荀瑶

知ち瑤よう（？—前まえ453年ねん），智さとし氏し（荀氏、知とも氏し），名めい瑶よう，又また稱たたえ智さとし瑤よう、荀瑤、知ち伯はく瑤よう，谥号襄じょう，称しょう知ち襄じょう子こ或ある智さとし襄じょう子こ，春秋しゅんじゅう末すえ年ねん晉すすむ國こく四よん卿きょう之これ一いち，知ち宣子のぶこ之子ゆきこ。知ち瑤よう在位ざいい期間きかん，以晉侯こう的てき名義めいぎ四よん處しょ征伐せいばつ，成功せいこう取と代だい趙ちょう氏し擔任たんにん晉すすむ國こく正せい卿きょう，又また分別ふんべつ向むかい韓かん康子やすこ、魏ぎ桓子和わ趙ちょう襄じょう子こ三さん大夫たいふ勒索土地とち，只ただ有ゆう趙ちょう氏し不ふ給きゅう。知ち瑤よう大だい怒いか，聯合れんごう韓かん、魏ぎ兩氏りょうし進攻しんこう趙ちょう襄じょう子こ，包圍ほうい趙ちょう襄じょう子こ於根據地こんきょち晉すすむ陽ひ並なみ引晉すすむ水すい灌城二に年ねん（前ぜん455年ねん—前まえ453年ねん）之の久ひさ。在ざい即そく將はた獲え勝之かつゆき際さい，知ち瑤よう卻因一席話導致了韓、魏ぎ兩氏りょうし的てき領りょう導しるべ人じん倒たおせ戈ほこ，與あずか趙ちょう氏し聯合れんごう反攻はんこう知ち氏し陣地じんち，知ち瑤よう被ひ擒とりこ殺ころせ，首級しゅきゅう被ひ趙ちょう襄じょう子こ作成さくせい「飲いん器き」。智さとし伯はく家族かぞく滅亡めつぼう，其所有しょゆう的てき領地りょうち被ひ韓かん、魏ぎ、趙ちょう三さん家いえ所しょ瓜ふり分ぶん。

荀瑤
晋すすむ国こく正せい卿きょう（公おおやけ元もと前まえ475年ねん）
君主くんしゅ
出生しゅっしょう	不明ふめい
逝世	公おおやけ元もと前まえ453年ねん
子こ嗣	知ち顏がお
谥号 智さとし襄じょう子こ（或ある作さく知ち襄じょう子こ）
政せい权	晋すすむ国こく（春秋しゅんじゅう时期）
父親ちちおや	荀申（亦また作さく知ち申さる、智さとし申さる）

生平おいだいら

知ち瑤よう繼つぎ位い及對外たいがい發展はってん

在ざい知ち宣子のぶこ打算ださん立りつ知ち瑤よう為ため繼承けいしょう人じん時とき，他た的てき族ぞく人じん知ち果はて對たい此勸諫，請求せいきゅう以知ち宵よい為ため繼承けいしょう人じん，並なみ說せつ知ち瑤よう雖有著ちょ儀ぎ態たい不ふ凡、善ぜん於騎射きしゃ、才藝さいげい出で眾、能のう寫うつし善ぜん辯べん，以及堅けん毅あつし果はて決けつ的てき五ご大だい優勢ゆうせい，但ただし卻並不仁ふじん厚あつ而且內心兇狠。若わか知ち瑤よう繼つぎ位い後ご恃著本領ほんりょう欺壓他人たにん，以殘酷ざんこく不仁ふじん的てき思想しそう行事ぎょうじ，最終さいしゅう必定ひつじょう因いん為ため與あずか人ひと不ふ睦むつみ而導致知氏し家族かぞく的てき滅亡めつぼう。知ち宣子のぶこ不ふ聽從ちょうじゅう他た的てき意見いけん而堅持けんじ立りつ知ち瑤よう為ため儲もうか。

知ち瑤よう繼つぎ位い後ご，在ざい晉すすむ出で公おおやけ三さん年ねん（前ぜん472年ねん）率りつ師し伐き齊ひとし，又また於晉出で公おおやけ九きゅう年ねん（前ぜん466年ねん）伐き鄭てい，壯大そうだい了知りょうち氏し的てき勢力せいりょく。晉すすむ出で公おおやけ十じゅう一いち年ねん（前ぜん464年ねん），知ち瑤よう聯れん同どう趙ちょう襄じょう子こ毋恤進行しんこう第だい二に次じ伐き鄭てい，鄭てい向むかい齊ひとし求もとめ援。齊ひとし國こく援軍えんぐん剛つよし至いたり，晉すすむ國こく撤退てったい。然しか而此次じ伐き鄭てい，智さとし伯はく因いん為ため不滿ふまん趙ちょう襄じょう子こ拒絕きょぜつ先攻せんこう城じょう而辱罵ののし對たい方かた，又また在ざい宴會えんかい上じょう借か著ちょ酒しゅ意向いこう趙ちょう襄じょう子こ灌酒並なみ毆打おうだ他た，因いん而與趙ちょう襄じょう子こ結ゆい怨。

晉すすむ出で公おおやけ十じゅう七なな年ねん（前ぜん458年ねん），知とも氏し聯合れんごう趙ちょう氏し、魏たかし氏し與あずか韓かん氏し三さん大夫たいふ，瓜ふり分ぶん了りょう范氏和わ中なか行こう氏し的てき土地とち和わ財產ざいさん。知とも氏し獨占どくせん了りょう范氏和わ中ちゅう行こう氏し大だい部分ぶぶん故こ地ち，並なみ取と代がわ趙ちょう氏し而掌管かん晉すすむ國こく政事せいじ，成なり為ため四よん卿きょう中ちゅう最強さいきょう的てき勢力せいりょく，居きょ晉すすむ國こく四よん大だい卿きょう之の首くび，並なみ自稱じしょう「伯はく」。同どう年率ねんりつ軍ぐん滅めつ中ちゅう山國やまぐに的てき屬國ぞっこく仇かたき由よし國こく（在ざい今いま山西さんせい省しょう陽ひ泉いずみ市し盂縣）。隔年かくねん（前ぜん457年ねん），在ざい討伐とうばつ衛まもる國こく回國かいこく後ご，與あずか韓かん康子やすこ虎とら、魏ぎ桓子駒こま在ざい藍あい台だい舉行宴會えんかい，知ち瑤よう戲おどけ弄ろう韓かん康子やすこ並なみ侮辱ぶじょく韓かん氏し家臣かしん段だん規ぶんまわし，並なみ對たい進しん諫的近臣きんしん智さとし國こく說せつ：「只ただ有我ありが能のう為ため難なん別人べつじん，若わか我わが不ふ對たい別人べつじん發はつ難なん，又また有ゆう誰だれ敢為かんい難なん我わが？」智さとし國こく以列國こく過去かこ因いん小しょう怨釀成じょうせい大だい禍わざわい的てき教訓きょうくん，勸すすむ諫知伯はく既すんで然しか已やめ經けい與あずか韓かん家か君臣くんしん結ゆい怨，就必須ひっす小心しょうしん防備ぼうび二に人にん將來しょうらい伺機報復ほうふく，知ち伯はく不ふ聽。

晉すすむ出で公おおやけ十じゅう九きゅう年ねん（前ぜん456年ねん），知ち瑤よう向こう韓かん氏し、魏たかし氏し索さく求もとめ並なみ各かく取得しゅとく了りょう萬まん戶こ之の邑，志こころざし得意とくい滿之まんし下向しもむかい趙ちょう氏し索さく要よう藺い、皋狼兩りょう邑，趙ちょう襄じょう子こ卻因為ため昔日せきじつ圍かこえ鄭てい之の辱はずかしめ而拒絕きょぜつ。知ち瑤よう大だい怒いか，在ざい晉すすむ出で公おおやけ二に十じゅう年ねん（前ぜん455年ねん）聯合れんごう韓かん、魏ぎ兩家りょうけ攻おさむ打だ趙ちょう氏し，趙ちょう襄じょう子こ自じ知ち不敵ふてき，幾いく經けい考慮こうりょ之の後こう決定けってい奔走ほんそう晉すすむ陽ひ，是ぜ為ため晉すすむ陽ひ之の戰たたかえ。

水みず灌晉陽ひ及三さん家いえ滅めつ知ち

主しゅ条目じょうもく：晉すすむ陽ひ之の戰たたかえ和わ三さん家いえ分ぶん晋すすむ

晉すすむ出で公おおやけ二に十じゅう二に年ねん（前ぜん453年ねん），知ち襄じょう子こ久ひさ攻おさむ晉すすむ陽ひ不ふ取と，引汾水灌城，趙ちょう氏し「城中じょうちゅう巢す居きょ而處，懸かか釜がま而炊，財ざい食しょく將はた盡つき」，军民病びょう饿交加か，十分じゅうぶん危急ききゅう。

知ち襄じょう子こ看み見み水すい攻おさむ的てき成なり效こう非常ひじょう好こう，得とく意地いじ說せつ：「起おこり初はつ，我わが不知ふち道どう水みず可か以滅亡めつぼう他人たにん國土こくど，現在げんざい我わが已やめ知道ともみち了りょう。汾水可か以灌安やす邑，絳水可か以灌平たいら陽よう。」韓かん康子やすこ、魏ぎ桓子兩人りょうにん聽聞ちょうもん此語非常ひじょう恐慌きょうこう，互作暗號あんごう，因いん為ため魏たかし氏し的てき安やす邑城しろ，韓かん氏し的てき平たいら陽よう城ぐすく都と有ゆう可能かのう是ぜ知ち襄じょう子こ下か一いち個こ水すい攻おさむ的てき對象たいしょう。

趙ちょう氏し水すい困こま已やめ久ひさし，無法むほう續ぞく守もり，遂とげ派は谋臣張ちょう孟はじめ談だん說せつ服ふく韓かん、魏ぎ兩家りょうけ倒たおせ戈ほこ，張ちょう孟はじめ談だん以「唇くちびる亡ほろび齒ぱ寒かん」的てき道理どうり說せつ服ふく韓かん、魏ぎ之これ君きみ，智さとし氏し在ざい滅めつ趙ちょう後ご必定ひつじょう以韓、魏ぎ作為さくい下か個こ目標もくひょう。韓かん、魏ぎ二主本來就不滿平日囂張跋扈的智伯，聽了張ちょう孟はじめ談だん之の言げん決定けってい倒たおせ戈ほこ起おこり事ごと。於是三方密約共同攻滅智氏。知ち襄じょう子こ的てき謀はかりごと臣しん郗疵與あずか族ぞく人じん智さとし果はて都と先後せんご勸すすむ諫知襄じょう子こ小心しょうしん韓かん、魏ぎ兩家りょうけ會かい背叛はいはん智さとし氏し，建議けんぎ知ち襄じょう子こ早はや作さく防備ぼうび，但ただし知ち襄じょう子こ自信じしん勝利しょうり在ざい望もち，聽信韓かん、魏ぎ二に主しゅ解釋かいしゃく，斷定だんてい兩家りょうけ為ため了りょう瓜ふり分ぶん趙ちょう家か土地とち必會守もり諾だく不ふ生なま二心ふたごころ，因いん而不肯聽信しん郗疵與あずか智さとし果はて的てき意見いけん。結果けっか郗疵請求せいきゅう出で使し齊ひとし國こく以離開ひらけ晉すすむ陽ひ；智さとし果はて則そく改姓かいせい為ため輔氏以避禍か。

三さん月がつ初はつ十じゅう丙へい戌いぬ日び，趙ちょう襄じょう子こ派出はしゅつ部隊ぶたい，殺ころせ死し知ち伯はく守もり堤つつみ的てき士し兵へい，決けつ開ひらく堤防ていぼう反はん灌知伯はく軍營ぐんえい，知ち伯はく軍ぐん因いん倉くら促救水すい而陷入にゅう混亂こんらん，韓かん、魏ぎ軍ぐん趁勢從したがえ側がわ翼つばさ進攻しんこう，趙ちょう襄じょう子こ親おや率りつ士卒しそつ正面しょうめん進擊しんげき，大敗たいはい知ち氏し軍隊ぐんたい，擒とりこ殺ころせ知ち襄じょう子こ，將はた知ち襄じょう子こ的てき首級しゅきゅう挖空雕刻上じょう漆うるし，作成さくせい「飲いん器き」（飲いん器き之の義よし，眾說紛まがえ紜：一說いっせつ盛もり酒しゅ的てき容器ようき。甚至有人ゆうじん認みとめ為ため是ぜ「溺おぼれ器き」之の誤あやま，是ぜ指ゆび盛もり尿にょう的てき夜よる壺つぼ），之これ後ご三さん家いえ聯合れんごう族ぞく滅めつ知とも氏し，共とも分ぶん其地。只ただ有ゆう知ち果はて因いん為ため已やめ改姓かいせい为輔氏し，所以ゆえん得とく以保全ほぜん。

知ち襄じょう子こ有ゆう食客しょっきゃく豫よ讓ゆずる，為ため了りょう要よう報ほう答こたえ知ち襄じょう子こ的てき知遇ちぐう之の恩おん，並なみ發はつ誓ちかい要よう替がえ主しゅ公おおやけ報むくい仇かたき雪ゆき恨，三さん番ばん兩次りょうじ刺殺しさつ趙ちょう襄じょう子こ，都と不ふ成功せいこう，最後さいご依よ舊きゅう被ひ趙ちょう襄じょう子こ所しょ擒とりこ，於是請求せいきゅう刺とげ了りょう趙ちょう襄じょう子こ衣服いふく三さん劍けん，以達到いた報ほう仇かたき的てき意い願ねがい，然しか後のち自殺じさつ身み亡ほろび。

家庭かてい

• 知ち申さる（父親ちちおや）
• 知ち宵よい（兄あに長ちょう）
• 知ち顏がお（兒こ子こ）
• 輔果（即そく知ち果はて，族ぞく人じん）
• 智さとし开（族ぞく人じん，前ぜん452年ねん奔秦）
• 智さとし寬ひろし（族ぞく人じん，前ぜん449年ねん奔秦）

參考さんこう

• 司馬しば遷，《史記しき》，卷かん43《趙ちょう世よ家か》、卷まき86《刺客しかく列傳れつでん》
• 劉りゅう向むかい，《戰國せんごく策さく》，秦しん策さく四よん、宋そう衛まもる策さく

前任ぜんにん： 父ちち知ち宣子のぶこ知ち申さる	晉すすむ國こく知とも氏し家主やぬし ？－前まえ453年ねん	繼つぎ任にん： 無む
前任ぜんにん： 赵鞅	春秋しゅんじゅう晉すすむ國こく正せい卿きょう 前ぜん475年ねん—前まえ453年ねん	繼つぎ任にん： 赵无恤