五十猛いそたけ神しん

五十猛いそたけ神しん（いそたける の かみ）為ため《日本書紀にほんしょき》和かず《先代せんだい舊きゅう事こと本紀ほんぎ》表記ひょうき之の名な，《古事記こじき》則のり記き作さく大屋おおや毘古神しん（おほやびこ の かみ），祂是日本にっぽん神話しんわ裡うら出現しゅつげん的てき木き神しん，另有別名べつめい射い楯だて神しん（いたて の かみ）。

概要がいよう

日本書紀にほんしょき之の記載きさい

根據こんきょ《日本書紀にほんしょき》卷まき第だい一いち的てき記載きさい，素す戔嗚尊みこと與あずか五十猛いそたけ神しん下降かこう至いたり新しん羅ら國くに曾尸茂しげ梨なし（そしもり，今いま韓國かんこく江原えばら道みち春川はるかわ市し牛頭山うしずやま），但ただし是ぜ五十猛神不想居住在此，遂とげ以埴土作つちづくり舟ぶね並なみ乘じょう之の東あずま渡わたる，抵達出雲いずも國こく簸ひ川上かわかみ鳥とり上峰かみみね（今いま島根しまね縣けん斐伊川ひいかわ一帶いったい）。祂下降かこう時じ帶たい來らい許多きょた樹じゅ種しゅ，播種はしゅ在ざい筑紫つくし、大だい八はち洲しゅう國こく內，成なり為ため紀伊きい國こく之これ有功ゆうこう天神てんじん。

而次段じだん則そく記載きさい素す戔嗚尊みこと拔鬍髯化か作さく杉すぎ、胸毛むなげ化か作さく檜ひのき、尻しり毛成けなり柀、眉毛まゆげ化か作さく櫲樟。五十猛いそたけ神乃じんの素す戔嗚尊みこと之子ゆきこ，其胞妹いもうと為ため大屋おおや津つ姬ひめ命いのち、枛津姬ひめ命いのち，此三神皆奉祀於紀伊國。

先代せんだい舊きゅう事こと本紀ほんぎ之の記載きさい

據よりどころ《先代せんだい舊きゅう事こと本紀ほんぎ》卷まき第だい四よん地祇ちぎ本紀ほんぎ，素す戔烏尊みこと和わ五十猛いそたけ神しん降くだ於新羅ら曾尸茂しげ梨なし，但ただし後者こうしゃ不ふ欲よく居きょ於此，故こ以埴土作つちづくり船せん、乘じょう之の東あずま渡わたる，抵出雲いずも國こく簸ひ之の河上かわかみ與あずか安藝あき國こく可愛かわい之の河上かわかみ鳥とり上峰かみみね。而五十猛神將八十樹種遍植於筑紫、大だい八はち洲しゅう內，與あずか其胞妹いもうと大屋おおや姬ひめ命いのち、抓つめ津つ姬ひめ命いのち成なり為ため紀伊きい國こく奉祀ほうし之の神かみ。

解說かいせつ

依よ照あきら《日本書紀にほんしょき》和かず《先代せんだい舊きゅう事こと本紀ほんぎ》的てき紀き錄ろく，自じ古いにしえ以來いらい五十猛神便被奉為林業りんぎょう之これ神しん。尤ゆう其素有ゆう「木き之の國くに」之の稱たたえ的てき紀伊きい國こく（今いま和歌山わかやま縣けん全ぜん境さかい及三重みえ縣けん南部なんぶ）林業りんぎょう興きょう盛もり，五十猛神在當地香火鼎盛。

據よりどころ《古事記こじき》記載きさい大だい己おのれ貴命きめい遭到八はち十じゅう眾神迫害はくがい，其母刺とげ國こく若わか比ひ賣うり（さしくにわかひめ）教きょう祂逃向むかい木國もっこく「大屋おおや毘古神しん」處しょ避難ひなん。此段故事こじ在ざい《先代せんだい舊きゅう事こと本紀ほんぎ》的てき注釋ちゅうしゃく出現しゅつげん「亦また云うん大屋おおや彥神」，此外伊い邪よこしま那な美び命いのち產さん下か的てき大屋おおや毘古神しん事實じじつ上じょう為ため家宅かたく六ろく神かみ之これ一いち的てき禍わざわい津つ日にち神しん，故こ後世こうせい認みとめ為ため五十猛神的別名亦為大屋おおや毘古神しん。

信仰しんこう

在ざい日本にっぽん主祭しゅさい五ご十じゅう猛もう神かみ的てき神社じんじゃ除じょ了りょう各地かくち的てき杉山すぎやま神社じんじゃ外がい，另計有ゆう下か述じゅつ：

• 來宮くるみや神社じんじゃ（靜岡しずおか縣けん熱海あたみ市し西山にしやま町まち）
• 伊太いた祁曾神社じんじゃ（和歌山わかやま縣けん和歌山わかやま市し）
• 度ど津つ神社じんじゃ（新潟にいがた縣けん佐渡さど市し飯岡いいおか）
• 鶴見つるみ神社じんじゃ（神奈川かながわ縣けん橫濱よこはま市し鶴見つるみ區く）
• 高瀨たかせ神社じんじゃ（富山とやま縣けん南みなみ砺市）
• 廣峰ひろみね神社じんじゃ（兵庫ひょうご縣けん姫路ひめじ市し）

內部連結れんけつ

• 久久ひさびさ能智のうち
• 大屋おおや津つ姬ひめ命いのち與あずか枛津姬ひめ命いのち

參考さんこう資料しりょう

• （日にち語ご）五十猛いそたけ神しん（页面存そん档备份，存そん于互联网档案あん馆）
• 日本書紀にほんしょき　卷まき第だい一いち　神代かみしろ〈上うえ〉

外部がいぶ連結れんけつ

• （日にち語ご）五十猛いそたけ神しん（页面存そん档备份，存そん于互联网档案あん馆）
• （日にち語ご）大屋おおや毘古神しん五ご十じゅう猛もう命いのちホームページ（页面存そん档备份，存そん于互联网档案あん馆）