匡ただし章あきら

匡ただし章あきら（？—？），又また稱しょう匡子まさこ、田た章あきら，戰國せんごく時とき齊ひとし國こく齊ひとし威い王おう、齊ひとし宣せん王おう、齊ひとし湣王三朝みささ名將めいしょう。大約たいやく活動かつどう於前323年ねん至いたり前まえ295年間ねんかん。曾與惠めぐみ施ほどこせ評論ひょうろん齊ひとし魏ぎ相しょう王おう的てき事こと。在ざい對たい秦しん作戰さくせん時じ，有人ゆうじん言語げんご中傷ちゅうしょう他た，但ただし齊ひとし威い王おう仍然信任しんにん他た，他た後來こうらい得知とくち後ご，十分じゅうぶん感動かんどう，誓ちかい死し效こう忠ちゅう齊ひとし王おう，遂とげ北きた伐き燕つばめ，南みなみ征ただし楚すわえ，西にし攻おさむ函はこ谷たに關せき，為ため齊ひとし屡しばしば建けん戰功せんこう。

徐じょ州しゅう相しょう王おう

前ぜん334年ねん，齊ひとし威い王おう與あずか魏ぎ惠めぐみ王おう在ざい徐じょ州しゅう相しょう會かい，並なみ互相承認しょうにん對たい方かた稱しょう王おう，匡ただし章あきら對たい此與惠めぐみ施ほどこせ作さく了りょう評論ひょうろん。

屢建戰功せんこう

桑くわ丘おか之の戰たたかえ

齊ひとし威い王おう末まつ年ねん，秦はた國こく借か道みち魏ぎ韓かん向むかい齊ひとし國こく展開てんかい軍事ぐんじ行動こうどう，齊ひとし威い王おう派は將軍しょうぐん匡ただし章あきら率りつ兵へい迎むかえ戰せん，兩りょう軍ぐん交錯こうさく扎營。開戰かいせん之の前まえ，雙方そうほう使者ししゃ來らい來らい往往おうおう。匡ただし章あきら藉機變更へんこう了りょう部分ぶぶん齊ひとし軍ぐん的てき徽章きしょう，混雜こんざつ到いた秦しん軍ぐん中ちゅう待機たいき配合はいごう齊ひとし國こく的てき主ぬし攻おさむ部隊ぶたい破やぶ敵てき。齊ひとし威い王おう派は往前線せん的てき人じん探さがせ不明ふめい匡ただし章あきら的てき用意ようい，悄悄しょうしょう向むかい威たけし王おう打だ小しょう報告ほうこく說せつ：「匡ただし章あきら可能かのう要よう帶おび兵へい降くだ秦しん。」威い王おう聽了置おけ之の不ふ理り。過か了りょう不ふ久ひさ，又また有ゆう前線ぜんせん回かい來らい的てき人じん向むかい威たけし王おう報告ほうこく說せつ：「匡ただし章あきら可能かのう降くだ秦しん。」威い王おう仍不理り睬。如此再三さいさん。朝延とものぶ眾大臣だいじん見み此情景じょうけい向むかい齊ひとし威い王おう請求せいきゅう說せつ：「言げん章子あきこ人じん（匡ただし章あきら）之これ敗はい（不良ふりょう行為こうい）者しゃ，異人いじん而同辭やめ，王おう何なん不發ふはつ兵へい擊げき之の？」威い王おう胸むね有ゆう成竹なるたけ地ち說せつ：「此不叛寡人じん明あきら矣，曷（何なに）為ため擊げき之の！」果然かぜん，時じ過か不ふ久ひさ，從前じゅうぜん線せん傳來でんらい齊ひとし軍ぐん大勝たいしょう的てき捷報しょうほう。左右さゆう很吃驚びっくり，詢問威い王おう何なん以有此先見せんけん之の明あかり。威い王おう告訴こくそ他た們，從したがえ匡ただし章あきら的てき日常にちじょう表現ひょうげん便びん可か推斷すいだん出で。

原はら來らい，匡ただし章あきら的てき母親ははおや在世ざいせい時じ，觸さわ犯はん了りょう齊ひとし國法こくほう令れい，被ひ他た父親ちちおや殺ころせ死し埋うめ於馬棧下。威い王おう任つとむ匡ただし章あきら為ため將しょう時じ，其父已やめ死し。威い王おう曾特許とっきょ他た打だ了りょう勝かち仗之後ご，就為其母更さら葬そう，但ただし為ため匡ただし章あきら謝絕しゃぜつ，理由りゆう是ぜ：父親ちちおや生前せいぜん未み做此吩咐。他た不ふ願意がんい“不ふ得とく父ちち之の教きょう而更葬そう母はは。”這使威い王おう對たい匡ただし章あきら的てき為ため人じん有ゆう了りょう較深的てき瞭あきら解かい，堅けん信しん他た“為ため人じん子こ，不ふ欺死父ちち；豈あに為ため人臣じんしん，欺生君くん哉？”所以ゆえん，儘管前線ぜんせん三次送來情報說匡章可能降秦，但ただし威い王おう都と沒ぼつ有ゆう相しょう信しんじ，堅持けんじ放ひ手て讓ゆずる匡ただし章あきら指揮しき作戰さくせん，終おわり於保住じゅう了りょう桑くわ丘おか之の戰たたかえ的てき勝利しょうり。

匡ただし章あきら本人ほんにん回かい朝あさ知道ともみち了りょう此事，十分じゅうぶん感動かんどう，誓ちかい死し效こう忠ちゅう齊ひとし王おう。

齊ひとし破やぶ燕つばめ與あずか秦はた齊ひとし爭そう霸

齐国长期奉行ぶぎょう北きた进南抗こう战略，即そく北きた灭燕赵，南みなみ拒こばめ楚すわえ魏ぎ。齊ひとし宣せん王おう六ろく年ねん（前ぜん314年ねん），燕つばめ國こく子こ之の篡位，爆發ばくはつ內亂，齊ひとし國こく乘じょう機き派は匡ただし章あきら率りつ齐国五ご都と之の兵へい從したがえ渤海發はつ兵へい進攻しんこう燕つばめ國こく，五十天占领燕都（今いま北京ぺきん）攻おさむ灭燕国こく。齊ひとし軍ぐん攻おさむ佔燕國こく後ご，並無ならびな撤回てっかい之の意い，匡ただし章あきら又また不ふ管かん束たば軍隊ぐんたい，纵使齐军在ざい燕つばめ国こく烧杀淫いん掠かすめ，燕つばめ人じん紛紛ふんぷん起おこり來らい反抗はんこう，驅逐くちく齊ひとし軍ぐん。此时秦しん国こく、赵国等とう列国れっこく惧怕齐国吞并燕つばめ国こく做大齐国实力，便びん屯たむろ重じゅう兵へい于燕赵边境さかい，威い胁齐国こく不ふ撤军即そく开战。不ふ久ひさ，秦しん国こく于丹阳—濮水沿线与齐国沿河展てん开决战，宋そう康やすし王おう临阵连夜撤军致使齐军侧翼暴露ばくろ，秦はた军大败齐军，迫さこ使つかい齐国放棄ほうき對たい燕つばめ国こく的てき佔領，因いん此燕国こく得とく以复国こく。

垂たれ沙すな之の戰たたかえ

前ぜん303年ねん，孟はじめ嘗君田た文ぶん為ため齊ひとし國こく宰相さいしょう，這時秦しん楚すわえ聯盟れんめい，齊ひとし以楚負まけ約やく為ため藉口しゃこう，聯合れんごう韓かん、魏たかし攻おさむ打だ楚すわえ國こく。楚すわえ國こく以太子たいし橫よこ為ため質しつ於秦，秦しん派は客きゃく卿きょう通どおり率りつ軍ぐん救すくい楚すわえ。聯れん軍ぐん聞訊後ご，當とう即そく退すさ兵へい。次つぎ年ねん，楚すわえ太子たいし橫よこ因いん私わたし鬥殺死し秦しん大夫たいふ而逃回かい楚すわえ國こく，秦はた楚すわえ聯盟れんめい告つげ破やぶ。

齊ひとし宣せん王おう十じゅう九きゅう年ねん（前ぜん301年ねん），齊ひとし宣せん王おう命令めいれい齊ひとし将はた匡ただし章あきら与あずか魏ぎ将しょう公孫こうそん喜き、韓かん将すすむ暴鳶率りつ領りょう韓國かんこく、魏ぎ國こく、齊ひとし國こく三国聯軍進攻楚国的方城ほうじょう，楚すわえ国こく派は唐から眜率りつ軍ぐん迎擊げいげき，兩りょう軍ぐん在ざい沘水兩りょう岸きし駐ちゅう扎了下か来らい。聯れん軍ぐん因いん不ふ了解りょうかい沘水的てき深淺しんせん情じょう况，不ふ敢貿然しか渡わたり水すい作戰さくせん，与あずか楚すわえ軍ぐん相しょう持じ了りょう6个多月がつ。齊ひとし宣せん王おう在国ざいこく内ない不ふ耐たい煩はん了りょう，派は使者ししゃ周しゅう最さい（或ある作さく「周しゅう冣」）到いた陣地じんち言辞げんじ苛刻地ち催促さいそく匡ただし章あきら趕快渡河とか作戰さくせん，匡ただし章あきら覚さとし得とく自己じこ辛苦しんく謹慎きんしん指揮しき，還かえ受如此委屈こごめ，便びん向むかい周あまね最さい說せつ：「對たい我わが来らい說せつ，把わ我わが撤職，殺ころせ了りょう我わが，甚至残害ざんがい我が的てき家人かじん，這是大王だいおう能のう够做到的てき；戰機せんき不ふ成熟せいじゅく時じ要求ようきゅう出で戰せん，戰機せんき成熟せいじゅく的てき時候じこう要求ようきゅう不戰ふせん，對たい我わが來らい說せつ這是大王だいおう不能ふのう够做到的てき。」随ずい後ご，匡ただし章あきら令れい人じん尋ひろ找可以渡河とか的てき地方ちほう，由ゆかり于守備しゅび的てき楚すわえ軍ぐん放ひ箭や，派出はしゅつ的てき人じん根本こんぽん到いた不ふ了りょう河畔かはん。後来こうらい，一いち位い當地とうち人じん說せつ：「要よう想そう知道ともみち河水こうすい深淺しんせん太ふと容易ようい了りょう：凡是楚すわえ軍ぐん重じゅう兵へい防ぼう守もり的てき地方ちほう，都みやこ是ただし河水こうすい淺あさ的てき地方ちほう；凡是楚すわえ軍ぐん防ぼう守兵しゅへい力りょく少しょう的てき地方ちほう，都みやこ是ただし河かわ水深すいしん的てき地方ちほう。」匡ただし章あきら一聽いっちょう，喜き出で望外ぼうがい，隨ずい即そく選せん派は精兵せいびょう乘じょう夜よる幕まく從したがえ楚すわえ軍ぐん重じゅう兵へい防ぼう守もり的てき地方ちほう渡河とか，向こう楚すわえ軍ぐん發起ほっき突然とつぜん襲擊しゅうげき，在ざい沘水旁つくり的てき垂たれ沙すな（今こん河南かなん唐から河かわ境さかい）大敗たいはい楚すわえ軍ぐん。

楚すわえ將しょう唐から眜因いん為ため聯れん軍ぐん六個多月沒有多大的動靜，放ひ鬆す戒備，等とう知ち聯れん軍ぐん上岸かみきし後ご才ざい倉くら促調兵へい應戰おうせん。楚すわえ軍ぐん大敗たいはい，2萬まん多た人じん被ひ殺ころせ，楚すわえ將はた唐から眜戰死し。之これ後ご，韓かん、魏ぎ取得しゅとく宛あて（今いま河南かなん南陽なんよう市し）、葉は（今いま河南かなん葉は縣けん南みなみ15公里くり）以北いほく的てき大だい片かた土地とち。楚すわえ國こく被ひ迫せり以太子たいし橫よこ為ため質しつ子こ，向むかい齊ひとし求もとめ和わ。唐から眜的部將ぶしょう莊そう蹻造反ぞうはん，莊そう蹻橫行おうこう楚すわえ國こく，成なり為ため楚すわえ國こく大盜たいとう。楚すわえ国こく從したがえ此一蹶け不振ふしん。

伐き秦はた

前ぜん298年ねん，田た文ぶん回かい齊ひとし為相ためすけ，發起ほっき齊ひとし、魏ぎ、韓かん三さん國こく聯合れんごう攻おさむ秦はた，由ゆかり匡ただし章あきら統帥とうすい聯れん軍ぐん，以韩国こく军队为主力りょく，攻おさむ秦はた前後ぜんご有ゆう三さん年ねん之の久ひさ，先さき是ぜ攻おさむ到いた秦しん國こく的てき函はこ谷たに關せき，駐屯ちゅうとん大軍たいぐん，加か以封鎖ふうさ，之これ後ご趙ちょう、宋そう兩國りょうこく也參加さんか，最後さいご終おわり於攻入にゅう了りょう函はこ谷たに關せき，迫さこ使つかい秦しん國こく求もとめ和わ。秦しん國こく歸還きかん了りょう魏ぎ、韓かん一いち些侵地ち後ご，三さん國こく聯れん軍ぐん才ざい退去たいきょ。

參考さんこう

楊寬，《戰國せんごく史し》，台灣たいわん商務しょうむ印しるし書しょ館かん
錢せん穆きよし，《先さき秦しん諸子しょし系けい年ねん考こう辨べん》（匡ただし章あきら考こう）