准じゅん提ひさげ菩萨

準じゅん提ひさげ菩薩ぼさつ（梵語ぼんご：चुन्दा，羅ら馬うま化か：cundā），为佛教ぶっきょう中なか顯教けんぎょう、密教みっきょう所ところ共ども尊みこと的てき大だい菩萨；準じゅん提ひさげ意思いし是ぜ「清淨せいじょう」，因いん為ため音譯おんやく或ある用字ようじ不同ふどう，又また作さく「準じゅん提つつみ佛ふつ母はは」、「準じゅん胝菩薩ぼさつ」、「尊みこと那な菩薩ぼさつ」、「宗そう達いたる天女てんにょ」、「純じゅん陀天女おんな」等とう，密宗みっしゅう稱しょう之の「莲花部ぶ诸尊之の母はは」、「七なな俱胝佛ふつ母はは」，密みつ号ごう「最さい胜金刚」、「清淨せいじょう金剛こんごう」。

部分ぶぶん佛教ぶっきょう宗派しゅうは認みとめ為ため準じゅん提ひさげ菩薩ぼさつ是ぜ觀世音菩薩かんぜおんぼさつ的てき化身けしん，又また称たたえ準じゅん提ひさげ觀音かんのん、天人てんにん丈夫じょうぶ观音，歸かえり入いれ六ろく观音之これ一いち，主しゅ救すくい度ど「人道じんどう」。六觀音ろくかんのん即そく：聖觀音しょうかんのん（救すくい拔餓鬼がき道どう）、千手觀音せんじゅかんのん（救すくい拔地獄じごく道どう）、馬頭觀音ばとうかんのん（救すくい拔畜生道ちくしょうどう）、十じゅう一いち面めん觀音かんのん（救すくい拔修羅しゅら道どう）、準じゅん提ひさげ觀音かんのん（救すくい拔人道どう）、如意輪觀音にょいりんかんのん（救すくい拔天道てんとう）。

因いん菩薩ぼさつ具有ぐゆう十じゅう八はち隻手せきしゅ，故こ又また俗稱ぞくしょう為ため「十じゅう八はち手て觀音かんのん」，其造像ぞう常つね讓ゆずる人じん誤あやま以為是ぜ「千手觀音せんじゅかんのん」。

简介

漢かん傳でん佛教ぶっきょう的てき準じゅん提ひさげ菩薩ぼさつ為ため天女てんにょ像ぞう，有ゆう十じゅう八臂各執法器，依よ照あきら《佛說ぶっせつ七俱胝佛母准提大明陀羅尼經》的てき記載きさい為ため：「其像作さく黃白こうはく色しょく。種種しゅじゅ莊嚴しょうごん其身。腰こし下か著ちょ白衣はくい。衣ころも上じょう有ゆう花はな。又また身み著ちょ輕羅けいら綽袖天てん衣ころも。以綬帶たい繫腰。朝霞あさがすみ絡からま身み。其手腕うで以白螺にし為ため釧。其臂上じょう釧七寶しっぽう莊嚴しょうごん。一いち一いち手て上じょう著ちょ指ゆび環たまき。都と十じゅう八はち臂ひじ面めん有ゆう三さん目もく。上うえ二に手て作さく說法せっぽう相しょう。右みぎ第だい二に手て施ほどこせ無む畏かしこ。第だい三さん手て把わ劍けん。第だい四手よつで把わ數珠じゅず。第だい五ご手て把わ微ほろ若布わかめ羅ら迦果（漢かん言ごと：「子こ滿まん果はて」，此間無な，惟おもんみ西國さいごく有ゆう。）第だい六ろく手て把わ越えつ斧おの。第だい七なな手て把わ鉤かぎ。第だい八手やつで把わ跋ばつ折おり羅ら。第だい九きゅう手て把わ寶たから鬘かずら。左ひだり第だい二手把如意寶幢。第だい三さん手て把わ蓮花れんげ。第だい四手よつで把わ澡灌。第だい五ご手て把わ索さく。第だい六ろく手て把わ輪わ。第だい七なな手て把わ螺にし。第だい八手やつで把わ賢けん瓶びん。第だい九きゅう手て把わ般若はんにゃ波羅蜜はらみつ經けい夾。菩薩ぼさつ下作げさく水すい池ち。池いけ中安なかやす蓮れん花はな。難なん陀拔難陀二に龍王りゅうおう共ども扶蓮花莖かけい。於蓮花はな上安うえやす准じゅん提ひさげ菩薩ぼさつ。其像周しゅう圓えん安やす明光めいこう焰。其像作さく憐愍れんびん眼め看み行者ぎょうじゃ在ざい下した坐すわ。手て執と香こう鑪たたら。面めん向上こうじょう看み菩薩ぼさつ。於菩薩上畫が二に淨きよし居きょ天てん。」

藏ぞう傳でん佛教ぶっきょう覺さとし囊派所傳しょでん為ため三さん面めん、二に十じゅう六ろく臂ひじ之これ相しょう。格かく魯派祈いのり竹ちく仁ひとし波切なきり則のり從したがえ劄什倫りん布ぬの寺てら方丈ほうじょう卡青洛らく桑くわ素もと巴ともえ大師だいし（Kachen Losang Sopa），得え到いた過か四臂準提隨許傳承及口傳傳承^[1]。

準じゅん提つつみ佛ふつ母はは菩薩ぼさつ的てき準じゅん提ひさげ咒法ほう也是唐から密みつ漢かん傳でん獨どく部ぶ密みつ法ほう中なか的てき四よん大法たいほう之の一いち。

分部わけべ

部分ぶぶん宗派しゅうは準じゅん提ひさげ菩薩ぼさつ即そく是ぜ觀音かんのん菩薩ぼさつ之の化身けしん，部分ぶぶん宗派しゅうは則そく認みとめ為ため準じゅん提ひさげ菩薩ぼさつ是ぜ大日如來だいにちにょらい的てき化身けしん，如東あずま密ひそか廣澤ひろさわ流りゅう認みとめ為ため準じゅん提つつみ佛ふつ母はは應おう屬ぞく於「佛ふつ部ぶ」，不ふ應おう屬ぞく於「觀音かんのん部ぶ」；小野おの流りゅう則そく認みとめ為ため此菩薩ぼさつ應おう屬ぞく「觀音かんのん部ぶ」，認みとめ為ため坊間ぼうかん所謂いわゆる「十じゅう八はち手て觀音かんのん」就是「準じゅん提ひさげ觀音かんのん」^[2]。

聖せい誕

準じゅん提ひさげ菩薩ぼさつ聖せい誕為農のう曆れき三さん月がつ六ろく日にち或ある三さん月がつ十じゅう六ろく日にち，現代げんだい佛教ぶっきょう團體だんたい普ふ遍在へんざい三さん月がつ十じゅう六日舉行聖誕法會等，三さん月がつ十じゅう六ろく日にち一說いっせつ，可か見み於民間あいだ流傳りゅうでん之の農民のうみん曆れき所ところ附ふ神佛しんぶつ聖せい誕表中ちゅう，以及部ぶ份傾向こう傳統でんとう或ある宗教しゅうきょう團體だんたい印刷いんさつ之の日にち、月つき曆れき等とう；古代こだい記載きさい卻是三さん月がつ初はつ六ろく日にち^[3]。

經典きょうてん

佛經ぶっきょう
- 《佛說ぶっせつ七俱胝佛母心大准提陀羅尼經》
- 《佛說ぶっせつ七俱胝佛母准提大明陀羅尼經》
- 《七俱胝佛母所說准提陀羅尼經》

行法ぎょうほう
- 《顯あらわ密みつ圓えん通どおり成佛じょうぶつ心こころ要よう集しゅう》遼りょう‧沙門しゃもん道どう㲀集
- 《準じゅん提ひさげ淨きよし業ぎょう》明あきら‧謝しゃ于教
- 《准じゅん提ひさげ焚修悉地懺悔ざんげ玄げん文ぶん》清きよし‧夏なつ道人どうじん集しゅう

神かみ咒

其偈曰：稽首皈依蘇そ悉帝。頭あたま面めん頂いただき禮れい七なな俱胝。我わが今いま稱讚しょうさん大だい準じゅん提ひさげ。惟おもんみ願ねがい慈悲じひ垂たれ加護かご。

南無なむ，颯多喃，三さん藐三さん菩陀，俱胝喃，怛姪他た，唵，折おり隸，主しゅ隸，準じゅん提ひっさげ，娑婆しゃば訶。

脅おびえ侍さむらい

準じゅん提ひさげ菩薩ぼさつ居中きょちゅう，脅おびえ侍さむらい為ため難なん陀龍王おう與あずか跋ばつ難なん陀龍王おう。在ざい準じゅん提つつみ佛ふつ母はは菩薩ぼさつ的てき塑、畫像がぞう中ちゅう，二神位於菩薩身側，形象けいしょう有ゆう作さく二に名めい神かみ龍りゅう相しょう，亦また有作ゆうさく二に名めい長者ちょうじゃ相しょう。淨きよし居きょ天てん亦また護持ごじ準じゅん提ひさげ菩薩ぼさつ。

化現けげん

在ざい民間みんかん信仰しんこう，準じゅん提つつみ佛ふつ母はは菩薩ぼさつ是ぜ滿願まんがん的てき大だい菩薩ぼさつ，有ゆう時じ也稱為ため母はは娘むすめ，為ため靈山れいざん派は歸かえり入いれ「五ご母はは信仰しんこう」中ちゅう。五ご母はは之の組合くみあい各かく有ゆう說法せっぽう，總そう歸き為ため五位母性形相之神祇或菩薩。

在ざい藏ぞう密みつ有ゆう一種いっしゅ說法せっぽう，準じゅん提つつみ佛ふつ母はは是ぜ普ひろし賢けん王おう如來にょらい的てき化現けげん，法ほう身み準じゅん提つつみ佛ふつ母はは，報ほう身み觀世音菩薩かんぜおんぼさつ，化身けしん綠みどり度ど母はは。準じゅん提つつみ佛ふつ母はは的てき不ふ共きょう功德くどく是ぜ『事業じぎょう』，所しょ相應そうおう的てき淨土じょうど是ぜ『極樂ごくらく世界せかい』 ^[4]。

十じゅう八はち臂ひじ準じゅん提ひさげ

在ざい漢かん傳でん佛教ぶっきょう或ある唐から密みつ、日本にっぽん真言宗しんごんしゅう都と以十じゅう八臂準提佛母為本尊；在ざい藏ぞう傳でん佛教ぶっきょう很少見み到いた以十じゅう八臂準提為本尊(多た以四臂ひじ、二に十じゅう六ろく臂ひじ為ため本尊ほんぞん)，藏ぞう傳でん準じゅん提ひさげ法ほう唯ただ有ゆう以頂いただき果はて欽哲法王ほうおう所ところ傳承でんしょう的てき十じゅう八はち臂ひじ準じゅん提ひさげ法ほう ^[5]。