公おおやけ曉あかつき

公おおやけ曉あかつき（日にち语：くぎょう、こうきょう、1200年ねん—1219年ねん2月がつ13日にち）是これ鎌倉かまくら時代ときよ前期ぜんき的てき僧侶そうりょ。鎌倉かまくら幕府ばくふ2代だい將軍しょうぐん源みなもと賴よりゆき家か之これ次男じなん。母はは是ぜ足助あすけ重しげる長ちょう女おんな（源為朝みなもとのためとも孫まご女おんな）。一いち幡はた是ぜ異母いぼ兄けい、榮さかえ實み、禪ぜん曉あかつき是ぜ異母弟いぼてい、竹たけ御所ごしょ是ぜ異母いぼ妹いもうと。幼名ようみょう善哉ぜんざい。

生涯しょうがい

出家しゅっけ

父親ちちおや將軍しょうぐん賴よりゆき家か在ざい建たて仁ひとし3年ねん（1203年ねん）9月がつ的てき比企ひき能のう員いん之の變へん被ひ逐出鎌倉かまくら，翌年よくねん被かむ北條ほうじょう氏し的てき刺客しかく暗殺あんさつ。建たて永ひさし元年がんねん（1206年ねん），受祖母はは尼あま御台みだい北條ほうじょう政子まさこ的てき指示しじ，成なり為ため叔父おじ3代だい將軍しょうぐん源實朝みなもとのさねとも的てき猶子ゆうし。建けん曆れき元年がんねん（1211年ねん），在ざい鶴岡つるおか八幡宮はちまんぐう寺てら別當べっとう定てい曉あかつき之これ下か出家しゅっけ，接受せつじゅ公おおやけ曉あかつき的てき法名ほうみょう。在ざい園城寺おんじょうじ作為さくい公おおやけ胤たね的てき門弟もんてい入室にゅうしつ，成なり為ため叔父おじ貞さだ曉あかつき的てき受法弟子でし。建たて保たもつ5年ねん（1217年ねん），返かえし回かい鎌倉かまくら，因よし政子まさこ之の意い，就任しゅうにん鶴岡つるおか八幡やはた宮寺みやでら別當べっとう。

實じつ朝あさ暗殺あんさつ

建けん保ほ7年ねん（1219年ねん）1月がつ27日にち，實じつ朝あさ因いん右大臣うだいじん拜賀はいが而参詣さんけい鶴岡つるおか八幡宮はちまんぐう。夜よる晚ばん参拜さんぱい終了しゅうりょう，下しも石段いしだん後ご，在ざい公卿くぎょう們的面前めんぜん，被ひ戴著頭巾ずきん的てき公おおやけ曉あかつき襲擊しゅうげき，斬首ざんしゅ。同行どうこう的てき源みなもと仲なか章あきら被ひ公おおやけ曉あかつき誤認ごにん為ため北條ほうじょう義よし時とき，也被斬殺ざんさつ，公おおやけ曉あかつき從したがえ八幡宮はちまんぐう的てき石段いしだん上じょう大聲おおごえ說せつ「吾われ乃八幡宮はちまんぐう別當べっとう阿闍梨あじゃり，公おおやけ曉あかつき。已やめ報ほう父ちち仇かたき！」，然しか後ご離はなれ開ひらき現場げんば。

公おおやけ曉あかつき伐き取ど實じつ朝あさ首級しゅきゅう，回かい到いた雪ゆき之の下北しもきた谷たに的てき後見こうけん者しゃ備中びっちゅう阿闍梨あじゃり宅たく，通知つうち乳母うば之の夫おっと三浦みうら義よし村むら「自己じこ是ぜ東國とうごく的てき大將軍だいしょうぐん」。義よし村むら假裝かそう歸順きじゅん，並なみ將はた此事告知こくち北條ほうじょう義よし時とき，公おおやけ曉あかつき就在前ぜん往義村むら宅たく的てき途中とちゅう被かむ長尾ながお定じょう景けい所ところ殺ころせ。享年きょうねん20。

公おおやけ曉あかつき犯行はんこう的てき背後はいご有ゆう北條ほうじょう氏し的てき源みなもと氏し討滅黑幕くろまく說せつ、三浦みうら義よし村むら（三浦みうら氏し）的てき北條ほうじょう打倒だとう黑幕くろまく說せつ、後鳥羽上皇ごとばじょうこう的てき幕府ばくふ崩壞ほうかい黑幕くろまく說せつ、公おおやけ曉あかつき單獨たんどく犯行はんこう說せつ，但ただし是ぜ，皆みな無む確證かくしょう。

参考さんこう文献ぶんけん

石井いしい進すすむ『日本にっぽんの歴史れきし 7 鎌倉かまくら幕府ばくふ』　中公ちゅうこう文庫ぶんこ、1974年ねん刊行かんこう。
奥富おくとみ敬之たかゆき　『吾妻あづま鏡きょうの謎なぞ』　吉川弘文館よしかわこうぶんかん　2009年ねん刊行かんこう。
山本やまもと幸司こうじ　『賴朝よりともの天下てんか草創そうそう』　講談社こうだんしゃ学術がくじゅつ文庫ぶんこ　2001年ねん刊行かんこう。
谷たに昇のぼる　『後鳥羽ごとば院政いんせいの展開てんかいと儀礼ぎれい』　思文閣出版しぶんかくしゅっぱん　2010年ねん刊行かんこう。

關連かんれん項目こうもく

外部がいぶ連結れんけつ