夏なつ朝ちょう冠かんむり

清きよし世よ宗むね 雍正帝みかど夏なつ朝ちょう服ふく

夏なつ朝ちょう冠かんむり是これ清朝せいちょう宗室そうしつ、貴族きぞく、官員かんいん等とう，在ざい重要じゅうよう典禮てんれい、大型おおがた祭祀さいし等とう穿ほじ著しる朝ちょう服ふく时所搭配的てき夏季かき冠かんむり帽ぼう，又また稱しょう之の為ため涼りょう冠かんむり。男性だんせい佩戴的てき夏なつ朝あさ冠かんむり是ただし清朝せいちょう官員かんいん服飾ふくしょく的てき一いち種しゅ。根據こんきょ清朝せいちょう乾いぬい隆たかし年間ねんかん成なり書しょ的てき《皇すめらぎ朝禮ちょうれい器き圖式ずしき》一いち書中しょちゅう所しょ言げん，其使用しよう時間じかん約やく莫是在ざい3月がつ15日にち、25日にち到いた9月がつ15日にち、25日にち，合計ごうけい約やく6個月かげつ左右さゆう。。相あい对的是ぜ冬ふゆ朝あさ冠かんむり。

清しん代だい皇太后こうたいごう、皇后こうごう夏なつ朝あさ冠かんむり

以清代だい皇帝こうてい為ため例れい子こ，清しん代だい皇帝こうてい的てき夏なつ朝あさ冠かんむり，是ぜ以織玉だま草くさ或ある藤ふじ絲竹いとたけ絲いと為ため材質ざいしつ編へん織お為ため基礎きそ的てき，外面がいめん再さい用よう一いち層そう羅ら緣石えんせき、一層青斤金合計兩層包裹，裡うら面めん用よう紅べに片へん金きん或ある紅べに紗しゃ製作せいさく，帽ぼう沿是敞たかし開ひらき的てき，上面うわつら也用朱しゅ緯ぬき（帽ぼう頂上ちょうじょう呈てい傘かさ狀じょう的てき紅色こうしょく纓えい穗ほ）綴つづり飾かざり。而帽子ぼうし正せい前方ぜんぽう用よう金佛かなぶつ綴つづり飾かざり，上面うわつら鑲有東ひがし珠たま十じゅう五ご顆，正せい後方こうほう則そく用よう舍しゃ林りん綴つづり飾かざり，上面うわつら則そく鑲有東ひがし珠たま七なな顆。而其頂いただき部ぶ則そく與あずか冬ふゆ朝あさ冠かんむり是ただし相しょう同どう的てき，三層金龍形狀的基座，每ごと層そう金龍きんりゅう基もと座ざ之の間あいだ會かい有ゆう一顆東珠將彼此間隔開，每ごと層そう為ため四條金龍盤繞的雕飾，每ごと條じょう金きむ龍りゅう上じょう還かえ會かい鑲上一いち顆東珠たま，而在基もと座ざ的てき最さい上方かみがた還かえ會かい銜上一いち顆大東だいとう珠たま，此即為ため清きよし代だい皇帝こうてい的てき夏なつ朝あさ冠かんむり樣式ようしき了りょう。

而清代だい皇后こうごう，皇太后こうたいごう的てき樣式ようしき則そく是ぜ，以青絨來作為さくい帽ぼう檐的樣式ようしき，其餘則和のりかず冬ふゆ朝あさ冠かんむり一般いっぱん，在ざい此之上うえ會かい有ゆう三層金鳳形狀的基座，每まい層そう金きん鳳おおとり基はじめ座ざ之の間あいだ會かい有ゆう一顆東珠將彼此間隔開，並なみ且在此之上じょう還かえ會かい綴つづり上じょう朱しゅ緯ぬき，每まい層そう有ゆう一いち隻せき金きん鳳おおとり，每まい隻せき金きん鳳おおとり上じょう各かく裝飾そうしょく東ひがし珠たま三さん顆、珍ちん珠たま十じゅう七なな顆。而後沿著帽子ぼうし上うえ會かい有金ありかね鳳おおとり七なな隻せき，每まい隻せき金きん鳳おおとり上じょう各かく裝飾そうしょく東ひがし珠たま七なな顆、貓睛石せき一いち顆、珍ちん珠たま二に十じゅう一いち顆。而在帽ぼう沿的正せい後方こうほう，會かい有金ありかね翟一いち隻せき，上面うわつら裝飾そうしょく有ゆう貓睛石せき一いち顆、小しょう珍ちん珠たま十じゅう六ろく顆。而金翟的尾お巴ともえ會かい有ゆう五ご串くし垂たれ珠たま，被ひ青あお金石かねいし結ゆい分ぶん為ため兩りょう段だん，每まい串くし上じょう還かえ有ゆう一いち顆大珍ちん珠たま，共きょう計けい三さん百ひゃく零れい二に顆珍珠たま，最さい末端まったん則そく是ぜ以珊瑚さんご點綴てんてい。而青金石かねいし結ゆい上じょう還かえ裝飾そうしょく有東うとう珠たま六ろく顆、珍ちん珠たま六ろく顆，並なみ且上方かみがた還かえ以黃金きん裝飾そうしょく。而冠後ご的てき護まもる領りょう則そく是ぜ垂下すいか兩りょう條じょう明あかり黄色おうしょく的てき帶おび子こ，末端まったん上じょう裝飾そうしょく有ゆう寶石ほうせき，並なみ以青縀為帶たい。而在基もと座ざ的てき最さい上方かみがた還かえ會かい銜上一いち顆大東だいとう珠たま，此即為ため清きよし代だい皇太后こうたいごう和わ皇后こうごう的てき冬ふゆ朝あさ冠かんむり樣式ようしき了りょう。

《清きよし稗ひえ類るい鈔》中ちゅう亦また曾說道どう：「涼りょう帽ぼう者しゃ，夏秋なつあき之の禮れい冠かんむり也，立夏りっか前ぜん數日すうじつ戴之。無む簷，形かたち如覆釜がま。有ゆう二に大別たいべつ。一いち曰緯帽ぼう，初はつ熱ねつ時じ用よう白色はくしょく或ある湖みずうみ色しょく之の羅ら胎者。極熱ごくねつ時じ用よう黃色おうしょく紗しゃ胎之內有竹ちく絲いと者しゃ，曰卍絲いと胎，上うえ綴つづり紅べに纓えい，絲いと所しょ織お也。」

男性だんせい夏なつ朝あさ冠かんむり

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  皇帝こうてい夏なつ朝あさ冠かんむり
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  皇太子こうたいし夏なつ朝あさ冠かんむり
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  皇子おうじ、親王しんのう夏なつ朝あさ冠かんむり
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  世子せいし夏なつ朝あさ冠かんむり
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  郡ぐん王おう夏なつ朝あさ冠かんむり
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  貝かい勒夏朝あさ冠かんむり
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  貝かい子こ、固かた倫りん額がく駙夏朝あさ冠かんむり
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  鎮國公こう、和かず碩せき額がく駙夏朝あさ冠かんむり
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  輔國公こう夏なつ朝あさ冠かんむり
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  民みん公こう夏なつ朝あさ冠かんむり
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  侯爵こうしゃく夏なつ朝あさ冠かんむり
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  伯爵はくしゃく夏なつ朝あさ冠かんむり
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  鎮國將軍しょうぐん、郡ぐん主ぬし額がく駙、子爵ししゃく、一品いっぴん官かん夏なつ朝あさ冠かんむり
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  輔國將軍しょうぐん、縣けん主ぬし額がく駙、男爵だんしゃく、二に品ひん官かん夏なつ朝あさ冠かんむり
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  奉たてまつ國くに將軍しょうぐん、郡こおり君くん額がく駙、輕けい車くるま都と尉じょう、三品みしな官かん夏なつ朝あさ冠かんむり
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  奉たてまつ恩おん將軍しょうぐん、縣けん君くん額がく駙、騎き都と尉じょう、四品官夏朝冠
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  鄉ごう君くん額がく駙、雲くも騎き尉じょう、五品官夏朝冠
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  六ろく品ひん官かん夏なつ朝あさ冠かんむり
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  恩おん騎き尉じょう、七なな品ひん官かん夏なつ朝あさ冠かんむり
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  八品官夏朝冠
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  九品くほん官かん夏なつ朝あさ冠かんむり
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  進士しんし夏なつ朝ちょう冠かんむり
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  舉人、貢みつぎ生せい、監かん生せい夏なつ公こう服ふく冠かんむり
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  生なま員いん夏なつ公こう服ふく冠かんむり

• 青あお朝あさ上じょう至いたり皇帝こうてい，下しも至いたり百官都是以織お玉たま草そう或ある藤ふじ絲竹いとたけ絲いと編へん織お而成的てき朝あさ冠かんむり基礎きそ，惟おもんみ皇帝こうてい和わ皇太子こうたいし的てき夏なつ朝あさ冠かんむり的てき上方かみがた是ぜ用よう朱しゅ緯ぬき來らい進行しんこう裝飾そうしょく，而其餘あまり則そく是ぜ用よう紅べに絨裝飾そうしょく。

清しん代だい男性だんせい冬ふゆ朝あさ冠かんむり等級とうきゅう圖ず

前方ぜんぽう裝飾そうしょく	後方こうほう裝飾そうしょく	頂いただき層そう基もと座ざ	基もと座ざ裝飾そうしょく	上うえ銜寶石せき	翎羽	宗室そうしつ男性だんせい貴族きぞく	宗室そうしつ額がく駙	功こう勳くん貴族きぞく	一般いっぱん官職かんしょく
金佛かなぶつ 東ひがし珠たま十じゅう五ご	舍しゃ林りん 東ひがし珠たま七なな	上うえ綴つづり朱しゅ緯ぬき 金龍きんりゅう三さん層そう	每まい層そう東ひがし珠たま一いち，每ごと層そう金龍きんりゅう四よん 每まい隻せき金龍きんりゅう東ひがし珠たま一いち	大だい珍ちん珠たま一いち		清朝せいちょう皇帝こうてい
金佛かなぶつ 東ひがし珠たま十じゅう三さん	舍しゃ林りん 東ひがし珠たま六ろく	上うえ綴つづり朱しゅ緯ぬき 金龍きんりゅう三さん層そう	東ひがし珠たま十じゅう三さん	大東だいとう珠たま一いち		皇太子こうたいし
舍しゃ林りん 東ひがし珠たま五ご	金きむ花はな 東ひがし珠たま四よん	金龍きんりゅう二に層そう	東ひがし珠たま十じゅう	紅べに寳たから石せき		皇子おうじ、和かず碩せき親王しんのう
舍しゃ林りん 東ひがし珠たま五ご	金きむ花はな 東ひがし珠たま四よん	金龍きんりゅう二に層そう	東ひがし珠たま九きゅう	紅べに寳たから石せき		親王しんのう世子せいし
舍しゃ林りん 東ひがし珠たま四よん	金きむ花はな 東ひがし珠たま三さん	金龍きんりゅう二に層そう	東ひがし珠たま八はち	紅べに寳たから石せき		多た羅ら郡ぐん王おう
舍しゃ林りん 東ひがし珠たま三さん	金きむ花はな 東ひがし珠たま二に	金龍きんりゅう二に層そう	東ひがし珠たま七なな	紅べに寳たから石せき		多た羅ら貝かい勒
舍しゃ林りん 東ひがし珠たま二に	金きむ花はな 東ひがし珠たま一いち	金龍きんりゅう二に層そう	東ひがし珠たま六ろく	紅べに寳たから石せき	戴三さん眼め孔雀くじゃく翎	固山こやま貝かい子こ	固かた倫りん額がく駙
舍しゃ林りん 東ひがし珠たま一いち	金きむ花はな 緑みどり松石まついし一はじめ	金龍きんりゅう二に層そう	東ひがし珠たま五ご	紅べに寳たから石せき	戴雙眼め孔雀くじゃく翎	奉たてまつ恩おん鎮國公こう、不入ふにゅう八はち分ふん鎮國公こう	和かず碩せき額がく駙
舍しゃ林りん 東ひがし珠たま一いち	金きむ花はな 緑みどり松石まついし一はじめ	金龍きんりゅう二に層そう	東ひがし珠たま四よん	紅べに寳たから石せき	戴雙眼め孔雀くじゃく翎	奉たてまつ恩おん輔國公こう、不入ふにゅう八はち分ふん輔國公こう
		鏤ちりばめ花はな金座きんざ	東ひがし珠たま四よん	紅べに寳たから石せき				民みん公こう（非ひ宗室そうしつ公爵こうしゃく）
		鏤ちりばめ花はな金座きんざ	東ひがし珠たま三さん	紅べに寳たから石せき				侯爵こうしゃく
		鏤ちりばめ花はな金座きんざ	東ひがし珠たま二に	紅べに寳たから石せき				伯爵はくしゃく
		鏤ちりばめ花はな金座きんざ	東ひがし珠たま一いち	紅べに寳たから石せき		鎮國將軍しょうぐん（分ぶん三さん等とう）	郡ぐん主ぬし額がく駙	子爵ししゃく	一品いっぴん文官ぶんかん、一品いっぴん武官ぶかん
		鏤ちりばめ花はな金座きんざ	小しょう紅べに寳たから石せき	鏤ちりばめ花はな珊瑚さんご		輔國將軍しょうぐん（分ぶん三さん等とう）	縣けん主ぬし額がく駙	男爵だんしゃく	二に品ひん文官ぶんかん、二に品ひん武官ぶかん
		鏤ちりばめ花はな金座きんざ	小しょう紅べに寳たから石せき	藍あい寳たから石せき		奉たてまつ國くに將軍しょうぐん（分ぶん三さん等とう）	郡こおり君くん額がく駙		三品みしな文官ぶんかん、三品みしな武官ぶかん
		鏤ちりばめ花はな金座きんざ	小しょう藍あい寳たから石せき	青あお金石かねいし		奉たてまつ恩おん將軍しょうぐん	縣けん君くん額がく駙		四よん品ひん文官ぶんかん、四よん品ひん武官ぶかん
		鏤ちりばめ花はな金座きんざ	小しょう藍あい寳たから石せき	水晶すいしょう			鄉ごう君くん額がく駙		五ご品ひん文官ぶんかん、五ご品ひん武官ぶかん
		鏤ちりばめ花はな金座きんざ	小しょう藍あい寳たから石せき	硨磲					六ろく品ひん文官ぶんかん、六ろく品ひん武官ぶかん
		鏤ちりばめ花はな金座きんざ	小しょう水晶すいしょう	素もと金きん					七なな品ひん文官ぶんかん、七なな品ひん武官ぶかん
		鏤ちりばめ花はな金座きんざ		花はな金きん					八はち品ひん文官ぶんかん、八はち品ひん武官ぶかん
		鏤ちりばめ花はな金座きんざ		花はな銀ぎん					九品くほん文官ぶんかん、九品くほん武官ぶかん、未み入いれ流りゅう官かん
		鏤ちりばめ花はな金座きんざ		金きむ三枝みえ九きゅう葉よう					進士しんし身分みぶん
		鏤ちりばめ花はな銀座ぎんざ		金きむ雀すずめ					舉人、貢みつぎ生せい、監かん生せい身分みぶん
		鏤ちりばめ花はな銀座ぎんざ		銀ぎん雀すずめ					生なま員いん身分みぶん

參考さんこう文獻ぶんけん

• 《皇すめらぎ朝禮ちょうれい器き圖式ずしき·卷まき四よん～卷まき七なな》
• 《欽定きんてい大だい清きよし㑹典》
• 《清きよし稗ひえ類るい鈔》