平原ひらはら君くん

  本ほん條目じょうもく介かい紹的是ぜ战国四よん公子こうし的てき平原へいげん君くん趙ちょう勝まさる。關せき於本條目じょうもく的てき其他意義いぎ，請見平原ひらはら君くん (消しょう歧義)、趙ちょう勝まさる (消しょう歧義)。

平原ひらはら君くん 赵胜
出生しゅっしょう	趙ちょう勝まさる ？ 赵国
逝世	前ぜん251年ねん 赵国
职业	战国四よん公子こうし之これ一いち

平原ひらはら君くん（？—前まえ251年ねん），嬴姓せい，趙ちょう氏し，名めい胜，趙ちょう武たけし靈れい王おう之子ゆきこ，趙ちょう惠めぐみ文ぶん王おう的てき弟おとうと弟おとうと，母はは不ふ詳しょう，是ぜ東あずま周あまね战国时期赵国宗室そうしつ大臣だいじん，在ざい趙ちょう惠めぐみ文ぶん王おう和かず趙ちょう孝たかし成なり王おう時任ときとう宰相さいしょう，是ぜ著名ちょめい的てき政治せいじ家か之の一いち，以善於養士し而聞名めい。和かず齊ひとし國こく孟はじめ尝君田きみた文あや、魏ぎ國こく信しん陵りょう君くん魏ぎ无忌、楚すわえ國こく春はる申さる君くん黄き歇合ごう称しょう战国四よん公子こうし。

司馬しば遷著ちょ《史記しき》，將はた平原ひらはら君くん與あずか虞おそれ卿きょう合ごう立りつ《平原ひらはら君くん虞おそれ卿きょう列傳れつでん》，此外，《趙ちょう世よ家か》《魏ぎ公子こうし列傳れつでん》《范睢蔡澤列傳れつでん》《廉れん頗藺い相しょう如列傳れつでん》《魯仲連れん鄒陽列傳れつでん》等とう亦また散ち記き有ゆう其事蹟じせき。

政治せいじ生涯しょうがい

前ぜん298年ねん（趙ちょう惠めぐみ文ぶん王おう元年がんねん），平原ひらはら君くん被ひ拜はい相しょう，其後「三さん去さ相あい、三さん復位ふくい」，前後ぜんご相しょう趙ちょう48年ねん，歷れき經けい惠めぐみ文ぶん王おう、孝こう成なり王おう二に朝あさ。前ぜん285年ねん（趙ちょう惠めぐみ文ぶん王おう十じゅう四よん年ねん），樂らく毅あつし攻おさむ齊ひとし，惠めぐみ文ぶん王おう曾以相國しょうこく印しるし授之；前まえ264年ねん（趙ちょう孝たかし成なり王おう二に年ねん），曾割濟ずみ東ひがし地ち與あずか齊ひとし，求もとむ田た單たん為ため將はた，將はた田た單たん留とめ相しょう趙ちょう國こく。除じょ此二事ごと之の外そと，皆みな由ゆかり平原ひらはら君くん相しょう趙ちょう。

殺ころせ笑わらい躄いざり者しゃ

有ゆう一いち次じ，有ゆう個こ跛ちんば子こ經過けいか平原へいげん樓ろう下か，平原ひらはら君くん的てき小しょう妾わらわ看み到いた，大だい笑わらい起おこり來らい。第だい二に天てん，跛ちんば子こ到いた平原ひらはら君くん面前めんぜん，跪著請求せいきゅう殺ころせ了りょう小しょう妾わらわ。平原ひらはら君くん答こたえ應おう之これ後ご，卻認為ため這個要求ようきゅう太ふと過分かぶん而沒有理ゆうり會かい，他た的てき門もん客きゃく因いん此便走はし了りょう一半いっぱん。經過けいか查問之の下した，才知さいち道原どうばら來らい門もん客きゃく們認為平ためひら原げん君くん重じゅう女色じょしょく，輕けい士人しじん，於是平原ひらはら君くん殺ころせ了りょう小しょう妾わらわ，親おや自じ登とう門もん向こう跛ちんば子道しどう歉，門もん客きゃく才ざい陸陸ろくろく續續ぞくぞく的てき回かい來らい。

拔擢ばってき趙ちょう奢おご

趙ちょう奢おご為田ためだ部ぶ吏時，平原ひらはら君くん家か不ふ肯交租稅そぜい，趙ちょう奢おご便びん依よ法ほう殺ころせ了りょう平原ひらはら君くん門下もんか9人にん，引起平原ひらはら君くん的てき忿怒ふんど。平原ひらはら君くん原本げんぽん要よう殺ころせ趙ちょう奢おご，但ただし在ざい聽了趙ちょう奢おご的てき勸すすむ諷之後ご，認みとめ為ため他た很賢能のう，於是向こう趙ちょう王おう推薦すいせん，趙ちょう王おう便びん以趙奢おご治ち理り賦ふ稅ぜい。

庇護ひご魏ぎ齊ひとし

前ぜん265年ねん（趙ちょう孝たかし成なり王おう元年がんねん），秦はた昭あきら襄じょう王おう當時とうじ任用にんよう范睢為相ためすけ，范睢在ざい魏ぎ國時くにとき曾受當時とうじ宰相さいしょう魏ぎ齊ひとし之の辱はずかしめ，於是威い脅おびえ魏ぎ國こく要よう殺ころせ了りょう魏ぎ齊ひとし。魏ぎ齊ひとし於是逃到趙ちょう國こく，躲在平原ひらはら君くん之の處しょ。秦はた昭あきら襄じょう王おう得知とくち後ご，修おさむ書しょ邀平原はら君くん宴えん飲いん，平原ひらはら君くん不ふ敢不從したがえ。到いた了りょう秦はた國之くにゆき後ご，昭あきら襄じょう王おう要かなめ平原ひらはら君くん交出魏ぎ齊ひとし，平原ひらはら君くん卻回答かいとう：「在ざい富貴ふうき時じ結ゆい交的朋友ほうゆう，都みやこ是ただし為ため了りょう貧ひん賤時所しょ預あずか備的；魏ぎ齊ひとし既すんで然しか是ぜ我が的てき朋友ほうゆう，就算他た在ざい，我わが也不會かい交出來でき，何なに況きょう他た現在げんざい不在ふざい我わが那な裡うら。」拒絕きょぜつ了りょう秦しん王おう的てき請求せいきゅう。

秦はた王おう於是扣留了りょう平原ひらはら君くん，威い脅おびえ趙ちょう孝たかし成なり王おう交出魏ぎ齊ひとし，趙ちょう王おう於是緊急きんきゅう發はつ兵へい包圍ほうい平原へいげん君くん的てき宅たく第だい。魏ぎ齊ひとし趁夜逃よにげ出で，拜はい訪おとずれ虞おそれ卿きょう，虞おそれ卿きょう認みとめ為ため趙ちょう王おう無法むほう說せつ服ふく，帶おび著ちょ魏ぎ齊ひとし逃奔魏ぎ國こく向むこう信しん陵りょう君くん求もとめ助すけ。信しん陵りょう君くん一開始不願意見他們，魏ぎ齊ひとし得知とくち此事後ご，自刎じふん身み亡ほろび；趙ちょう王おう於是取と魏ぎ齊ひとし頭あたま送おく到いた秦しん國こく，平原ひらはら君くん才ざい得とく以回國かいこく。

長平ながだい之の戰たたかえ與あずか邯鄲かんたん之の圍かこえ

主しゅ条目じょうもく：長平ながだい之これ戰せん和わ邯鄲かんたん之の戰たたかえ

前ぜん262年ねん（趙ちょう孝たかし成なり王おう四よん年ねん），秦しん國こく攻おさむ取と野の王おう，上うえ黨とう與あずか韓國かんこく新しん鄭てい道路どうろ斷絕だんぜつ，韓かん割わり上うえ黨とう郡ぐん與あずか秦しん國こく，郡こおり守まもる靳黈不ふ降くだ秦はた，韓かん桓惠王おう改あらため命いのち馮亭為ため郡ぐん守もり，馮亦不ふ願ねがい降くだ秦はた，反はん而獻上けんじょう黨とう郡ぐん七なな十じゅう邑予趙ちょう國こく，欲よく引趙國こく抗こう秦しん。孝こう成なり王おう大喜だいぎ，但ただし平たいら陽よう君くん趙ちょう豹ひょう以為不可ふか接受せつじゅ。孝こう成なり王おう召平原はら君くん與あずか趙ちょう禹商議しょうぎ此事，兩人りょうにん皆みな認みとめ為ため可か接受せつじゅ。於是趙ちょう王おう派は平原ひらはら君くん領りょう軍ぐん前まえ去さ受地、廉れん頗領りょう軍ぐん至いたり長平ながだい，引起長平ながだい之これ戰せん。前ぜん260年ねん（趙ちょう孝たかし成なり王おう六ろく年ねん），趙ちょう王おう誤信ごしん讒言ざんげん，以趙ちょう括くく（趙ちょう奢おご之子ゆきこ）替がえ代だい廉れん頗為將はた，趙ちょう軍ぐん大敗たいはい。前ぜん259年ねん（趙ちょう孝たかし成なり王おう七なな年ねん）十じゅう月がつ，秦はた將すすむ王おう陵りょう包圍ほうい趙ちょう國こく都城みやこのじょう邯鄲かんたん。

秦はた軍ぐん圍かこえ邯鄲かんたん後ご，魏ぎ安やす釐王雖然令れい晉すすむ鄙ひな前ぜん往救援きゅうえん，但ただし後來こうらい在ざい秦しん國威こくい脅おびえ「諸侯しょこう敢救者しゃ，已やめ拔趙，必移兵へい先さき擊げき之の」之これ下か，要よう晉すすむ鄙ひな按兵不動ふどう。魏ぎ王おう使し客將かくしょう軍ぐん新垣あらかき衍進入しんにゅう邯鄲かんたん，向むかい平原ひらはら君くん說せつ秦しん國こく發はつ兵へい攻おさむ趙ちょう，只ただ是これ為ため求もとめ稱しょう帝みかど，勸すすむ平原ひらはら君くん尊みこと秦はた昭あきら王おう為ため帝みかど，即そく可か罷やめ兵へい。平原ひらはら君くん對たい此建議けんぎ猶豫ゆうよ不ふ決けつ時じ，魯仲連れん正せい好こう遊歷ゆうれき至いたり趙ちょう國こく，入にゅう見み平原ひらはら君くん，請求せいきゅう與あずか新垣あらかき衍相辯べん，最後さいご魯仲連れん說せつ服ふく新垣あらかき衍不再さい提ひさげ帝みかど秦しん之の議ぎ，平原ひらはら君くん於是轉てん而向他國たこく求もとめ援救趙ちょう。

平原ひらはら君くん出で使し楚すわえ國こく，在ざい門もん客きゃく毛け遂とげ之これ威い脅おびえ式しき遊說ゆうぜい下か，奇蹟きせき地ち說せつ服ふく楚すわえ王おう結盟けつめい；同時どうじ，魏ぎ國信くにのぶ陵りょう君くん之の姊為平原ひらはら君くん夫人ふじん，平原ひらはら君くん遂とげ多た次つぎ派は人前ひとまえ往魏國こく促其出兵しゅっぺい救すくい趙ちょう。在ざい平原ひらはら君くん動どう之の以情下か，信しん陵りょう君くん多た次つぎ請求せいきゅう魏ぎ王おう下か令れい發はつ兵へい，魏ぎ王おう畏かしこ秦はた，不ふ聽其議ぎ，信しん陵りょう君くん便びん依よ食客しょっきゃく侯ほう嬴之これ議ぎ，竊兵へい符ふ殺ころせ晉すすむ鄙ひな，發はつ兵へい救すくい趙ちょう。

平原ひらはら君くん回國かいこく時じ，楚すわえ國こく和わ魏ぎ國こく援軍えんぐん未到みとう，但ただし秦しん國こく加か緊攻擊げき邯鄲かんたん，邯鄲かんたん告つげ急きゅう。邯鄲かんたん傳でん舍しゃ吏之子こ李り談だん提議ていぎ說せつ：「現在げんざい形勢けいせい危在旦夕たんせき，但ただし你的姬ひめ妾わらわ數すう百ひゃく人にん仍錦衣ころも玉だま食しょく，如果趙ちょう國こく被ひ攻おさむ破やぶ，你還能のう這樣嗎，不ふ如讓夫人ふじん以下いか的てき人じん都と幫助守もり城じょう，把わ家か裏うら的てき銀ぎん錢ぜに米べい糧かて都と拿來犒勞士し兵へい，如果守もり得とく住じゅう，還かえ愁沒有ゆう這些東西とうざい嗎？」平原ひらはら君くん於是將家しょうか財ざい散ち盡つき犒賞軍隊ぐんたい，募つの得とく死し士し三さん千せん人にん，由ゆかり李り談だん率りつ領りょう攻擊こうげき秦しん軍ぐん，秦しん軍ぐん退すさ卻三さん十じゅう里り，李り談だん在ざい此役中ちゅう戰死せんし。楚すわえ、魏ぎ的てき援軍えんぐん隨ずい後ご趕來，解かい了りょう邯鄲かんたん之の圍かこえ。

從したがえ諫如流りゅう

虞おそれ卿きょう想おもえ要よう以信陵りょう君くん出兵しゅっぺい救すくい趙ちょう保存ほぞん了りょう邯鄲かんたん為ため理由りゆう替がえ趙ちょう勝まさる請求せいきゅう增加ぞうか封ふう邑。公孫こうそん龍りゅう得知とくち這個消息しょうそく，就連夜よる乘車じょうしゃ去さ見み趙ちょう勝まさる說せつ：“我わが聽說虞おそれ卿きょう想おもえ要よう以信陵りょう君くん出兵しゅっぺい救すくい趙ちょう保存ほぞん了りょう邯鄲かんたん為ため理由りゆう替がえ您請求せいきゅう增加ぞうか封ふう邑，有ゆう這回事ごと嗎？ ”趙ちょう勝まさる回答かいとう說せつ：“有ゆう的てき。”公孫こうそん龍りゅう說せつ：“這是很不合あい適てき的てき。說せつ來らい國こく君くん任用にんよう您擔任たんにん趙ちょう國こく宰相さいしょう，並なみ不ふ是ぜ因いん為ため您的智慧ちえ才能さいのう是ぜ趙ちょう國こく獨どく一いち無む二に別人べつじん沒ぼつ有ゆう的てき。劃出東武とうぶ城じょう封ふう賜たまもの給きゅう您，也不是ぜ因いん為ため您做出で了りょう有ゆう功勞こうろう的てき事情じじょう，只ただ是ぜ由よし於您是ぜ國こく君くん近親きんしん的てき緣故えんこ啊。您接受せつじゅ相しょう印しるし並なみ不ふ因いん自己じこ無能むのう而推辭やめ，取得しゅとく封ふう邑也不ふ說せつ自己じこ沒ぼつ有功ゆうこう勞ろう而不接受せつじゅ，也是由よし於您自己じこ認みとめ為ため是ぜ國こく君くん的てき近親きんしん的てき緣故えんこ啊。如今信しん陵りょう君くん出兵しゅっぺい保存ほぞん了りょう邯鄲かんたん而您要求ようきゅう增加ぞうか封ふう邑，這是無む功こう時じ作為さくい近親きんしん接受せつじゅ了りょう封ふう邑，而有功ゆうこう時又ときまた要求ようきゅう按照普通ふつう人じん來らい論功ろんこう計けい賞しょう啊。這顯然けんぜん是ぜ很不合あい適てき的てき。況きょう且虞卿きょう掌握しょうあく著ちょ辦事成功せいこう與あずか不ふ成功せいこう的てき兩頭りょうとう主動しゅどう權けん。事情じじょう成功せいこう了りょう，就要像ぞう拿著索さく債さい的てき契ちぎり券けん一樣來索取報償；事情じじょう不ふ功こう，又また要よう拿著為ため您爭功こう求もとめ封ふう的てき虛名きょめい來らい讓ゆずる您感激かんげき他た。您一定いってい不要ふよう聽從ちょうじゅう他た的てき主張しゅちょう。”趙ちょう勝まさる於是拒絕きょぜつ了りょう虞おそれ卿きょう的てき建議けんぎ。

去さ世よ

趙ちょう勝まさる在ざい公おおやけ元もと前まえ251年ねん（趙ちょう孝たかし成なり王おう十じゅう五ご年ねん）去さ世よ。趙ちょう勝まさる的てき子孫しそん世代せだい承うけたまわ襲かさね他た的てき封ふう爵，他た的てき後嗣こうし也在趙ちょう國こく滅亡めつぼう的てき同時どうじ斷絕だんぜつ了りょう。

著名ちょめい門下もんか食客しょっきゃく

毛け遂とげ自薦じせん

秦はた國士くにお兵へい進しん逼趙國こく邯鄲かんたん時とき，平原ひらはら君くん準じゅん備找二に十じゅう個こ文武ぶんぶ兼備けんび的てき門もん客きゃく去さ楚すわえ國こく，遊說ゆうぜい楚すわえ王おう合ごう縱たて抗こう秦しん。找了十じゅう九きゅう個人こじん，餘よ下か一個名額找不到合適的人選，毛もう遂とげ便びん上前うわまえ自薦じせん。平原ひらはら君くん說せつ：「如果錐きり子こ放ひ在ざい袋ふくろ子中こなか，尖銳せんえい處しょ一定いってい會かい露出ろしゅつ來らい。怎麼沒ぼつ有ゆう聽說過か你呢？」毛もう遂とげ則のり說せつ：「臣しん乃今日び請處囊中耳みみ。使つかい遂とげ早さ得とく處しょ囊中，乃脫穎而出で，非ひ特とく其末見み而已。（我わが今日きょう才ざい要求ようきゅう放ひ到いた袋ふくろ子中こなか，如果早はや把わ我わが放ひ在ざい袋ふくろ子中こなか，整せい個こ錐きり子こ一早就刺出來了。）」（成語せいご「脫だつ穎而出で」的てき出處しゅっしょ。）於是平原ひらはら君くん帶たい毛げ遂とげ同どう到いた楚すわえ國こく。

到いた了りょう楚すわえ國こく，平原ひらはら君くん和わ楚すわえ王おう談だん了りょう半天ばんてん，楚すわえ王おう不ふ願ねがい應おう允まこと。於是毛げ遂とげ帶劍たいけん上じょう前說ぜんせつ：「合ごう縱たて的てき利害りがい，兩りょう句く話ばなし就說完了かんりょう，怎麼會かい說せつ到いた現在げんざい？」楚すわえ王おう怒いか喝かつ：「我わが和わ你的主人しゅじん說話せつわ，你來幹みき甚麼いんも？」毛もう遂とげ於是拿著劍けん上じょう前說ぜんせつ：「大王だいおう喝かつ叱しか我わが，不ふ過か仗著楚すわえ國人くにびと多た，但ただし在ざい十じゅう步ほ之の內，大王だいおう的てき性せい命いのち在ざい我が手しゅ裏うら。楚すわえ國こく的てき強大きょうだい，天下てんか沒ぼつ有ゆう對たい手て，白しろ起おこり只ただ是ぜ小しょう子こ而已，但ただし一攻下楚都，二に燒しょう了りょう夷えびす陵りょう，三さん侮辱ぶじょく了りょう楚すわえ國こく祖先そせん，這是楚すわえ國こく的てき大だい仇かたき，趙ちょう國こく也感到いた羞辱，但ただし大王だいおう不覺ふかく得え可か惡あく，合ごう縱たて的てき目的もくてき是ぜ為ため了りょう楚すわえ國こく，不ふ是ぜ趙ちょう國こく。我が的てき主人しゅじん就在面前めんぜん，為ため什麼いんも要よう喝かつ叱しか我わが呢？」於是趙ちょう國こく成功せいこう和わ楚すわえ國こく結盟けつめい。

平原ひらはら君くん回國かいこく之これ後ご，自じ慚觀人相にんそう士し的てき能力のうりょく不足ふそく，未み在ざい毛け遂とげ入にゅう趙ちょう之これ時じ就發現はつげん他た的てき才能さいのう，於是立りつ刻こく奉たてまつ毛け遂とげ為ため上じょう賓まろうど。

公孫こうそん龍りゅう

名家めいか代表だいひょう人物じんぶつ，曾經在ざい平原ひらはら君くん門下もんか為ため食客しょっきゃく，擅長「離はなれ堅けん白しろ」等とう論點ろんてん。虞おそれ卿きょう在ざい邯鄲かんたん之の圍かこえ解除かいじょ了りょう之これ後ご，曾欲以說服ふく信しん陵りょう君くん出兵しゅっぺい為ため由ゆかり，為平ためひら原げん君くん請封。公孫こうそん龍りゅう連夜れんや入いれ見み平原ひらはら君くん，認みとめ為平ためひら原げん君くん在ざい戰せん事ごと中ちゅう並無ならびな功勞こうろう，不ふ應おう以此為ため由よし請封，平原ひらはら君くん便びん不ふ聽從ちょうじゅう虞おそれ卿きょう的てき建議けんぎ。

平原ひらはら君くん原本げんぽん待まち公孫こうそん龍りゅう甚厚，後來こうらい鄒衍到いた趙ちょう國こく時じ，平原ひらはら君くん就向鄒衍請教關せき於公孫まご龍りゅう「白馬しろうま非ひ馬うま」的てき論題ろんだい。鄒衍認みとめ為ため公孫こうそん龍りゅう之の流ながれ是ぜ「煩はん文ぶん以相假かり，飾かざり辭じ以相惇あつし，巧たくみ譬たとえ以相移うつり」，有害ゆうがい於大おだい道どう。從したがえ此以後ご，平原ひらはら君くん便びん絀遠了りょう公孫こうそん龍りゅう。

家庭かてい

• 父ちち亲：赵武灵王
  • 兄あに长：公子こうし章あきら、趙ちょう惠めぐみ文ぶん王おう、赵豹
• 岳父がくふ：魏ぎ昭あきら王おう
  • 妻子さいし：平原ひらはら君くん夫人ふじん，信しん陵りょう君くん的てき姐あね姐あね

史家しか評價ひょうか

負まけ面めん評價ひょうか

1. 司馬しば遷認みとめ為ため：平原ひらはら君くん在ざい亂世らんせい之の中ちゅう雖為翩翩公子こうし，但ただし是ぜ不ふ識大體だいたい，利り令れい智さとし昏。貪むさぼ圖ず上うえ黨とう之これ地ち而使趙ちょう國こく40萬軍隊敗與長平，邯鄲かんたん幾いく乎覆亡ほろび。
2. 蘇そ轍わだち認みとめ為ため：平原ひらはら君くん僅是竊得一いち時じ名聲めいせい之これ人にん，不ふ懂為國こく計けい慮おもんばか。在ざい拒こばめ燕つばめ之の事こと上じょう不ふ懂用趙ちょう將すすむ廉れん頗、趙ちょう奢おご，反はん而割地ち與あずか齊ひとし借か來らい不ふ會かい被ひ趙ちょう所用しょよう的てき田た單たん。馮亭獻上けんじょう黨とう之の事こと，平原ひらはら君くん也不知ふち避開禍か患，貪むさぼ取ど土地とち而引起おこり長ちょう平之ひらの禍か。因よし此平原はら君くん難なん以輔佐ほさ危殆きたい的てき國家こっか，也無法ほう抗拒こうきょ強きょう秦しん。
3. 黃き震ふるえ認みとめ為ため：平原ひらはら君くん斬き笑わらい躄いざり者しゃ美人びじん頭あたま一事いちじ，雖然是ぜ一般人難以做到的事，但ただし也稍微ほろ過か份了。邯鄲かんたん被ひ圍かこえ，用よう毛げ遂とげ、李り同等どうとう人じん解かい了りょう邯鄲かんたん之の危雖然しか是ぜ平原ひらはら君くん的てき功績こうせき，但ただし是ぜ他た若わか不ふ接受せつじゅ上じょう黨とう的てき嫁よめ禍か，也不會かい有ゆう長平ながだい戰敗せんぱい、邯鄲かんたん被ひ圍かこえ的てき事情じじょう，他た的てき功こう於還不足ふそく以贖誤國之くにゆき罪ざい。

正面しょうめん評價ひょうか

1. 司馬しば遷認みとめ為ため：平原ひらはら君くん為ため翩翩公子こうし，天下てんか奇き器き。他殺たさつ了りょう嘲笑ちょうしょう士人しじん的てき姬ひめ妾わらわ、散ち家財かざい讓ゆずる李り同どう領りょう兵へい退すさ秦はた、用よう毛げ遂とげ與あずか楚すわえ國定こくてい盟めい是ぜ其功績こうせき。
2. 譙周認みとめ為ため：長平ながだい之の戰たたかえ趙ちょう國こく的てき敗はい績，是ぜ趙ちょう王おう換かわ將しょう的てき錯誤さくご，不ふ應おう怪かい罪ざい平原ひらはら君くん。

墓地ぼち

平原ひらはら君くん墓ぼ位くらい于河北きた邯郸肥こえ乡区元もと固かた乡西屯たむろ庄しょう 。据すえ肥こえ乡县志こころざし记载，该陵墓はか原ばら高だか20丈たけ，到いた明代あきよ尚なお有ゆう十じゅう余あまり丈たけ。1982年ねん，平原ひらはら君くん墓ぼ被ひ认定为河北きた省しょう重点じゅうてん文物ぶんぶつ保ほ护单位い。肥こえ乡区先さき后きさき投入とうにゅう百余万元对墓区进行维护，先さき后きさき加か高だか了りょう墓はか葬そう封土ほうど，重じゅう修了しゅうりょう碑ひ楼ろう，整せい修了しゅうりょう墓はか区く围墙和わ墓はか区く甬道 。

影かげ劇げき形象けいしょう

• 1980年ねん台灣たいわん中なか視し連續れんぞく劇げき《戰國せんごく風雲ふううん》，由ゆかり寇世勳くん飾かざり演えんじ。

延伸えんしん阅读

[在ざい维基数すう据すえ编辑]

《史記しき/卷まき076》，出自しゅつじ司馬しば遷《史記しき》

參看さんかん

• 戰國せんごく
• 趙ちょう國こく
• 戰國せんごく四よん公子こうし