武田たけだ勝賴かつより

武田たけだ 勝頼かつより／諏訪すわ 勝頼かつより
武田たけだ勝賴かつより畫像がぞう
時代じだい	戰國せんごく時代じだい - 安土あづち桃山ももやま時代じだい
出生しゅっしょう日び期き	（天文てんもん十じゅう五ご年ねん） 1546年ねん
逝世日び期き	（天正てんしょう十じゅう年ねん三さん月がつ十じゅう一いち日にち） 1582年ねん4月がつ3日にち（36歲さい）
假名かめい	たけだ かつより／すわ かつより
羅ら馬うま字じ	Takeda Katsuyori / Suwa Katsuyori
改名かいめい	諏訪すわ勝頼かつより→武田たけだ勝頼かつより
别名	伊奈いな勝頼かつより、通称つうしょう：四郎しろう
戒名かいみょう	景けい徳とく院いん殿どの頼よりゆき山さん勝かつ公こう大だい居士こじ
墓所はかしょ	法泉寺ほうせんじ、景けい徳とく院いん（山梨やまなし県けん） 妙心寺みょうしんじ玉だま鳳おおとり院いん（京都きょうと府ふ京都きょうと市し） 高野山こうのやま奥おくの院いん（和歌山わかやま県けん）
朝廷ちょうてい官位かんい	大膳だいぜん大夫たいふ
幕府ばくふ職位しょくい	室町むろまち幕府ばくふ信濃しなの守護しゅご職しょく
主君しゅくん	武田たけだ信玄しんげん
氏族しぞく	神かみ氏し諏訪すわ氏し→源みなもと姓せい武田たけだ氏し
父母ちちはは	父ちち：武田たけだ信玄しんげん、母はは：諏訪すわ御料ごりょう人じん
兄弟きょうだい	義信よしのぶ、海野うみの信しん親おや、信之のぶゆき、勝頼かつせ、仁科にしな盛もり信しん、葛山かつらやま信しん貞さだ、信清のぶきよ、黄梅おうばい院いん、菊きく姫ひめ他ほか
正室せいしつ	龍りゅう勝まさる院いん（遠山とおやま直ただし廉れん女兒じょじ、織田おだ信長のぶなが養女ようじょ）
繼室けいしつ	北条ほうじょう夫人ふじん
子こ	信勝のぶかつ、男おとこ（周しゅう哲あきら大だい童子どうじ）、勝かつ親ちかし

武田たけだ勝賴かつより（日にち语：武田たけだ 勝頼かつより）/ 諏訪すわ勝賴かつより（諏訪すわ 勝頼かつより），（1546年ねん—1582年ねん4月がつ3日にち），為ため日本にっぽん戰國せんごく時代じだい至いたり安土あづち桃山ももやま時代じだい的てき甲斐かい戰國せんごく大名だいみょう。甲斐かい武田たけだ家か第だい20代だい家督かとく。

武田たけだ勝賴かつより為ため武田たけだ信玄しんげん與あずか其側室しつ諏訪すわ御料ごりょう人じん所生しょせい，武田たけだ信玄しんげん的てき四よん男なん，最初さいしょ繼嗣けいし母はは家か諏訪すわ家か，稱たたえ為ため諏訪すわ四郎しろう勝賴かつより，及後領有りょうゆう信濃しなの伊那いな谷たに高遠こうえん城じょう，又また被ひ喚為伊奈いな勝賴かつより。武田たけだ信玄しんげん曾替勝賴かつせ向むこう足利あしかが義昭よしあき請求せいきゅう官位かんい與あずか偏へん諱いみな的てき恩賞おんしょう，但ただし因いん織田おだ信長のぶなが的てき阻擾而未果はて。

信玄しんげん長男ちょうなん義信よしのぶ遭廢嫡はいちゃく病びょう故こ，次男じなん海野うみの信しん親おや為ため盲人もうじん與三よそう男おとこ信之のぶゆき早さ逝的因いん素もと，成なり為ため武田たけだ信玄しんげん選定せんてい的てき家督かとく繼承けいしょう人じん，在ざい信玄しんげん辭世じせい後ご繼承けいしょう家督かとく。

生平おいだいら事蹟じせき

早年そうねん

1541年ねん（天文てんもん十じゅう年ねん），信玄しんげん繼承けいしょう家督かとく後ご，不ふ久ひさ即そく出兵しゅっぺい討滅諏訪すわ氏し，當主とうしゅ諏訪すわ賴よりゆき重じゅう被ひ幽かそけ禁きん於東おひがし光こう寺てら，最後さいご自盡じじん。

信玄しんげん為ため控ひかえ制せい信濃しなの國こく諏訪すわ地方ちほう，遂とげ納おさめ賴よりゆき重之しげゆき女おんな諏訪すわ御料ごりょう人じん為ため妾わらわ，諏訪すわ御料ごりょう人じん生なま下した勝賴かつせ，成年せいねん後ご以「諏訪すわ（四郎しろう）勝賴かつより」之の名めい繼嗣けいし諏訪すわ家か。但ただし因よし為ため武田たけだ勝賴かつより後來こうらい是ぜ擔任たんにん高遠こうえん城じょう城主じょうしゅ，也有やゆう說法せっぽう認みとめ為ため武田たけだ勝賴かつより是ぜ繼承けいしょう高遠こうえん諏訪すわ氏し。

武田たけだ信玄しんげん為ため了りょう專せん注ちゅう在ざい北信濃きたしなの地區ちく對抗たいこう上杉うえすぎ謙信けんしん的てき軍勢ぐんぜい，與あずか領國りょうごく西にし陲相鄰的織田おだ信長のぶなが締結ていけつ「甲きのえ尾お同盟どうめい」，並なみ且許諾きょだく將來しょうらい讓ゆずる信長のぶなが的てき養女ようじょ遠山とおやま夫人ふじん嫁よめ給きゅう勝賴かつせ的てき政治せいじ聯れん姻。

勝賴かつせ成年せいねん繼嗣けいし諏訪すわ家か之これ後ご，先後せんご隨ずい武田たけだ家重いえしげ臣しん秋山あきやま信友のぶとも及馬場ばば信房のぶふさ學習がくしゅう軍學ぐんがく及城務つとむ管理かんり等とう事務じむ。

永えい祿ろく六ろく年ねん（1563年ねん），首しゅ次じ在ざい進攻しんこう上野うえの國こく箕輪みのわ城じょう參戰さんせん，在ざい北きた武藏むさし方面ほうめん作戰さくせん中立ちゅうりつ下か戰功せんこう。

義信よしのぶ事件じけん與あずか甲かぶと尾お同盟どうめい

永えい祿ろく8年ねん（1565年ねん），異母いぼ嫡兄義信よしのぶ聯合れんごう家臣かしん飯富いいとみ虎とら昌あきら等とう密謀みつぼう發動はつどう政變せいへん推翻父親ちちおや信玄しんげん失敗しっぱい後ご，參與さんよ政變せいへん的てき義信よしのぶ家臣かしん大だい多た遭處刑しょけい整せい肅，義信よしのぶ被ひ幽かそけ禁きん在ざい東光寺とうこうじ，於兩年ねん後ご1567年ねん11月19日にち幽かそけ死し。

同年どうねん11月がつ，信玄しんげん與あずか織田おだ信長のぶなが締結ていけつ甲かぶと尾お同盟どうめい，讓ゆずる勝賴かつより迎むかえ娶めと織田おだ信長のぶなが養女ようじょ遠山とおやま夫人ふじん為ため正室せいしつ達成たっせい政治せいじ聯れん姻同盟どうめい，爾後じご信玄しんげん藉著今川いまがわ義元よしもと兵へい敗はい桶おけ狹間はざま之の戰たたかえ身み亡ほろび後ご，今川いまがわ家か領國りょうごく統治とうち出現しゅつげん不ふ穩固跡あと兆的遠州錯亂事件，毀棄きき與あずか今川いまがわ家か締結ていけつ的てき甲きのえ駿しゅん同盟どうめい，實現じつげん攻略こうりゃく駿河するが、遠江とおとうみ等ひとし領國りょうごく的てき戰略せんりゃく規ぶんまわし劃。

信勝のぶかつ出生しゅっしょう與あずか指定してい後繼こうけい者しゃ

永えい祿ろく10年ねん11月1日にち(1567年ねん12月11日にち)，勝賴かつせ正室せいしつ遠山とおやま夫人ふじん在ざい高遠こうえん城生じょうのう下か長子ちょうし武たけ王丸おうまる(日にち後ご的てき信勝のぶかつ)，此外義信よしのぶ死し後ご懸かか缺かけ的てき武田たけだ家か下か代だい後繼こうけい者しゃ名めい位い，因よし信玄しんげん次子じし龍りゅう芳かおる因いん視し盲めくら與あずか已やめ過か繼つぎ海野うみの家か、三子みつご信之のぶゆき早さ夭，信玄しんげん便びん有意ゆうい指定してい栽培さいばい勝賴かつせ為ため下か代だい武田たけだ家督かとく後繼こうけい人じん。

元もと龜かめ元年がんねん(1570年ねん)，勝賴かつせ完成かんせい攻略こうりゃく花澤はなざわ城後じょうご，隔年かくねん1571年ねん，信玄しんげん讓ゆずる勝賴かつせ叔父おじ信しん廉かど代任だいにん高遠こうえん城じょう城主じょうしゅ，將はた勝賴かつせ召還しょうかん甲府こうふ城じょう，待まち在ざい信玄しんげん側近そっきん學習がくしゅう熟練じゅくれん家督かとく政略せいりゃく與あずか軍略ぐんりゃく事務じむ。

元もと龜かめ二に年ねん9月がつ16日にち(1571年ねん10月がつ4日にち)，勝賴かつせ正室せいしつ遠山とおやま夫人ふじん病びょう逝，死後しご法名ほうみょう「龍りゅう勝まさる院いん殿どの花はな萼がく春榮はるえ禪定ぜんじょう尼あま」，勝賴かつせ安やす排はい稻村いなむら清きよし右みぎ衛門えもん尉じょう、富澤とみざわ平三へいぞう兩人りょうにん依よ佛教ぶっきょう禮法れいほう將はた遠山とおやま夫人ふじん遺骨いこつ扶葬於高野たかの山成やまなり慶けい院いん供奉ぐぶ。

甲かぶと相しょう再さい同盟どうめい與あずか「西上にしがみ作戰さくせん」

1571年ねん，武田たけだ信玄しんげん與あずか繼ままし任にん北條ほうじょう家か的てき北條ほうじょう氏政うじまさ達成たっせい和睦わぼく再度さいど締結ていけつ甲かぶと相しょう同盟どうめい，並なみ且信玄げん接受せつじゅ時任ときとう幕府ばくふ將軍しょうぐん的てき足利あしかが義昭よしあき對たい發起ほっき的てき對たい信長のぶなが包圍ほうい網もう作戰さくせん同盟どうめい邀約，與信よしん長政ながまさ盟めい關係かんけい險惡けんあく敵對てきたい化か，派遣はけん秋山あきやま信友のぶとも攻略こうりゃく東ひがし美濃みの方面ほうめん領りょう城じょう，1572年ねん信玄しんげん發動はつどう「西上にしがみ作戰さくせん」，11月勝賴かつより與あずか武田たけだ信しん豐ゆたか、穴山あなやま信しん君くん參與さんよ對たい德川とくがわ家か的てき遠江二俣とおとうみふたまた城じょう攻略こうりゃく，同年どうねん12月がつ參與さんよ三方原みかたはら會戰かいせん對戰たいせん德川とくがわ、織田おだ聯れん軍ぐん的てき作戰さくせん，並なみ在ざい此戰中ちゅう挫くじけ敗はい以德川かわ軍ぐん為ため主力しゅりょく的てき織田おだ與あずか德川とくがわ聯れん軍ぐん。

繼つぎ任にん武田たけだ家家いえいえ督とく

三方みかた原之はらの戰せん後ご，信玄しんげん在ざい行軍こうぐん途中とちゅう病症びょうしょう惡化あっか而撤軍ぐん甲斐がい，信玄しんげん預あずか感かん自己じこ命いのち不ふ久ひさ矣，將はた勝賴かつより被ひ召回至いたり信玄しんげん身邊しんぺん，向こう家臣かしん宣告せんこく勝賴かつせ將しょう以本陣じん代官だいかん(陣じん代だい)名義めいぎ代行だいこう武田たけだ家督かとく，在ざい武田たけだ信玄しんげん病びょう故ゆえ後ご，勝かち賴成らんじょう為ため武田たけだ家か實質じっしつ的てき當主とうしゅ。

勝賴かつより在ざい不ふ久之ひさゆき後ご的てき幾いく次じ戰役せんえき中ちゅう展てん現げん其優秀ゆうしゅう能力のうりょく。天正てんしょう二に年ねん，武田たけだ軍ぐん佔領了りょう織田おだ軍ぐん美濃みの國こく明智めいち城じょう（明智めいち城じょう之の戰たたかえ），使つかい原ばら本來ほんらい救援きゅうえん的てき織田おだ六ろく萬まん大軍たいぐん退すさ回まわ岐阜ぎふ。後來こうらい，勝賴かつせ率りつ軍ぐん攻おさむ下か德川とくがわ軍ぐん的てき高天こうてん神城かみしろ（今こん屬ぞく靜岡しずおか縣けん掛川かけがわ市し），是ぜ為ため高こう天神てんじん城じょう之の戰たたかえ。面めん對たい織田おだ家か與あずか德川とくがわ家か兩方りょうほう軍勢ぐんぜい先後せんご展てん現出げんしゅつ優ゆう異こと的てき軍事ぐんじ本領ほんりょう，令れい織田おだ信長のぶなが跟上杉うえすぎ謙信けんしん通信つうしん時じ，稱讚しょうさん武田たけだ勝賴かつより「武勇ぶゆう更さら勝かつ信玄しんげん」。

長篠ながしの之これ戰せん

主しゅ条目じょうもく：長篠ながしの之これ戰せん

天正てんしょう元年がんねん（1573年ねん）8月がつ，原はら武田たけだ家臣かしん長篠城ながしのじょう主あるじ奧おく平貞能たいらのさだよし、貞さだ昌あきら父子ふし再度さいど向こう德川とくがわ家康いえやす投とう誠まこと。三さん年ねん4月がつ，勝賴かつせ以討伐とうばつ叛臣名義めいぎ出兵しゅっぺい長篠城ながしのじょう，武田たけだ軍ぐん以優勢ゆうせい兵力へいりょく團だん團だん包圍ほうい長篠城ながしのじょう，但ただし由ゆかり於奧平ひら父子ふし善戰ぜんせん且踞城じょう而守，武田たけだ軍ぐん未み能のう陷落かんらく長篠城ながしのじょう，作戰さくせん途中とちゅう武田たけだ軍ぐん擄獲向こう德川とくがわ家康いえやす求もとめ援之後ご返還へんかん的てき奧平おくだいら家臣かしん鳥居とりい強右衛門すねえもん，勝賴かつせ脅迫きょうはく他た向こう守もり軍ぐん告知こくち「援軍えんぐん不ふ會かい到達とうたつ的てき了りょう，你們開城かいじょう門もん投降とうこう吧！」以減低てい守もり軍ぐん士氣しき，不ふ料りょう強右衛門すねえもん表面ひょうめん上じょう答こたえ應おう，一到城前即向守軍告知援軍將至消息，武田たけだ軍ぐん忿而將はた他た刺とげ死し，此舉亦また令れい守もり軍ぐん堅守けんしゅ意志いし更さら甚。

另一方面ほうめん，織田おだ、德川とくがわ聯れん軍ぐん數すう日にち後來こうらい到いた離はなれ長篠城ながしのじょう不ふ遠とお處しょ的てき設樂したら原げん，與あずか武田たけだ軍ぐん隔へだた川相かわい望もち，織お、德とく聯れん軍ぐん駐ちゅう紮並開始かいし構築こうちく野地やち防禦ぼうぎょ陣地じんち，包括ほうかつ在ざい河川かせん兩りょう岸きし建立こんりゅう人工じんこう斜面しゃめん、掘ほ構長溝みぞ土ど壘るい、設置せっち防ぼう馬ば柵しがらみ，以應對たい武田たけだ軍ぐん騎馬きば隊たい。武田たけだ側がわ應おう織田おだ援軍えんぐん到來とうらい召開軍事ぐんじ會議かいぎ，會かい中ちゅう幾いく位い重臣じゅうしん因いん織田おだ信長のぶなが親おや自じ上うえ陣じん而主張しゅちょう撤軍，只ただ是ぜ會議かいぎ最後さいご勝賴かつせ仍決定けってい出で戰せん。

勝賴かつせ及武田たけだ家臣かしん們原本ほん打算ださん先攻せんこう下か長篠城ながしのじょう之これ後ご，以長篠城ながしのじょう為ため據點きょてん，再さい與あずか織お、德とく聯れん軍ぐん決戰けっせん。不ふ料りょう，負ふ責せめ駐ちゅう防ぼう在ざい鳶とんび巢山すやま制せい高だか監視かんし敵てき軍勢ぐんぜい動向どうこう的てき守もり軍ぐん遭到德川とくがわ家臣かしん酒井さかい忠次ただつぐ率りつ領りょう三さん千せん兵へい急襲きゅうしゅう，主將しゅしょう三枝さえぐさ守友もりとも及河窪くぼ信實しんじつ等とう武將ぶしょう在ざい姥うばヶ懐ふところ砦とりで戰死せんし。獲え知ち鳶とんび巢山すやま失しつ守もり的てき勝賴かつより與あずか武田たけだ家臣かしん因いん退路たいろ失しつ守もり，決定けってい與あずか駐ちゅう防ぼう在ざい設樂したら原げん的てき織お、德とく聯れん軍ぐん決けつ一死いっし戰せん。

設樂したら原げん決戰けっせん

5月21日にち早時そうとき，勝賴かつより與あずか武田たけだ軍ぐん將軍しょうぐん隊たい移駐いちゅう以天王山てんのうざん為ため中心ちゅうしん，佈陣在ざい與あずか織田おだ德川とくがわ聯れん軍ぐん隔へだた川かわ對面たいめん，並なみ且發動はつどう猛攻もうこう，武田たけだ軍ぐん在ざい諸しょ將しょう輪番りんばん猛攻もうこう之の下した，曾有兩度りょうど差さ點てん突破とっぱ防ぼう馬ば柵しがらみ殺ころせ進すすむ織田おだ信長のぶなが所在しょざい的てき本陣ほんじん地ち，戰せん鬥過程ほど大約たいやく持續じぞく約やく8小しょう時じ才ざい結束けっそく。

武田たけだ方かた進攻しんこう策略さくりゃく，由ゆかり馬場ばば信房のぶふさ（信春のぶはる）、一条いちじょう信しん龍りゅう、真田さなだ信綱のぶつな、昌輝まさてる等とう擔任たんにん武田たけだ右翼うよく牽制けんせい羽柴はしば秀吉ひでよし為ため主ぬし之の部隊ぶたい，山縣やまがた昌あきら景けい、內藤昌あきら豐ゆたか、原はら昌胤まさたね擔任たんにん武田たけだ左翼さよく牽制けんせい德川とくがわ家康いえやす為ため主ぬし之の部隊ぶたい，中路なかじ前ぜん翼つばさ以武田たけだ信しん廉れん、武田たけだ信しん豐ゆたか、穴山あなやま信しん君くん、小幡おばた憲けん重じゅう（重貞しげさだ）、小幡おばた信しん貞さだ等とう對峙たいじ瀧川たきがわ一益かずます、織田おだ信忠のぶただ為ため主ぬし之の部隊ぶたい。

武田たけだ在ざい進攻しんこう時じ，右翼うよく方面ほうめん的てき馬場ばば、一条いちじょう牽制けんせい羽柴はしば部隊ぶたい，讓ゆずる真田さなだ信綱のぶつな、昌輝まさてる等とう人じん趁隙帶たい隊たい衝鋒織お德とく左側ひだりがわ防ぼう線せん，右翼うよく方面ほうめん的てき山縣やまがた昌あきら景けい在ざい內藤昌あきら豐ゆたか等とう人じん掩護えんご之の下した，率りつ領りょう武田たけだ赤あか備隊數すう度ど衝鋒鑿戰織お德とく右側みぎがわ防ぼう線せん。

但ただし在ざい此戰中ちゅう，織田おだ、德川とくがわ的てき聯れん軍ぐん巧妙こうみょう利用りよう火繩ひなわ槍やり、防ぼう馬ば柵しがらみ、足輕あしがる隊たい、母衣ほろ眾以及地勢ぜい、兵力へいりょく數量すうりょう上じょう的てき優勢ゆうせい，抵禦武田たけだ軍ぐん的てき數すう波は攻勢こうせい，並なみ且在武田たけだ軍ぐん進攻しんこう主力しゅりょく赤あか備隊遭到重じゅう挫くじけ、赤あか備主將しゅしょう山縣やまがた昌あきら景けい陣じん亡ほろび後ご，趁機反攻はんこう直擊ちょくげき勝賴かつせ本陣ほんじん的中てきちゅう路ろ防ぼう線せん，迫さこ使つかい原本げんぽん擔負中路なかじ防禦ぼうぎょ的てき武田たけだ信しん廉れん、穴山あなやま梅雪ばいせつ等とう人じん不敵ふてき敗退はいたい。

勝賴かつせ雖動身中しんちゅう路ろ防ぼう線せん指揮しき抵禦，但ただし形式けいしき險惡けんあく之の下しも迫せり使し左右さゆう翼つばさ的てき馬場ばば、內藤等とう人後じんご徹てっ救援きゅうえん武田たけだ本陣ほんじん，而羽柴しば、德川とくがわ部隊ぶたい也趁機動きどう員いん直ちょく撲なぐ武田たけだ本陣ほんじん，勝賴かつより在ざい馬場ばば、內藤等とう人じん即時そくじ商議しょうぎ後ご下達かたつ總そう撤退てったい決定けってい，由ゆかり內藤昌あきら豐ゆたか、馬うま昌信まさのぶ房ぼう先後せんご擔綱第だい一道いちどう、第だい二道ふたみち殿どの後ご戰せん主將しゅしょう，掩護えんご武田たけだ殘ざん軍ぐん與あずか勝賴かつせ等とう撤退てったい，內藤昌あきら豐ゆたか、馬場ばば信房のぶふさ等とう將領しょうりょう殿どの後ご阻止そし織お德とく聯れん軍ぐん追擊ついげき中ちゅう戰死せんし陣じん亡ほろび。

此戰據よりどころ傳でん武田たけだ軍ぐん死傷ししょう達たち一いち萬まん餘人よにん，陣中じんちゅう大將たいしょう山縣やまがた昌あきら景けい、馬場ばば信春のぶはる、內藤昌あきら豐ゆたか、原はら昌胤まさたね、真田さなだ信綱のぶつな、土屋つちや昌あきら次じ與あずか小幡おばた信しん貞さだ等とう盡つき皆みな戰死せんし，武田たけだ家か受到慘むご重おも的てき打擊だげき。

重じゅう振ふ武田たけだ領國りょうごく

長篠ながしの之の戰たたかえ結束けっそく不ふ久ひさ，織田おだ信長のぶなが與あずか德川とくがわ家康いえやす相あい約分やくぶん道どう襲擊しゅうげき武田たけだ領國りょうごく，德川とくがわ軍ぐん從したがえ東海道とうかいどう進攻しんこう遠江とおとうみ，織田おだ軍ぐん從したがえ東山ひがしやま道どう進攻しんこう東ひがし美濃みの，駐ちゅう防ぼう東ひがし美濃みの岩いわ村城むらしろ的てき秋山あきやま信友のぶとも，遭到織田おだ信忠のぶただ領りょう軍ぐん及前來らい督戰とくせん信長のぶなが的てき織田おだ軍團ぐんだん包圍ほうい，勝賴かつより與あずか武田たけだ軍ぐん主力しゅりょく正ただし在ざい應戰おうせん德川とくがわ軍ぐん難なん以適時分じぶん兵へい馳はせ援，勝賴かつせ命いのち鄰近的てき木曾きそ義昌よしまさ先行せんこう馳はせ援岩村城むらしろ，但ただし木曾きそ義昌よしまさ以軍資ぐんし不足ふそく延のべ遲出おそで兵へい，秋山あきやま信友のぶとも見み援軍えんぐん遲遲ちち未み至いたり，向こう織田おだ軍ぐん請降，但ただし信長のぶなが痛恨つうこん武田たけだ家か反覆はんぷく背信はいしん，將はた包括ほうかつ秋山あきやま信友のぶとも及叔母おば織田おだ艷つや等とう武田たけだ家か降くだ將はた一いち併處死し（岩村いわむら城じょう之の戰たたかえ）。

經過けいか長ちょう筱·設樂したら原げん會戰かいせん的てき挫くじけ敗はい，勝賴かつせ有ゆう感かん於軍備與經濟けいざい有ゆう其改革かいかく之の必要ひつよう；開始かいし對たい領國りょうごく進行しんこう檢地けんち政策せいさく、向こう京都きょうと商人しょうにん添購大だい批新式しき鐵炮てっぽう充實じゅうじつ軍備ぐんび、提つつみ拔次代だい家臣かしん，著ちょ手しゅ改善かいぜん與あずか上杉うえすぎ謙信けんしん之の關係かんけい，並なみ與あずか關東かんとう諸しょ勢力せいりょく包括ほうかつ佐竹さたけ氏し、里見さとみ氏し展開てんかい外交がいこう關係かんけい。雖然武田たけだ家か於此役やく損失そんしつ許多きょた重要じゅうよう將領しょうりょう與あずか兵力へいりょく，但ただし此時的てき武田たけだ家か整體せいたい國力こくりょく仍未至いたり衰弱すいじゃく地步ちほ。

御館みたて之の亂みだれ與あずか甲きのえ越えつ相しょう同盟どうめい破滅はめつ

外交がいこう戰略せんりゃく方面ほうめん，勝賴かつせ拒絕きょぜつ了りょう織田おだ家か遣や使つかい請和聯れん攻おさむ上杉うえすぎ家か的てき邀約，藉由原げん將軍しょうぐん足利あしかが義昭よしあき的てき調停ちょうてい，與あずか上杉うえすぎ謙信けんしん結盟けつめい合あい抗こう織田おだ家か再度さいど組成そせい反はん信長のぶなが包圍ほうい網もう局きょく勢ぜい，採納さいのう高坂こうさか昌信まさのぶ建議けんぎ，迎むかえ娶めと北条ほうじょう氏政うじまさ之これ妹いもうと、相模さがみ夫人ふじん為ため繼室けいしつ，嘗試結成けっせい「甲きのえ越えつ相しょう同盟どうめい」的てき政略せいりゃく婚姻こんいん以利穩定東ひがし邊べ。

1577年ねん，北条ほうじょう家か當主とうしゅ・北条ほうじょう氏政うじまさ自じ從したがえ奉たてまつ父ちち氏し康之やすゆき遺命いめい與あずか上杉うえすぎ斷交だんこう改あらため與あずか武田たけだ同盟どうめい後ご，不斷ふだん進攻しんこう關東かんとう豪族ごうぞく領主りょうしゅ的てき領地りょうち，原本げんぽん以武田たけだ為ため靠もたれ山やま的てき關東かんとう諸しょ豪族ごうぞく只ただ能のう改あらため向上こうじょう杉すぎ謙信けんしん求もとめ援，但ただし此時的てき上杉かみすぎ忙せわし於攻略りゃく越中えっちゅう，根本ねもと分身ぶんしん乏とぼし術じゅつ，北条ほうじょう家か與あずか上杉うえすぎ家か因いん為ため關東かんとう領國りょうごく糾紛關係かんけい陷おちい入にゅう險惡けんあく狀態じょうたい，此時的てき「甲きのえ越えつ相しょう同盟どうめい」外交がいこう根本こんぽん就不可能ふかのう實現じつげん。

1578年ねん，上杉うえすぎ謙信けんしん病びょう故ゆえ。上杉うえすぎ家か發生はっせい御館みたて之の亂みだれ，上杉うえすぎ景勝かげかつ與あずか上杉うえすぎ景虎かげとら（北条ほうじょう氏政うじまさ之の弟おとうと，過か繼つぎ予よ上杉うえすぎ謙信けんしん）兩派りょうは為ため家督かとく之の爭そう而對峙たいじ，勝賴かつせ以受到北条ほうじょう家か之の請託せいたく幫助景虎かげとら為ため由よし介入かいにゅう調停ちょうてい上杉うえすぎ家か家督かとく之の爭そう。勝賴かつせ本ほん意想いそう景勝けいしょう派は與あずか景虎かげとら派は兩方りょうほう能のう夠和睦わぼく，於是遣や兵へい以軍事ぐんじ威い脅おびえ方式ほうしき迫はさま使し兩方りょうほう和談わだん，在ざい一番いちばん交涉こうしょう談判だんぱん後ご，於8月がつ19日にち達成たっせい和談わだん協議きょうぎ，以景勝かつ收おさむ養やしなえ景虎かげとら之の子道しどう滿みつる丸まる為ため嗣子しし做為和談わだん條件じょうけん之の一いち而停止ていし對峙たいじ。然しか而此時じ傳來でんらい德川とくがわ軍ぐん進しん犯はん的てき消息しょうそく，勝賴かつせ確認かくにん雙方そうほう和談わだん後ご，於8月がつ27日にち撤軍返かえし回かい甲府こうふ防備ぼうび德川とくがわ軍ぐん，在ざい武田たけだ家か撤軍不ふ久ひさ，景勝けいしょう派は與あずか景虎かげとら派は的てき家臣かしん武士ぶし破壞はかい和談わだん再度さいど交戰こうせん，上杉うえすぎ景虎かげとら、上杉うえすぎ憲政のりまさ及道滿まん丸まる等とう先後せんご遭到殺害さつがい，御館みたて之の亂みだれ最終さいしゅう以景勝けいしょう派は一方いっぽう勝かち出で落幕。北条ほうじょう家か得知とくち噩耗，認みとめ為ため勝賴かつせ先さき前ぜん作為さくい偏へん袒景勝しょう一方いっぽう，將はた景虎かげとら之これ死し怪かい罪ざい於勝賴かつせ而反目め。

北条ほうじょう家か當時とうじ派は軍ぐん欲ほし助じょ景虎かげとら，但ただし在ざい上野うえの與あずか越後えちご的てき交界處しょ受阻，而身為ため同盟どうめい的てき武田たけだ家出いえで兵へい2萬まん，卻未援助えんじょ景虎かげとら，事後じご武田たけだ家か也確實收じっしゅう下か了りょう景勝けいしょう所しょ給きゅう的てき黃金おうごん與あずか數かず座ざ城じょう作為さくい調停ちょうてい的てき回報かいほう，甚至與あずか景勝けいしょう結ゆい為ため姻親，最後さいご『甲かぶと相しょう越こし三さん國こく同盟どうめい』的てき可能かのう就此破局はきょく。北条きたじょう怒いか於武田た的てき背信はいしん，甲かぶと相しょう同盟どうめい破滅はめつ，北条ほうじょう家か改あらため與あずか織田おだ、德川とくがわ家か結盟けつめい，而上杉すぎ家か御館みたて之の亂みだれ後ご國力こくりょく大幅おおはば衰退すいたい，更さら致命ちめい的てき是ぜ事後じご分ぶん賞しょう問題もんだい引發了りょう新發田しばた重じゅう家か之これ亂らん。見み此良機き，柴田しばた勝家かついえ大だい舉進攻しんこう越えつ州しゅう，柴田しばた勝家かついえ與あずか新發田しばた重じゅう家か的てき雙そう重じゅう戰線せんせん，使つかい上杉うえすぎ家か進入しんにゅう近きん乎滅亡めつぼう的てき巨きょ大だい危機きき。以致後來こうらい的てき甲州こうしゅう征伐せいばつ，勝賴かつせ根本こんぽん沒ぼつ能のう從したがえ上杉うえすぎ家か得え到いた任にん何なん幫助，上杉うえすぎ家か頂いただき多た派出はしゅつ兩りょう千兵力就已是非常勉強；武田たけだ家か更さら面めん臨被織田おだ家か、德川とくがわ家か、北条ほうじょう家か三さん面めん勢力せいりょく包圍ほうい的てき局きょく勢ぜい。

甲きのえ江こう和かず與あずか的てき探索たんさく及破滅はめつ

面めん對たい遭受三さん方ぽう包圍ほうい的てき劣勢れっせい，勝賴かつせ以與上杉うえすぎ家か及常陸りく的てき佐竹さたけ家か締結ていけつ「甲かぶと越佐こつさ同盟どうめい」因いん應おう，派遣はけん真田さなだ昌幸まさゆき將兵しょうへい防衛ぼうえい上野うえの方面ほうめん的てき北条ほうじょう軍ぐん，以曾根そね昌世まさよ為ため主將しゅしょう防禦ぼうぎょ伊豆いず方面ほうめん的てき北条ほうじょう軍ぐん，令れい駿河するが水軍すいぐん反擊はんげき侵攻しんこう而來的てき北条ほうじょう家か水軍すいぐん，並なみ予よ以重挫くじけ，數すう度ど壓制あっせい北条ほうじょう家か軍勢ぐんぜい，擴大かくだい對たい上野うえの國こく北部ほくぶ與あずか伊豆いず國こく西部せいぶ等とう領地りょうち的てき控ひかえ制せい。

此外，勝賴かつせ透過とうか佐竹さたけ家か，設しつらえ法ほう與あずか織田おだ信長のぶなが談だん和わ，並なみ且釋放しゃくほう原本げんぽん在ざい武田たけだ家か當とう質しつ子こ的てき信長のぶなが之子ゆきこ勝長かつなが做為談だん和わ善意ぜんい，但ただし信長のぶなが已やめ決定けってい討滅武田たけだ家か，不ふ願ねがい與あずか之これ談だん和わ。

高天こうてん神城かみしろ失しつ守もり　威い望もち失しつ信しん

第だい二に次じ高だか天神てんじん城じょう之の戰たたかえ，德川とくがわ家康いえやす遣や兵へい包圍ほうい高だか天神てんじん城じょう，武田たけだ守將しゅしょう岡部おかべ元信もとのぶ籠城ろうじょう孤こ守もり，此時勝賴かつせ正せい在ざい領りょう兵へい全力ぜんりょく對たい付づけ北条ほうじょう家か軍勢ぐんぜい，難なん以分兵へい馳はせ援高天神てんじん城じょう，岡部おかべ元信もとのぶ體からだ諒りょう勝賴かつせ難なん處しょ，遣や橫田よこた尹いん松まつ（橫田よこた康やすし景けい之子ゆきこ）突圍向むかい勝賴かつより密みつ信しんじ告知こくち放棄ほうき馳はせ援高天神てんじん城じょう的てき打算ださん及自身じしん準備じゅんび向こう德川とくがわ家か開城かいじょう請降的てき事こと宜よろし，勝賴かつせ閱過書信しょしん後ご認みとめ同どう岡部おかべ元信もとのぶ的てき請議。

此後岡部おかべ元信もとのぶ遣や使つかい書信しょしん向こう德川とくがわ家康いえやす請降，德川とくがわ家康いえやす將はた高天こうてん神城かみしろ守將しゅしょう請降的てき事情じじょう遣や信しん告知こくち織田おだ信長のぶなが，信長のぶなが閱過書信しょしん後ご向むかい家康いえやす回かい覆くつがえ說明せつめい接受せつじゅ高だか天神てんじん城じょう請降雖能使し遠江とおのえ一いち國こく安定あんてい，但ただし若わか是ぜ拒絕きょぜつ請降將しょう高だか天神てんじん城じょう猛攻もうこう使し守將しゅしょう奮戰ふんせん至いたり死し，能のう使し勝賴かつせ背負せおい見棄みすて友軍ゆうぐん不ふ肯馳援的負ふ面罵めんば名めい，屆とどけ時じ就能在ざい兩りょう、三年內全面攻入武田家領國腹地，家康いえやす同意どうい信長のぶなが的てき提議ていぎ，拒絕きょぜつ了りょう高天こうてん神城かみしろ守將しゅしょう的てき請降，全面ぜんめん猛攻もうこう高だか天てん神城しんじょう至いたる武田たけだ家守かもり城しろ將士しょうし奮戰ふんせん而亡。

勝賴かつせ因いん為ため未み能のう遣や軍ぐん援救被ひ德川とくがわ家か包圍ほうい攻擊こうげき的てき守將しゅしょう岡部おかべ元信もとのぶ及麾下か守もり城じょう武士ぶし，使つかい其任由よし遭德川かわ軍ぐん圍かこえ攻おさむ戰死せんし，織田おだ家か藉由這一既成事實來宣傳勝賴對「高こう天神てんじん城見しろみ死し不ふ救すくい」及「岡部おかべ元信もとのぶ抵死不ふ降くだ」的てき負まけ面めん情報じょうほう，在ざい武田たけだ領りょう內國人じん留とめ下か負まけ面めん認知にんち印象いんしょう被ひ認みとめ為ため是ぜ促成そくせい武田たけだ家か覆くつがえ亡ほろび關せき鍵かぎ，潛在せんざい打擊だげき家臣かしん將士しょうし及國人じん眾對勝賴かつせ領りょう導しるべ威信いしん的てき信心しんじん。

家臣かしん叛逃　武田たけだ衰亡すいぼう

而武田たけだ勝賴かつより接受せつじゅ穴山あなやま信しん君くん建議けんぎ，命いのち真田さなだ昌幸まさゆき著ちょ手しゅ建築けんちく新しん府ふ城じょう，以利發展はってん經濟けいざい及軍事ぐんじ戰略せんりゃく，期間きかん以築新しん府ふ城じょう為ため名めい向こう領地りょうち內新徵ちょう賦ふ稅ぜい，導しるべ致武田家たや的てき大將たいしょう木曾きそ義昌よしまさ因いん負擔ふたん不ふ起おこり稅ぜい賦ふ，也叛離はなれ武田たけだ勝賴かつより。

武田たけだ勝賴かつより得知とくち木曾きそ義昌よしまさ的てき叛離相當そうとう震ふるえ怒いか，依よ法度はっと將はた留とめ在ざい甲州こうしゅう為ため質的しつてき木曾きそ家か親おや屬ぞく處しょ死し，武田たけだ勝賴かつより為ため討伐とうばつ木曾きそ義昌よしまさ而再度さいど舉兵，遣や令れい武田たけだ信しん豐ゆたか領りょう兵へい先鋒せんぽう向こう木曾きそ義昌よしまさ的てき居城きょじょう福島ふくしま城じょう進軍しんぐん，並なみ於木曾谷（鳥居峠とりいとうげ）地方ちほう與あずか木曾きそ家か部隊ぶたい鏖戰，武田たけだ勝賴かつより徵ちょう調ちょう約やく2萬兵力本隊蓄勢準備隨後赴援作戰，木曾きそ義昌よしまさ為ため了りょう能のう對抗たいこう武田たけだ家か的てき軍勢ぐんぜい而向織田おだ家か求もとめ援。

天正てんしょう10年ねん（1582年ねん）信長のぶなが藉此機會きかい向こう朝廷ちょうてい徵求ちょうきゅう將はた武田たけだ家か指ゆび為ため朝敵ちょうてき的てき大義たいぎ征討せいとう令れい，下達かたつ甲府こうふ討伐とうばつ令れい，織田おだ德川とくがわ木曾きそ北條ほうじょう等ひとし總勢そうぜい17萬餘兵力同時分路向武田家領國發動進攻。

同年どうねん2月がつ，此時遭逢氣候きこう異常いじょう降下こうか大雪おおゆき影響えいきょう武田たけだ軍ぐん先鋒せんぽう軍隊ぐんたい的てき作戰さくせん能力のうりょく，遲遲ちち未み能のう攻おさむ克かつ木曾きそ家か軍隊ぐんたい，最終さいしゅう武田たけだ軍ぐん先鋒せんぽう軍隊ぐんたい在ざい鳥居とりい峠とうげ之の戰中せんちゅう遭到趕來赴援的てき織田おだ軍ぐん重じゅう創そう幾いく乎殲滅せんめつ挫くじけ敗はい，武田たけだ信しん豐ゆたか狼狽ろうばい撤退てったい，得知とくち先鋒せんぽう軍隊ぐんたい潰滅かいめつ噩耗的てき武田たけだ勝賴かつより與本よもと隊たい家臣かしん正ただし在ざい商しょう討如何なん因いん應おう織田おだ家か進攻しんこう軍隊ぐんたい時じ，獲え知ち原本げんぽん應おう當とう防備ぼうび德川とくがわ家か進攻しんこう駿河するが的てき主將しゅしょう穴山あなやま信しん君くん已やめ經けい叛降於德川かわ家か消息しょうそく，更さら令れい武田たけだ家か本隊ほんたい家臣かしん與あずか兵員へいいん軍ぐん心こころ動搖どうよう渙きよし散ち，開始かいし出現しゅつげん士し兵へい與あずか將領しょうりょう潰つぶせ散ち叛逃情じょう形がた，而前線せん守もり城じょう將士しょうし也在軍ぐん心こころ動搖どうよう之の下した對たい織田おだ家か與あずか德川とくがわ家か進攻しんこう南みなみ信しん軍隊ぐんたい紛紛ふんぷん出現しゅつげん不戰ふせん而逃或ある獻けんじ城じょう投降とうこう情じょう形がた。

面めん臨這樣さま的てき險惡けんあく劣勢れっせい，勝賴かつより與あずか繼續けいぞく留とめ在ざい本隊ほんたい的てき家臣かしん決定けってい先さき撤退てったい到いた新しん府ふ城じょう商議しょうぎ後ご勢いきおい對策たいさく，勝賴かつより遣や令れい要求ようきゅう駐ちゅう守もり高遠こうえん城じょう的てき異母弟いぼてい仁科にしな盛もり信しん隨行ずいこう撤退てったい，盛もり信しん以殿後ご抵擋織田おだ家か與あずか德川とくがわ家か軍ぐん力りょく爭そう取と撤退てったい時間じかん為ため由よし拒絕きょぜつ撤退てったい，此後盛もり信しん與あずか高遠こうえん城じょう守もり城じょう將士しょうし在ざい遭遇そうぐう織田おだ軍ぐん主力しゅりょく包圍ほうい猛攻もうこう的てき情況じょうきょう下か奮戰ふんせん至いたり死し。

命いのち隕「天目山てんもくざん」

武田たけだ勝賴かつより的てき繼室けいしつ北条ほうじょう夫人ふじん亦また死し於天目山てんもくざん之の戰たたかえ

勝賴かつせ知悉ちしつ南信濃みなみしなの武田たけだ軍ぐん力りょく潰滅かいめつ後ご決定けってい棄守新しん府ふ城じょう逃亡とうぼう，軍ぐん議ぎ時じ真田さなだ昌幸まさゆき曾致信しんじ勸すすむ勝賴かつせ逃往北信ほくしん上うえ州しゅう方面ほうめん的てき「岩いわ櫃ひつ城じょう」以抗織田おだ軍ぐん，最後さいご武田たけだ勝賴かつより卻決定けってい逃往武田たけだ家か宿老しゅくろう小山田おやまだ信しん茂しげる的てき居城きょじょう「岩殿山いわとのさん城じょう」，不ふ料りょう由よし於小山田やまだ信しん茂しげる的てき陣じん前まえ倒たおせ戈ほこ，使つかい得とく勝賴かつより與あずか嫡男ちゃくなん武田たけだ信勝のぶかつ及家臣かしん武士ぶし等とう殘餘ざんよ48人にん（據よりどころ說せつ餘あまり半はん是ぜ婦ふ孺）走はし投なげ無む路みち逃往天目山てんもくざん，並なみ在ざい此與武田たけだ信勝のぶかつ、土屋つちや昌あきら恒等こうとう殘餘ざんよ武士ぶし於天目山てんもくざん之の戰たたかえ抵抗ていこう瀧川たきがわ一益かずます3000人にん的てき包圍ほうい，明白めいはく勢ぜい寡難敵てき，便びん在ざい供奉ぐぶ先祖せんぞ武田たけだ信しん滿まん的てき棲雲寺てら與北よぎた條じょう夫人ふじん自盡じじん，得とく年ねん37歲さい，甲斐かい武田たけだ家か勢力せいりょく也就此滅亡めつぼう，勝賴かつせ與信よしん勝しょう父子ふし的てき首級しゅきゅう由ゆかり長谷川はせがわ宗そう仁ひとし送おく往京都きょうと的てき一いち條じょう大路おおじ通どおり道上どうじょう梟首きょうしゅ展示てんじ。

近代きんだい觀點かんてん總そう結ゆい

武田たけだ家か的てき軍事ぐんじ實力じつりょく的てき強きょう盛もり，主要しゅよう奠定在ざい信玄しんげん在ざい確立かくりつ甲州こうしゅう法度はっと後ご，出色しゅっしょく安定あんてい治ち理り甲斐がい、信濃しなの、西上野にしうえの等とう以東いとう山道さんどう商しょう貿經濟けいざい，令れい信玄しんげん有ゆう足あし夠資本ほん建けん構武田たけだ軍團ぐんだん向上こうじょう杉すぎ謙信けんしん、北条ほうじょう氏康うじやす等とう諸多しょた戰國せんごく大名だいみょう爭そう衡，到いた後來こうらい武力ぶりょく攻おさむ佔今川いまがわ家か的てき遠江とおとうみ、駿河するが與あずか向こう西にし攻略こうりゃく東ひがし美濃みの、奧おく三さん河かわ(三河そうご國こく北面ほくめん)等とう，令れい信玄しんげん時期じき的てき武田たけだ勢力せいりょく遍へん及甲斐がい、信濃しなの、西上野にしうえの、東ひがし美濃みの、北きた遠江とおのえ、駿河するが、奧おく三さん河かわ，然しか而受限げん領國りょうごく地緣ちえん限げん制せい，武田たけだ家か要よう維持いじ其強大軍たいぐん力りょく所しょ需的軍需ぐんじゅ物資ぶっし(如鐵砲ほう、具足ぐそく、戰せん馬ば、食鹽しょくえん、鐵てつ礦、硝石しょうせき等とう)大だい多た需要じゅよう向こう外そと進しん口こう，但ただし除じょ了りょう駿河するが、遠江とおとうみ等ひとし近海きんかい領地りょうち有ゆう著ちょ富とみ庶商業ぎょう經けい貿，僅憑東山ひがしやま道どう、東海道とうかいどう商しょう貿通路ろ，能のう供應きょうおう維持いじ軍ぐん力りょく所しょ需的產業さんぎょう經濟けいざい土地とち與あずか人力じんりき相當そうとう有限ゆうげん，周圍しゅうい有ゆう織田おだ家か、德川とくがわ家か、北條ほうじょう家か、上杉うえすぎ家か等とう群雄ぐんゆう環たまき伺影響えいきょう武田たけだ領地りょうち周圍しゅうい經けい貿進出しんしゅつ的てき維持いじ。

信玄しんげん執と掌てのひら時期じき，效こう仿孫子まごこ兵法ひょうほう的てき軍政ぐんせい學理がくり，以賞罰ばつ分明ぶんめい制度せいど有效ゆうこう凝聚ぎょうしゅう家臣かしん與あずか家主やぬし奉公ほうこう關係かんけい的てき穩固，但ただし是ぜ武田たけだ家か麾下きか亦また有ゆう不ふ少しょう本來ほんらい是ぜ自主じしゅ性せい相當そうとう獨立どくりつ的てき地方ちほう領主りょうしゅ(例れい如木曾きそ家か、穴あな山家やまが)，若わか無む相應そうおう高價こうか報酬ほうしゅう(如領土ど或ある聯れん姻締親おや)來らい安やす撫なで作為さくい回報かいほう，往往おうおう也會以不滿ふまん恩賞おんしょう不足ふそく為ため由ゆかり不ふ服從ふくじゅう主家しゅか的てき行為こうい，信玄しんげん在ざい時じ尚なお能のう以其自身じしん威い望もち與あずか手腕しゅわん穩住這些地方ちほう領主りょうしゅ，而勝賴かつせ接せっ班はん後ご，勝賴かつせ缺乏けつぼう能のう以聯姻或恩おん奉たてまつ等とう政治せいじ資本しほん來らい穩固這些地方ちほう領主りょうしゅ的てき忠誠ちゅうせい向こう心しん，令れい勝賴かつせ為ため調ちょう略りゃく家臣かしん之の間あいだ的てき政略せいりゃく關係かんけい上じょう有ゆう捉襟見み肘ひじ的てき難題なんだい。

武田たけだ家臣かしん團だん對外たいがい戰略せんりゃく傾向けいこう機會きかい主義しゅぎ的てき功利こうり導しるべ向むこう，追求ついきゅう近眼きんがん戰果せんか利益りえき，欠かけ缺かけ貫徹かんてつ一致的長遠戰略佈局與經營政策等基礎構想，使つかい得とく武田たけだ家か發展はってん前期ぜんき看み似に強きょう盛もり，但ただし到いた了りょう後期こうき因いん內耗與供きょう需失衡及惡あく劣れつ的てき外そと交信こうしん譽ほまれ而勢力せいりょく難なん以為繼ままし。

然しか而勝賴かつより執と掌てのひら在ざい武田たけだ家か權けん務つとむ期間きかん並なみ非ひ未み做努力どりょく。自じ長篠ながしの之これ戰せん後ご，勝賴かつせ致力發展はってん領りょう內經濟けいざい及拓展てん外交がいこう政策せいさく，添購如鐵砲ほう等とう新式しんしき軍備ぐんび，收攬しゅうらん商しょう人為じんい家臣かしん以利掌握しょうあく商業しょうぎょう發展はってん。但ただし長篠ながしの之これ戰せん後こう威い望もち下降かこう，難なん壓あつ抑そもそも家臣かしん的てき意見いけん，而家臣かしん仍保持ほじ信玄しんげん時代じだい的てき觀念かんねん，即そく實利じつり重じゅう於外交信こうしん譽ほまれ。由ゆかり御館みたて之の亂みだれ的てき決定けってい可知かち，此時的てき局きょく勢いきおい與信よしん玄げん時代じだい的てき局きょく勢いきおい完全かんぜん不同ふどう，這樣的てき外交がいこう做法使し得とく一切所做的努力都归于失敗。最終さいしゅう經けい「甲州こうしゅう征伐せいばつ」，完全かんぜん可か以得證しょう：三面さんめん共ども17萬まん的てき大だい聯れん軍ぐん，武田たけだ家か兵力へいりょく都と被ひ釘くぎ死し而分散ぶんさん各地かくち，無法むほう集中しゅうちゅう成能なるのう反擊はんげき之の力ちから；上杉うえすぎ家か自じ顧不暇ひま，只ただ能のう勉強べんきょう出で2千せん兵へい；佐竹さたけ家か也沒有ゆう足あし夠能夠拖住じゅう北條ほうじょう軍ぐん向こう武田たけだ家か進攻しんこう的てき力量りきりょう。重じゅう實利じつり輕けい外そと交信こうしん譽ほまれ的てき惡あく果はて完全かんぜん顯現けんげん：武田たけだ軍ぐん慘敗ざんぱい給きゅう以織田家たや為ため首くび的てき征伐せいばつ聯れん軍ぐん，以及武田たけだ家重いえしげ要よう家臣かしん眼め見み完全かんぜん無む望もち的てき陸續りくぞく叛逃。甲斐かい名門めいもん的てき武田たけだ家か竟落得とく只ただ一いち個月かげつ就徹底そこ滅亡めつぼう，並なみ不ふ是ぜ他た不ふ夠努力どりょく，他た也盡了りょう很多的てき力量りきりょう，但ただし是ぜ時代じだい已やめ經けい不ふ一いち樣よう了りょう。過去かこ那な可か忽ゆるがせ略りゃく的てき缺點けってん，到いた了りょう這時卻已經けい變成へんせい能のう造成ぞうせい如此快速かいそく滅亡めつぼう的てき原因げんいん。

辭世じせい句く

“ 朦朧もうろう之これ月がつ被ひ雲くも遮蔽しゃへい，雲くも逐漸散開さんかい，終おわり於月落西山やま。 ”

逸聞いつぶん

受到文學ぶんがく創作そうさく影響えいきょう，武田たけだ勝賴かつより是ぜ有ゆう蠻勇ばんゆう之これ人にん，作戰さくせん時じ常常つねづね親おや陷おちい戰陣せんじん，但ただし也因此將自己じこ周邊しゅうへん成なり為ため戰場せんじょう。而武田たけだ勝賴かつより不斷ふだん地ち擴大かくだい領土りょうど，使つかい武田たけだ家か領土りょうど較信玄げん時代じだい更さら為ため廣大こうだい，也因此不斷ふだん地ち與あずか穩重的てき老臣ろうしん們有激烈げきれつ的てき衝突しょうとつ。

在ざい一般いっぱん通說つうせつ裡うら，採用さいよう《甲きのえ陽よう軍ぐん鑑かん》的てき記載きさい，武田たけだ信玄しんげん死後しご將家しょうか督とく之の位くらい傳つて給きゅう武田たけだ勝賴かつより之子ゆきこ武田たけだ信勝のぶかつ，武田たけだ勝賴かつより為ため陣じん代だい，秘ひ不發ふはつ喪も三さん年ねん，由ゆかり勝賴かつせ代だい為ため行事ぎょうじ。但ただし之これ後ご的てき《当代とうだい記き》雖然承認しょうにん有ゆう秘ひ不發ふはつ喪も一事但質疑陣代之說，並なみ記載きさい勝賴かつせ繼承けいしょう家督かとく。《甲斐かい國こく志こころざし・卷かん九きゅう十じゅう四よん‧人物じんぶつ誌し三さん》則のり是認ぜにん為ため秘ひ不發ふはつ喪も與あずか陣じん代だい說せつ均ひとし不ふ合ごう常つね理り，亦また記載きさい勝賴かつせ繼承けいしょう家督かとく。《甲斐かい志こころざし料りょう集成しゅうせい・甲きのえ陽よう傳記でんき》與あずか《甲きのえ陽よう國こく歷代れきだい譜ふ》則のり採用さいよう家督かとく說せつ。《显如上人しょうにん御ご书札案あん留とめ》也收錄しゅうろく本願寺ほんがんじ顯如けんにょ恭賀きょうが武田たけだ勝賴かつより繼承けいしょう家督かとく的てき書信しょしん，《高野山こうのやま文書ぶんしょ》裡うら也有やゆう武田たけだ勝賴かつより為ため繼承けいしょう家督かとく奉獻ほうけん的てき文書ぶんしょ。

以現有げんゆう文獻ぶんけん考證こうしょう推測すいそく，信玄しんげん顧慮こりょ勝賴かつせ開始かいし進入しんにゅう接せっ班はん栽培さいばい歷れき練ねり不ふ夠長久ひさし，對たい部ぶ份武田たけだ家臣かしん尚ひさし未み建けん構穩定てい互信的てき主從しゅうじゅう信賴しんらい基礎きそ，藉由以隔代だい指定してい信勝のぶかつ為ため未來みらい武田たけだ家督かとく繼承けいしょう人形にんぎょう式しき，宣せん示しめせ武田たけだ家臣かしん接受せつじゅ服從ふくじゅう勝賴かつせ以代行ぎょう武田たけだ家督かとく名義めいぎ，維繫家臣かしん與あずか勝賴かつせ之の間あいだ領りょう導しるべ從屬じゅうぞく關係かんけい，冀望勝賴かつせ能のう夠在接せっ任にん武田たけだ家督かとく期間きかん逐步穩固武田たけだ家か的てき主從しゅうじゅう信任しんにん基礎きそ。

有ゆう說法せっぽう指ゆび稱たたえ信玄しんげん病歿びょうぼつ遺言ゆいごん交代こうたい「死後しご三さん年ねん不ふ對外たいがい征戰せいせん」，但ただし實際じっさい上うえ信玄しんげん死し後ご織田おだ家か與あずか德川とくがわ家か便びん不時ふじ侵おかせ擾武田家たや領地りょうち，在ざい隨時ずいじ遭遇そうぐう外敵がいてき襲擊しゅうげき的てき情況じょうきょう，要よう做到三年內不對外征戰的固守方式並不容易，反はん而更可能かのう被ひ領りょう內國人じん家臣かしん質疑しつぎ勝賴かつせ是ぜ個こ軟弱なんじゃく的てき當主とうしゅ的てき負まけ面めん印象いんしょう，提ひさげ前ぜん引起家臣かしん叛離與あずか內訌效こう應おう，面めん臨此種しゅ情況じょうきょう勝賴かつせ除じょ了りょう對外たいがい征戰せいせん以示威信いしん與あずか凝聚ぎょうしゅう武田たけだ家か領りょう導みちびけ向こう心力しんりょく之の外そと別べつ無む他た法ほう。

評價ひょうか

織田おだ信長のぶなが對たい勝賴かつせ評價ひょうか：

信玄しんげん剛つよし病びょう逝時，信長のぶなが認みとめ為ため勝賴かつせ無力むりょく繼承けいしょう。但ただし是ぜ跟勝賴かつせ交手一いち年ねん之これ後ご，對たい謙信けんしん的てき書信しょしん則そく給きゅう予よ勝賴かつせ「雖為年ねん輕輩けいはい不可ふか輕視けいし」的てき高だか評價ひょうか。長篠ながしの之の戰後せんご的てき書信しょしん則そく稱しょう「武田たけだ精銳せいえい均ひとし已やめ潰つぶせ散ち，勝賴かつより已やめ不足ふそく為ため懼。」至いたり於天目山てんもくざん之これ後ご，三河物語的紀錄則是「日本國にっぽんこく內首屈こごめ一指いっし的てき武將ぶしょう，只ただ可か惜時運うん不ふ濟すみ。」由ゆかり此可見み，其才能さいのう並なみ不ふ下した於父親ちちおや信玄しんげん。

登場とうじょう作品さくひん

小說しょうせつ

• 武田たけだ勝賴かつより（新人物往来社しんじんぶつおうらいしゃ、新田にった次郎じろう著ちょ）
• 武田たけだ勝賴かつより 與あずか宿命しゅくめい持續じぞく鬥爭的てき年とし輕けい勇將ゆうしょう（PHP研究所けんきゅうじょ、立石たていし優ゆう著ちょ）
• 武田たけだ家か滅亡めつぼう（角川書店かどかわしょてん、伊東いとう潤じゅん著ちょ）
• 武田たけだ勝賴かつより 花はな之の歳月さいげつ（河出書房新社かわでしょぼうしんしゃ、江こう宮みや隆之たかゆき著ちょ）

電でん視し劇げき

• 德川とくがわ家康いえやす（1964年ねん、NET、演えんじ：服部はっとり哲治てつじ）
• 太閤たいこう記き（1965年ねん、NHK大河たいが劇げき、演えんじ：渡邊わたなべ文雄ふみお）
• 天與てんよ地ち（1969年ねん、NHK大河たいが劇げき、演えんじ：中村なかむら學まなぶ → 小川おがわ吉信よしのぶ）
• 風林火山ふうりんかざん（1969年ねん、東寶とうほう、演えんじ：中村なかむら勘九郎かんくろう）
• 國くに盜ぬすめ物語ものがたり（1973年ねん、NHK大河たいが劇げき、演えんじ：石山いしやま律ただし）
• 新書しんしょ太閤たいこう記き（1973年ねん、NET、演えんじ：江原えばら真二郎しんじろう）
• 戰國せんごく自衛隊じえいたい（1979年ねん、東寶とうほう、演えんじ：真田さなだ廣之ひろゆき）
• 影武者かげむしゃ（1980年ねん、東寶とうほう、演えんじ：萩原はぎはら健一けんいち）
• 德川とくがわ家康いえやす（1983年ねん、NHK大河たいが劇げき、演えんじ：藤堂とうどう新二しんじ）
• 真田さなだ太平たへい記き（1985年ねん、NHK、演えんじ：宏ひろし滋しげる晃あきら）
• 女人にょにん風林火山ふうりんかざん（1986年ねん、TBS、演えんじ：美木みき良介りょうすけ）
• 武田たけだ信玄しんげん（1988年ねん、NHK大河たいが劇げき、演えんじ：真木まき藏人くろうど）
• 武田たけだ信玄しんげん（1991年ねん、TBS、演えんじ：武藤むとう洋行ひろゆき）
• 信長のぶながKING OF ZIPANGU（1992年ねん、NHK大河たいが劇げき、演えんじ：黑田くろだ隆哉たかや）
• 德川とくがわ家康いえやす 戰國せんごく最後さいご的てき勝利しょうり者しゃ（1992年ねん、ANB、演えんじ：丹波たんば義隆よしたか）
• 風林火山ふうりんかざん（1992年ねん、NTV、演えんじ：藤田ふじた哲也てつや）
• 織田おだ信長のぶなが（1994年ねん、TX、演えんじ：三浦みうら浩一こういち）
• 風林火山ふうりんかざん（2006年ねん、EX、演えんじ：有岡ありおか大だい貴たか）
• 風林火山ふうりんかざん（2007年ねん、NHK大河たいが劇げき、演えんじ：池いけ松まつ壯たけし亮あきら）
• 天地人てんちじん（2009年ねん、NHK大河たいが劇げき、演えんじ：市川いちかわ笑也えみや）
• 江こう~公主こうしゅ們的戰國せんごく~（2011年ねん、NHK大河たいが劇げき、演えんじ：久松ひさまつ信美のぶよし）
• 女おんな信長のぶなが（2013年ねん、CX、演えんじ：太田おおた雅之まさゆき）
• 信長のぶなが的てき主しゅ廚（2014年ねん、EX、演えんじ：賀來かく賢人けんじん）
• 真ま田丸たまる（2016年ねん、NHK大河たいが劇げき、演えんじ：平岳たいらだけ大だい）
• 女おんな城主じょうしゅ 直ちょく虎とら（2017年ねん、NHK大河たいが劇げき、演えんじ：奥野おくの瑛あきら太ふとし）
• 信虎のぶとら 信玄しんげん陣じん殁！國主こくしゅ的てき歸還きかん（2021年ねん、Miyaobi Pictures、演えんじ：荒井あらい敦史あつし）
• 怎麼辦家康いえやす（2023年ねん、NHK大河たいが劇げき、演えんじ：真榮しんえい田鄉たごう敦あつし）

舞台ぶたい

• 風林火山ふうりんかざん之の旗下きか（2017年ねん、築地つきじ本願寺ほんがんじBuddhist Hall、演えんじ：野口のぐち大輔だいすけ）