楊浚 (藏書ぞうしょ家か)

楊浚（1830年ねん—1890年ねん），字じ雪ゆき滄，號ごう健けん公こう，又また號ごう冠かんむり悔道人じん，祖そ籍せき福建ふっけん晉すすむ江こう，後こう遷福建けん侯ほう官かん，是清これきよ代だい著名ちょめい藏書ぞうしょ家か。曾被左ひだり宗むね棠聘為ため記き室しつ，晚年ばんねん更さら於多個こ書院しょいん任にん教きょう過か。

生平おいだいら

楊浚於咸豐ゆたか二に年ねん（1852年ねん）中ちゅう舉，後ご於同治ち四よん年ねん（1865年ねん）任にん內閣中書ちゅうしょ，以及國史こくし館かん、方略ほうりゃく館かん的まと校こう對たい官かん。同どう治ち五ご年ねん（1866年ねん）應おう左ひだり宗はじめ棠之これ邀，到いた福ふく州しゅう正せい誼よしみ書しょ局きょく重じゅう刊かん先賢せんけん遺書いしょ。同どう治ち六ろく年ねん（1867年ねん）左ひだり宗はじめ棠受命じゅめい欽差大臣だいじん，督とく辦陝甘あま軍務ぐんむ，被ひ聘為記き室しつ的てき楊浚也隨軍ぐん到いた陝西せんせい，直ちょく到いた次つぎ年ねん（1868年ねん）隨ずい左ひだり宗むね棠回京きょう。

同どう治ち八はち年ねん（1869年ねん）楊浚來らい到いた臺灣たいわん遊歷ゆうれき，後來こうらい被ひ當時とうじ的てき臺灣たいわん鎮總兵へい楊在元もと推薦すいせん給きゅう打算ださん編纂へんさん廳ちょう志こころざし的てき淡水たんすい廳ちょう同どう知ち陳ひね培つちかえ桂かつら擔任たんにん總そう纂。楊浚在ざい同どう治ち九きゅう年ねん（1870年ねん）一いち月がつ開始かいし《淡水たんすい廳ちょう志こころざし》的てき編纂へんさん工作こうさく，歷れき經けい九きゅう個月かげつ完かん稿こう，但ただし由よし於與陳ひね培つちかえ桂かつら產さん生せい摩擦まさつ而離職りしょく，最後さいご這份稿こう件けん並なみ未み直接ちょくせつ刊行かんこう，而是在ざい經過けいか陳ひね培つちかえ桂かつら編へん改あらため後ご出版しゅっぱん。此外楊浚在ざい臺灣たいわん的てき期間きかん，還かえ應おう鄭てい用よう錫すず後代こうだい鄭てい如梁邀請，編纂へんさん《北きた郭くるわ園えん全集ぜんしゅう》。楊浚曾住在ざい艋舺（今こん臺北たいぺい市し萬まん華はな區く），後こう來聽らいちょう說せつ福ふく州しゅう私宅したく附近ふきん失火しっか，差さ點てん波及はきゅう藏書ぞうしょ，遂とげ離はなれ臺だい返かえし回かい福ふく州しゅう。

晚年ばんねん楊浚致力講こう學がく，曾在漳州丹たん霞かすみ書院しょいん、丹に文書ぶんしょ院いん，廈門紫むらさき陽よう書院しょいん，金かね門もん浯江書院しょいん等とう書院しょいん任にん教きょう。逝世後ご，與あずか林はやし則のり徐じょ等とう人ひと合祀ごうし於西湖みずうみ宛あて在ざい堂どう。

著作ちょさく

楊浚著ちょ有ゆう《冠かんむり悔堂詩文しぶん鈔》、《冠かんむり悔堂賦ふ鈔》、《冠かんむり悔堂駢體文ぶん鈔》、《冠かんむり悔堂楹語》、《楊雪滄稿本こうほん》、《島居しまい錄ろく》、《島居しまい續ぞく錄ろく》、《寸すん截雙雕集》等とう書しょ。另外有ゆう部分ぶぶん詩作しさく被ひ收入しゅうにゅう連れん橫よこ《臺灣たいわん詩し乘じょう》、吳ご幅員ふくいん《臺灣たいわん詩鈔ししょう》等とう書しょ。