李り抱だき真しん

李り抱だき真しん（733年ねん—794年ねん），本姓ほんせい安やす，字じ太ふとし玄げん，河西かさい安息あんそく人じん，李り抱だき玉だま從したがえ父ちち弟おとうと，好こう長生ちょうせい方術ほうじゅつ。

家いえ世よ

高祖こうそ：开府仪同三さん司つかさ、凉州都みやこ督ただし、凉河兰鄯廓くるわ瓜ふり沙すな甘あま肃九州大きゅうしゅうだい总管、申さる国こく公おおやけ安あん修おさむ仁ひとし
曾祖そうそ：开府仪同三さん司つかさ、左ひだり武たけし卫大将たいしょう军安永やすなが达
祖父そふ：兵部ひょうぶ尚なお书安やす怀恪
父ちち亲：赠太子たいし太ふとし保ほ安やす齐管

生平おいだいら

本姓ほんせい安やす，李り抱だき玉だま為ため澤さわ潞（今こん山西さんせい长治）節度せつど使し時じ，甚器重じゅう抱だき真しん，委い予よ軍事ぐんじ，累るい授汾州しゅう（今山いまやま西境にしさかい内ない）別べつ駕が。大だい曆こよみ十じゅう二に年ねん（774年ねん）期間きかん在ざい河かわ東道とうどう擔任たんにん刺史しし，铁勒族ぞく人じん仆固怀恩在ざい汾州反はん唐とう，抱だき真しん来らい到いた长安，因いん平ひら息いき仆固怀恩有功ゆうこう，升しょう为殿中ちゅう少しょう监。德とく宗むね即位そくい，拜はい检校工こう部ぶ尚なお书，兼けん潞州长史、昭義あきよし節度せつど使し支度したく营田、泽潞磁邢观察使し。建けん中ちゅう年とし间，田た悦えつ反はん叛，围攻邢州（今こん河北かほく邢台）及洺州，朱しゅ滔、王おう武俊たけとし亦また反はん，李り抱だき真しん退すさ保ほ魏ぎ州しゅう（今こん河北かほく大名だいみょう東北とうほく），唐から德とく宗むね倉くら促逃到奉天ほうてん（今こん陝西せんせい乾いぬい縣けん）。李り抱だき真ま親おや赴王武俊たけとし營部，勸降かんこう武俊たけとし，二人ふたり结为兄弟きょうだい，聯れん兵へい打だ敗はい朱しゅ滔。加か检校司し空そら。爵封义阳郡ぐん王おう。

晚年ばんねん久ひさ病びょう，為ため巫祝ふしゅく所しょ惑，七次上疏請降官爵，以除病びょう痛つう，復ふく為ため檢校けんぎょう左ひだり僕ぼく射しゃ。又また大だい起おこり台だい榭以自じ娱，好こう長生ちょうせい方術ほうじゅつ。有ゆう方かた士し孫まご季き長ちょう為ため他た煉ねり治ち丹に藥やく，抱だき真ま谓参佐さ曰：“此丹秦しん皇すめらぎ、汉武皆みな不能ふのう得え，唯ただ我わが遇ぐう之の，他年たねん朝あさ上うえ清きよし，不ふ复偶公こう辈矣。”服ふく食しょく了りょう兩りょう萬まん丸丹まるたん藥やく，腹はら坚不食しょく，幾いく乎死去しきょ，道士どうし牛洞うしぼら玄以げんい豬肪（豬油）穀こく漆うるし（瀉藥）下之したの，將はた積せき痞排泄はいせつ出で去ざ，病やまい情じょう稍やや有ゆう緩解かんかい。這時孫まご季き長ちょう竟曰：“垂たれ上じょう僊，何なに自棄じき也！”（眼め看み即そく將しょう得道とくどう成なり仙せん，怎麼自己じこ放棄ほうき呢！）又また服ふく三さん千せん丸まる，貞元さだもと十じゅう年ねん（794年ねん）六ろく月がつ壬みずのえ寅とら驟逝，廢朝はいちょう三さん日にち，贈おく太ふと保ほ。