徐じょ溫あつし

徐じょ溫あつし（862年ねん—927年ねん），字じ敦美あつみ，海うみ州しゅう胊山（今いま江蘇こうそ東海とうかい）人にん，唐とう末まつ軍事ぐんじ人物じんぶつ。南みなみ唐とう建立こんりゅう者しゃ徐じょ知とも誥（李り昪）養父やぶ，廟びょう號ごう義ぎ祖そ。

生平おいだいら

徐じょ溫あつし出身しゅっしん盐贩，為ため淮南ワイナン節度せつど使し、吳ご王おう楊行密みつ帳とばり下か右みぎ衙指揮しき使し。唐から哀あい帝みかど天祐てんゆう二に年ねん（905年ねん），楊行密みつ去さ世よ，長子ちょうし楊渥繼立つぎたて，调动自己じこ在ざい宣せん州しゅう的てき亲兵将はた领朱思おもえ勍等人じん入にゅう卫，將領しょうりょう們不安ふあん。因よし此徐溫ぬる與あずか左ひだり衙指揮しき使し張ちょう顥於天祐てんゆう四よん年ねん（907年ねん）發動はつどう政變せいへん，攻おさむ灭朱思おもえ勍，共きょう掌てのひら軍政ぐんせい，楊氏大權たいけん旁つくり落。

次つぎ年ねん（908年ねん）与あずか张颢殺ころせ楊渥，立たて楊行密みつ次子じし楊隆演えんじ。张颢意欲いよく排はい挤徐温出ぬくいで外がい，但ただし淮南ワイナン谋士严可求もとむ与あずか徐じょ温あつし交好，说服节度副使ふくし李り承うけたまわ嗣一同いちどう干ひ预，遂とげ未み果はて。不ふ久ひさ，徐じょ溫あつし又また殺ころせ張ちょう顥，将はた杀杨渥之事ごと单独归咎之の，遂とげ獨どく攬大權けん。徐じょ溫あつし個性こせい多た疑うたぐ，只ただ信任しんにん謀はかりごと士し駱知祥さち、嚴いむ可か求もとむ而已，掌てのひら權けん後ご逐步翦除楊氏舊きゅう將しょう勢力せいりょく。

911年ねん，天祐てんゆう八はち年ねん，为镇海うみ军节度ど使し、同中どうちゅう书门下平しもだいら章あきら事ごと。派兵はへい攻おさむ打だ吴越国こく。当年とうねん秋あき，吴越国こく反はん击，进攻常つね州しゅう，吴、吴越战于常つね州しゅう，吴越败北。

南みなみ吳くれ天祐てんゆう十じゅう二に年ねん（915年ねん）徐じょ溫あつし受封為ため管かん內水陸すいりく馬うま步あゆみ諸しょ軍ぐん都と指揮しき使し、兩りょう浙都招討使し、守もり侍さむらい中ちゅう、齊ひとし國こく公おおやけ，鎮潤州しゅう（今こん江蘇ちぁんすー鎮江）。

天佑てんゆう十じゅう六ろく年ねん（919年ねん）杨隆演えんじ登のぼり吳ご國王こくおう位い，封ふう徐じょ溫あつし為ため大だい丞相じょうしょう、都と督とく中外ちゅうがい諸しょ軍事ぐんじ、諸道しょどう都みやこ統みつる、鎮海、寧やすし國こく節度せつど使し、守もり太ふとし尉じょう兼けん中書ちゅうしょ令れい、東海とうかい郡ぐん王おう。其子徐じょ知とも训因いん骄傲荒淫こういん為ため朱しゅ瑾所ところ害がい後ご，因いん其他兒じ子こ都と年ねん幼よう且能力不足ちからぶそく，徐じょ温あつし只ただ得とく讓ゆずる養子ようし徐じょ知とも诰代だい徐じょ知とも训管理かんり政事せいじ，還かえ把わ朱しゅ瑾的尸しかばね体たい沉入雷かみなり塘，并杀死し可能かのう有意ゆうい联络朱しゅ瑾的泰たい宁军节度使し米べい志こころざし诚及其诸子。徐じょ温あつし对徐知ち训的胡えびす作さく非ひ为尚不知ふち情じょう，并且想そう肃清朝あさ中なか大臣だいじん。经过徐じょ知とも诰等人的じんてき说明之の后きさき，方ぽう才ざい解かい怒いか。处罚了りょう负责教育きょういく知ち训的人じん。随ずい后きさき回かい到いた金きむ陵りょう，将はた一切政务交由知诰处置。順じゅん義よし七なな年ねん（927年ねん）徐じょ溫あつし去さ世よ，被ひ追つい封ふう為ため齊ひとし王おう，諡おくりな忠武ただたけ王おう。虽然严可求もとめ等とう谋士一いち直じき力りょく劝，徐じょ温あつし一直不愿以亲子取代徐知诰，徐じょ温あつし的てき妾わらわ陳ちん夫人ふじん也认为，既すんで然しか在ざい贫贱时以徐じょ知とも诰为養子ようし，就不应该在ざい富とみ贵时将はた其抛弃。徐じょ温あつし直ちょく至いたり临死前ぜん才ざい有意ゆうい让亲生子いくこ徐じょ知とも询取と代だい徐じょ知とも诰，写うつし了りょう表ひょう文ぶん让徐知ち询上表ひょう杨溥，徐じょ知とも诰闻讯也有意ゆうい请辞求もとめ任にん镇南节度使し，但ただし徐じょ知とも询尚未み将しょう表ひょう文ぶん送おく达，徐じょ温あつし已やめ死し，徐じょ知とも询折返かえし奔丧，徐じょ知とも誥也因いん而没有ゆう辞じ职，并得以繼位い。

家庭かてい

徐じょ温あつし原げん配はい白しろ夫人ふじん，继妻李り氏し，还有妾わらわ陈夫人ふじん等とう。共有きょうゆう六ろく子し：徐じょ知とも训、徐じょ知とも询、徐じょ知とも诲、徐じょ知とも谏、徐じょ知とも证、徐じょ知とも谔，可能かのう还有早死はやじに的てき长子。另有一いち女じょ出家しゅっけ，二女じじょ分ぶん别嫁李り建けん勋和わ王おう崇たかし文ぶん，后きさき都と被ひ封ふう为广德长公主ぬし。

徐じょ知とも誥建南みなみ唐とう後ご，追つい諡おくりな徐じょ溫あつし為ため武たけ皇帝こうてい，廟びょう號ごう太ふとし祖そ，陵墓りょうぼ号ごう为定てい陵りょう。徐じょ知とも誥恢復原ふくげん姓せい，並なみ改名かいめい李り昪後，再さい改あらため徐じょ溫あつし廟びょう號ごう為ため義ぎ祖そ。徐じょ溫あつし第だい二に任にん夫人ふじん李り夫人ふじん尊とうと為ため明德めいとく皇后こうごう。

徐じょ温あつし的てき儿子徐じょ知とも证、徐じょ知とも谔在宋朝そうちょう時とき顯あらわ靈れい，展示てんじ神かみ蹟あと，成なり为福建ふっけん信仰しんこう的てき二に徐じょ真人まさと，徐じょ溫あつし第だい一任夫人白夫人也得到了道士どうし的てき祭祀さいし。徐じょ温あつし因いん而也被ひ祭まつり拜はい，宋そう理さとし宗むね封ふう为忠武ただたけ真人まさと，其妻白しろ夫人ふじん为仁寿ことぶき仙せん妃ひ。