久米くめ邦武くにたけ

久米くめ邦武くにたけ

久米くめ邦武くにたけ（日にち語ご：くめ くにたけ，1839年ねん8月がつ19日にち—1931年ねん2月がつ24日にち），是ぜ日本にっぽん近代きんだい史學しがく研究けんきゅう的てき先驅せんく之の一いち。

生平おいだいら

1839年生ねんせい為ため肥前ひぜん國こく佐賀さが藩はん士し久米くめ邦くに郷さと的てき三男さんなん。1854年ねん（安政あんせい元年がんねん）進入しんにゅう佐賀さが藩校はんこう弘道こうどう館かん，並なみ與あずか大だい他た一いち歲さい的てき大隈おおくま重信しげのぶ相あい遇ぐう。兩者りょうしゃ都と參加さんか了りょう尊皇そんのう派は的てき結社けっしゃ義ぎ祭さい同盟どうめい。他た在ざい弘道こうどう館かん的てき成績せいせき非常ひじょう好このみ，還かえ曾給藩主はんしゅ鍋島なべしま直ただし大だい講こう授論語ろんご。1862年ねん（文久ぶんきゅう2年ねん）前ぜん往江戶えど，在ざい昌平しょうへい坂ざか學問がくもん所しょ學習がくしゅう，師事しじ古賀こが謹一きんいち郎ろう。翌年よくねん他た返かえし回かい佐賀さが藩はん，在ざい弘道こうどう館かん執と教鞭きょうべん，還かえ兼任けんにん前ぜん藩主はんしゅ鍋島なべしま閑叟的てき近衛このえ。

明治維新めいじいしん後ご，出仕しゅっし於太政官せいかん政府せいふ（明治めいじ政府せいふ）。1871年ねん（明治めいじ4年ねん），作為さくい岩倉いわくら使節しせつ團だん的てき一員いちいん，久米くめ前ぜん往歐美び。歸國きこく後ご，編輯へんしゅう了りょう《米べい歐おう回覽かいらん實記じっき》，以此從したがえ政府せいふ獲得かくとく了りょう500日にち圓えん的てき賞金しょうきん。其後久米くめ進入しんにゅう政府せいふ的てき修史しゅうし館かん，與あずか重野しげの安繹やすつぐ共同きょうどう編纂へんさん《大だい日本にっぽん編年史へんねんし》等とう國史こくし。

1888年ねん（明治めいじ21年ねん），就任しゅうにん東京とうきょう帝國ていこく大學だいがく教授きょうじゅ，並なみ兼任けんにん臨時りんじ編年史へんねんし編纂へんさん委員いいん，繼續けいぞく與あずか重野しげの安繹やすつぐ等とう人じん修史しゅうし。1892年ねん（明治めいじ25年ねん），在ざい田口たぐち卯吉うきち的てき推薦すいせん下か，雜誌ざっし《史ふみ海うみ》轉載てんさい了りょう久米くめ的てき論文ろんぶん〈神道しんとう乃祭天てん之の古俗こぞく〉（神道しんとうハ祭まつり天たかしノ古俗こぞく），結果けっか此論文ろんぶん被ひ當時とうじ的てき神道しんとう家いえ攻擊こうげき，久米くめ被ひ迫せり辭去じきょ前述ぜんじゅつ的てき職務しょくむ（久米くめ邦武くにたけ筆禍ひっか事件じけん）。1895年ねん（明治めいじ28年ねん），在ざい大隈おおくま重信しげのぶ的てき招待しょうたい下か轉入てんにゅう東京とうきょう専門せんもん學校がっこう（現在げんざい的てき早稻田大學わせだだいがく），在ざい該校講こう授日本にっぽん古代こだい史し和わ古文書こもんじょ學がく直ちょく到いた1922年ねん（大正たいしょう11年ねん）退すさ休きゅう。

死し於1931年ねん。1982年ねん（昭和しょうわ57年ねん），在ざいJR山手やまて線せん目黑めぐろ車しゃ站前まえ，為ため紀き念ねん久米くめ父子ふし的てき功績こうせき，成立せいりつ了りょう久米くめ美術館びじゅつかん。

家庭かてい

其長男ちょうなん為ため著名ちょめい畫家がか久米くめ桂一郎けいいちろう。

參考さんこう文獻ぶんけん

• 久米くめ美術館びじゅつかん編へん　『新しん訂てい版ばん　歴史れきし家か久米くめ邦武くにたけ』　久米くめ美術館びじゅつかん　1997年ねん