馮亭

馮亭（？—前まえ260年ねん），戰國せんごく時期じき韓國かんこく地方ちほう官員かんいん，繼つぎ靳黈之これ後ご擔任たんにん韓國かんこく的てき上うえ黨とう郡こおり守まもる，後ご降くだ趙ちょう，封ふう為ため華はな陽よう君くん。

簡介

前ぜん262年ねん，秦はた國武くにたけ安やすし君くん白しろ起おこり伐き韓かん，取得しゅとく野の王おう。韓國かんこく被ひ一いち分ふん為ため二に，上じょう黨とう成なり為ため韓國かんこく本土ほんど的てき飛地とびち。韓國かんこく派は陽ひ城じょう君くん到いた秦しん國こく謝罪しゃざい，割わり上じょう黨とう之の地ち請和。另一方面ほうめん，派遣はけん韓かん陽よう，通知つうち上じょう黨とう郡こおり守まもる靳黈撤離上じょう黨とう，靳黈不ふ肯，韓かん桓惠王おう派は馮亭接せっ替がえ他た的てき位置いち。

馮亭到達とうたつ上じょう黨とう一いち個月かげつ後ご，與あずか其吏民みん謀はかりごと說せつ：「上うえ黨とう與あずか韓かん都と新しん鄭てい聯絡れんらく的てき道路どうろ已やめ經けい中斷ちゅうだん了りょう，秦しん國こく的てき軍隊ぐんたい日日ひび逼進，韓國かんこく不能ふのう應おう付づけ，不ふ如將上じょう黨とう送おく歸かえり趙ちょう國こく。趙ちょう國こく接受せつじゅ了りょう我が等とう，秦しん國こく一定會進攻趙國；趙ちょう國こく被ひ秦しん國こく攻擊こうげき，必定ひつじょう會かい親近しんきん韓國かんこく。韓かん、趙ちょう兩國りょうこく聯れん手しゅ，一定可以抵擋秦國。」於是派は遺のこ使者ししゃ到いた趙ちょう國こく，對たい趙ちょう孝たかし成なり王おう請求せいきゅう說せつ：「我わが韓國かんこく不能ふのう守もり上じょう黨とう，而且已やめ經けい決定けってい割わり給きゅう秦しん國こく，但ただし是ぜ當地とうち百姓皆不樂意接受秦國統治，而是甘あま願ねがい作さく趙ちょう國子くにこ民みん。現在げんざい上じょう黨とう有城あるき池ち十じゅう七なな座ざ，願意がんい全ぜん意い奉獻ほうけん給きゅう大王だいおう。」趙ちょう王おう大だい悅えつ，告訴こくそ給きゅう趙ちょう豹ひょう，趙ちょう豹ひょう說せつ：「臣しん聽說，『聖人せいじん認みとめ為ため，無む故こ而受祿ろく，必定ひつじょう會かい招來しょうらい禍害かがい。』」趙ちょう王おう說せつ：「人民じんみん仰おおせ慕寡人的じんてき千秋せんしゅう大德だいとく，何なに謂いい無緣むえん而受祿ろく呢？」趙ちょう豹ひょう回答かいとう：「秦しん國こく蠶食さんしょく韓國かんこく土地とち，故意こい切斷せつだん上じょう黨とう和かず韓國かんこく的てき聯絡れんらく，固かた然しか自じ以為如此就能坐すわ取上とりあげ黨とう。韓國かんこく之の所以ゆえん獻上けんじょう黨とう，是ぜ企圖きと轉嫁てんか戰禍せんか給きゅう趙ちょう國こく。秦しん國こく蒙こうむ受疲勞ひろう，而趙國こく坐すわ享とおる其利。強つよ秦しん不能ふのう從したがえ弱じゃく韓かん得どく上じょう黨とう，如此弱小じゃくしょう的てき我國わがくに又また如何いか能のう從したがえ強きょう秦しん得とく到いた上うわ黨とう，如何いか不能ふのう說せつ是ぜ意外いがい之の獲え呢？不ふ如不要よう接受せつじゅ。」趙ちょう王將おうしょう此事告訴こくそ給きゅう平原ひらはら君くん趙ちょう勝まさる，趙ちょう勝まさる請求せいきゅう接受せつじゅ。趙ちょう王おう就派遺のこ趙ちょう勝まさる前ぜん往接收せっしゅう上じょう黨とう。

趙ちょう國こく封ふう馮亭為ため華はな陽よう君くん，給きゅう予よ食しょく邑三さん萬まん戶こ，封ふう馮亭所轄しょかつ之の縣令けんれい為ため侯こう，給きゅう予よ一いち千せん戶こ，官吏かんり都と加か爵三さん級きゅう，吏民能のう相しょう安やす，皆みな賜たまもの之の六ろく金きん。馮亭一聽垂涕不見趙國使者，曰：「吾われ不ふ處しょ三さん不ふ義也よしや：爲ため主ぬし守もり地ち，不能ふのう死し固かたま，不義ふぎ一いち矣；入いれ之の秦はた，不ふ聽主令れい，不義ふぎ二に矣；賣主うりぬし地ち而食之の，不義ふぎ三さん矣。」

長平ながだい之これ戰せん時とき，馮亭與あずか趙ちょう國こく大將たいしょう趙ちょう括くく抗拒こうきょ秦しん國こく軍隊ぐんたい，戰死せんし。

後人こうじん

馮亭戰死せんし後ご，宗族そうぞく分散ぶんさん，或ある留とめ潞（上うえ黨とう），或ある在ざい趙ちょう。

• 馮去疾やまし 秦はた右みぎ丞相じょうしょう
• 馮劫 秦はた御ご史し大夫たいふ、大將軍だいしょうぐん
• 馮毋擇 秦はた將すすむ、漢かん將しょう
• 馮奉世よ 漢かん將しょう
• 馮媛 漢かん元もと帝みかど昭あきら儀ぎ、漢かん平たいら帝みかど祖母そぼ

趙ちょう地ち系けい

• 馮唐 (漢かん朝ちょう) 漢かん將しょう，父ちち為ため代だい相しょう（鉅鹿年代ねんだい），祖父そふ為ため趙ちょう國一くにいち軍ぐん官かん（李り牧まき年代ねんだい）。

參考さんこう資料しりょう

• 《史記しき·白しろ起おこり王おう翦列傳でん》
• 《史記しき·范睢蔡澤列傳れつでん》