょう氏し王朝おうちょう時期じき的てき王族おうぞく。小祿おろく御殿ごてん三さん世せい，童わらわ名めい思おもえ太郎たろう金きん，號ごう秋あき嶺みね。他た是ぜ尚なお弘ひろ業ぎょう（浦添うらぞえ王子おうじ朝ちょう喬たかし）長子ちょうし，同時どうじ也是尚なお元もと王おう的てき女婿じょせい、尚なお寧やすし王おう的てき父親ちちおや。1584年ねん（萬まん曆れき十じゅう二に年ねん）病死びょうし，葬そう於浦添うらぞえ極樂ごくらく陵りょう。

1699年ねん3月がつ8日にち（康かん熙三さん十じゅう八はち年ねん二に月がつ七なな日にち），尚なお懿被尚なお貞さだ王おう追つい尊みこと為ため王おう。尚なお稷きび、尚久なおひさ、尚なお懿三さん人にん的てき神主かんぬし被ひ尊稱そんしょう為ため「花王かおう」，供奉ぐぶ於圓覺寺えんかくじ。1719年ねん（康かん熙58年ねん），經けい久米くめ村むら的てき奏請そうせい，三人被剝奪王爵、降くだ稱しょう「公おおやけ」，尚なお稷きび公こう、尚久なおひさ公おおやけ神主かんぬし遷往天王寺てんのうじ供奉ぐぶ，尚なお懿公神主かんぬし遷往天界てんかい寺てら供奉ぐぶ。

家族かぞく

• 父ちち：尚なお弘ひろ業ぎょう（浦添うらぞえ王子おうじ朝ちょう喬たかし，向むかい氏し小祿おろく御殿ごてん二に世せい）
• 母はは：思おもえ乙金おとがな　（號ごう慈光。父ちち為ため豐見城とみぐすく王子おうじ尚なお源道げんどう。生年せいねん不ふ詳しょう，萬まん曆れき三さん十じゅう六ろく年ねん（1608年ねん）戊つちのえ申さる三さん月がつ初はつ六ろく卒そつ）
  • 弟おとうと（次子じし）：向こう秉義（豐見城とみぐすく按司朝あさ重じゅう）
  • 弟おとうと（三子みつご）：尚弘なおひろ德とく（羽はね地ち王子おうじ朝ちょう元もと，羽はね地ち御殿ごてん元祖がんそ）
  • 弟おとうと（四よん子し）：向こう秉禮（勝連かつれん按司朝あさ久ひさ）
  • 弟おとうと（五ご子し）：向こう秉知（勝連かつれん按司朝あさ綱つな）
  • 弟おとうと（六ろく子し）：向こう里さと瑞みず（浦添うらぞえ親方おやかた朝ちょう師し，任にん尚なお寧やすし王おう朝廷ちょうてい的てき三さん司つかさ官かん）
  • 妹いもうと（長女ちょうじょ）：世よ治ち新しん君くん按司（童わらわ名めい不ふ詳しょう，嫁よめ吳ご啓あきら元もと（國頭くにがみ親方おやかた先さき元もと））
  • 妹いもうと（次女じじょ）：君くん清せい良りょう按司（童わらわ名めい不ふ詳しょう，嫁よめ馬うま順德じゅんとく（國頭くにがみ按司正格せいかく））
  • 妹いもうと（三さん女じょ）：君くん加か那な志こころざし按司（童わらわ名めい不ふ詳しょう，嫁よめ安やす波根はね親方おやかた）
• 妻つま：首くび里さと大君おおきみ加か那な志こころざし（號ごう一いち枝えだ，童わらわ名めい不ふ詳しょう。尚なお元もと王おう之これ女おんな）
  • 長子ちょうし：尚なお寧やすし（第だい二に尚しょう氏し王朝おうちょう第だい7代だい王おう）
  • 次子じし：尚宏なおひろ（具志頭ぐしかみ王子おうじ朝あさ盛もり，尚なお寧やすし王おう朝廷ちょうてい攝政せっしょう）
  • 長女ちょうじょ：真ま加戶かど樽だる金きん按司（嫁よめ英すぐる氏し渡慶次とけし里さと之子ゆきこ重じゅう張はり）

參考さんこう資料しりょう

• 向こう姓せい家か譜ふ（小祿ころく家か）