銨

銨
	系統けいとう名めい; Ammonium
識別しきべつ
CAS號ごう	14798-03-9
PubChem	16741146
ChemSpider	218
SMILES	[NH4+];
InChI	1/H3N/h1H3/p+1;
InChIKey	QGZKDVFQNNGYKY-IKLDFBCSAZ
ChEBI	CHEBI:28938
MeSH	D000644
性質せいしつ
化學かがく式しき	H4N
摩ま爾なんじ質量しつりょう	18.04 g·mol−1
pKa	9.25
結構けっこう
分子ぶんし構型	正せい四よん面體めんてい
	若わか非ひ註明，所有しょゆう數すう據よりどころ均ひとし出自しゅつじ標準ひょうじゅん狀態じょうたい（25 ℃，100 kPa）下した。

銨（ㄢ）（ammonium）舊譯きゅうやく錏，化學かがく式しき ${\ce {NH4+}}$ ，又また叫さけべ銨離子こ、銨根、銨根離はなれ子こ，是ぜ由ゆかり氨分子ぶんし衍生出で的てき正一しょういち價あたい、帶おび1個いっこ正せい電でん的てき離はなれ子こ。氨分子こ與一よいち個こ氫正離はなれ子こ配はい位い結合けつごう就形成けいせい銨根離はなれ子こ（氨提供ていきょう孤こ電子でんし對たい）。銨離子こ在ざい化學かがく反應はんのう中ちゅう相當そうとう於金屬きんぞく離はなれ子こ。

結構けっこう

銨離子こ是ぜ正せい四よん面體めんてい型かた的てき，與あずか甲きのえ烷互為等とう電子でんし體たい。

存在そんざい

氨氣與あずか濃こ鹽酸えんさん揮發きはつ出で的てき氯化氫氣體きたい在ざい空氣くうき中ちゅう反應はんのう，生成せいせい煙霧えんむ狀じょう氯化銨固體こたい。

酸さん性せい環境かんきょう下か，溶解ようかい在ざい水みず中なか的てき氨分子ぶんし以銨根ね離はなれ子こ的てき形式けいしき存在そんざい。氨水可か電離でんり出で銨根離はなれ子こ和わ氫氧根ね離はなれ子こ，濃こ氨水容易ようい揮發きはつ為ため氨氣。液えき氨自じ耦電離でんり能のう產さん生せい銨離子こ。

銨鹽

銨根離はなれ子こ還かえ可か以和陰かげ離はなれ子こ結合けつごう形成けいせい鹽しお，大だい部分ぶぶん銨鹽都と可か溶。常見つねみ的てき銨鹽有ゆう氯化銨、硝酸しょうさん銨、硫酸りゅうさん銨、碳酸氫銨等ひとし。

命名めいめい

由よし於NH₄⁺的てき化學かがく性質せいしつ類似るいじ於金屬きんぞく離はなれ子こ，故こ命名めいめい為ため金かね部ぶ的てき「銨」。

「銨」的てき普通ふつう話ばなし拼音為ため「ǎn」，區別くべつ於陰平かげひら（第だい1聲こえ）的てき「氨」和わ去聲きょしょう（第だい4聲こえ）的てき「胺」。但ただし在ざい台灣たいわん，「銨」和かず「氨」讀音均ひとし為ため「ㄢ」。

一般的銨鹽命名和普通的鹽しお的てき命名めいめい一いち樣よう，為ため某ぼう化か銨或某ぼう酸さん銨，如氯化銨、醋酸さくさん銨等ひとし。

用途ようと

用よう於銨鹽中しおなか含氮，鹽しお可用かよう作さく氮肥，稱しょう為ため「銨態氮肥」。此類肥料ひりょう不ふ宜むべ與あずか鹼性肥料ひりょう混用こんよう，否いや則のり銨離子こ會かい被ひ反應はんのう掉從而肥效こう降くだ低てい。

常見つねみ的てき銨態氮肥有ゆう硫銨（硫酸りゅうさん銨）、碳銨（碳酸銨）、硝銨（硝酸しょうさん銨）。

檢けん驗けん

銨鹽的てき檢けん驗けん方法ほうほう通常つうじょう是ぜ與あずか鹼混こん合併がっぺい加熱かねつ^{[註 1]}，會かい產さん生せい能のう使し濕潤しつじゅん紅色こうしょく石せき蕊しべ試ためし紙し變へん藍あい的てき氣體きたい（氨氣）。例れい如：

NH₄HCO₃+Ca(OH)₂ -> CaCO₃+2H₂O+NH₃↑

(NH₄)₂SO₄+2NaOH -> Na₂SO₄+2H₂O+2NH₃↑

原理げんり是ぜ銨鹽與あずか鹼發生はっせい複ふく分解ぶんかい反應はんのう，生成せいせい新しん鹽しお和わ氨水，氨水易えき揮發きはつ為ため氨氣和水わすい。

NH+
4+OH⁻ -> NH₃↑+H₂O

銨鹽可か以與奈斯勒試劑ざい反應はんのう生成せいせい黃き棕色沉澱，用よう於定性せい檢けん驗けん。

{\ce {{NH4}^{+}+ 2{[HgI4]}^{2-}+ 4OH- -> HgO*Hg(NH2)I + 7I- + 3H2O}}

對たい於碳酸さん氫銨

要よう區別くべつ碳酸氫銨於其他た的てき銨鹽，可か以通過つうか加熱かねつ的てき方式ほうしき。^{[來らい源みなもと請求せいきゅう]}

NH₄HCO₃

{\ce {=[{\text{△}}]}}

NH₃↑+H₂O+CO₂↑

但ただし請注意ちゅうい：這個方法ほうほう不ふ應おう在ざい銨鹽可能かのう是ぜ硝酸しょうさん銨的てき情況じょうきょう下か使用しよう，因いん為ため硝酸しょうさん銨遇高溫こうおん容易ようい發生はっせい爆ばく炸。

衍生物せいぶつ

季き銨鹽（四よん級きゅう銨鹽），即そく每まい個こNH₄⁺的てき4個こ氫均ひとし被ひ烴基取と代だい的てき產物さんぶつ。

銨金屬きんぞく

在高ありだか壓あつ下か，浸ひた在ざい大量たいりょう自由じゆう電子でんし海中かいちゅう的てき銨離子こ可能かのう會かい表現ひょうげん出で類似るいじ於金屬きんぞく的てき性質せいしつ。冰巨星ぼし天王星てんのうせい與あずか海王星かいおうせい的てき內部就可能かのう存在そんざい這種「銨金屬きんぞく」。^[1]^[2]

註解ちゅうかい

^ Stevenson, D. J. Does metallic ammonium exist?. Nature. 1975-11, 258 (5532) [2022-10-14]. Bibcode:1975Natur.258..222S. ISSN 1476-4687. doi:10.1038/258222a0. （原始げんし內容存そん檔於2022-10-14）（英語えいご）.
^ Bernal, M. F. M.; Massey, H. S. W. Metallic Ammonium. Monthly Notices of the Royal Astronomical Society. 1954-04-01, 114 (2) [2022-10-14]. Bibcode:1954MNRAS.114..172B. ISSN 0035-8711. doi:10.1093/mnras/114.2.172. （原始げんし內容存そん檔於2021-11-29）（英語えいご）.

注釋ちゅうしゃく

^ 銨鹽與あずか鹼反應おう多おお為ため吸熱反應はんのう

參まいり見み

氨水
氨基
碳酸氫銨
硫酸りゅうさん銨
硝酸しょうさん銨
原子げんし團だん
氫化銨：根據こんきょ銨化學がく上じょう像ぞう鹼金屬きんぞく，且鹼金屬きんぞく皆みな存在そんざい氫化物ぶつ而假想かそう出で的てき化合かごう物ぶつ

[Stevenson-2] Stevenson, D. J. Does metallic ammonium exist?. Nature. 1975-11, 258 (5532) [2022-10-14]. Bibcode:1975Natur.258..222S. ISSN 1476-4687. doi:10.1038/258222a0. （原始げんし內容存そん檔於2022-10-14）（英語えいご）.

[Bernal&Massey-3] Bernal, M. F. M.; Massey, H. S. W. Metallic Ammonium. Monthly Notices of the Royal Astronomical Society. 1954-04-01, 114 (2) [2022-10-14]. Bibcode:1954MNRAS.114..172B. ISSN 0035-8711. doi:10.1093/mnras/114.2.172. （原始げんし內容存そん檔於2021-11-29）（英語えいご）.

[铵盐与碱-1] 銨鹽與あずか鹼反應おう多おお為ため吸熱反應はんのう

[註 1]

[1]

[2]